夏の終わりに・・・

　８月最終日。この夏を振り返ると、自然の脅威を感じる時が多かった気がします。「猛暑」「熱中症」「南海トラフ臨時情報」「台風10号」「大雨」「強風」と過去に経験したことがない暑さ、長さ、大きさです。今まで何回も夏を過ごしてきましたが、年齢を重ねる度に、少しずつ夏のイメージが変わりつつあります。これまでの夏のイメージは、太陽が燦々と降り注ぐ中で汗をかいても、ウキウキした楽しい気持ちで満たされていました。しかし、これだけ自然現象の変化が大きいと、楽しさだけではない恐れのようなものも感じました。次の時代を担う若い世代は、これから何回も夏を過ごすことになります。

　色々なことを感じた『2024 夏』が、間もなく終わります。

『2024 夏休み』の振り返り

　この『2024 夏休み』の振り返りです。大きなものだけでも、下記の活動がありました。

　【７月】

　　◯14日（日）東海高校

　　　『第35回 愛知サマーセミナー』護身術講座　

　　　　26年連続の講座に、30名の部員と30名の方の一般参加、総勢60名で大盛況。

　　◯27日（土）高蔵高校

　　　『令和６年度 第１回学校見学会』歓迎演武と体験入部　

　　　　1,000名の受験生や保護者の方の前で堂々の演武、体験入部にも20名が参加。

　【８月】

　　◯２日（金）東京武道館

　　　『第21回 全国高等学校合気道演武大会』

　　　　14年連続入賞を達成。また、全国の出場校を代表し、部長と副部長の２名が花束贈呈と謝辞を立派に担当。

　　◯６日（火）〜７日（水）内海

　　　『2024 夏合宿』

　　　　部員＋顧問の合計33名で実施。昼の練習やリハ、夜のレクと充実の１泊２日。

　　◯10日（土）露橋スポーツセンター

　　　『第35回 学校合気道連合会演武大会』

　　　　「団体の部」に６名、「個人の部」に３名が出場し、両部門とも１位の10年連続の入賞を達成。

　　◯24日（土）高蔵高校

　　　『昇級審査』

　　　　30名の部員の内、20名が審査受験。全員昇級合格。内訳は、２級２名、３級１名、５級17名。

　公式の大会や活動だけでも以上です。これ以外に「通常練習」「卒業生来校」「部活内面談」もありました。東へ西へ北へ南へと移動し、多くの出会いや経験を部員達と共に過ごしました。コロナ感染などの心配もありましたが、部員達はそれぞれが高い意識を持ち、地区大会・合宿・審査も一人の休みもありませんでした。上級生部員は、既に初段や１級の実力者揃いで、大会なども安心感がありました。しかし、新入生部員は初めての夏休みで、緊張もあったはずです。それでも17名の新入生全部員が武道の公式資格５級合格を果たすことができたことは嬉しかったですね。級のレベルに関わらず、それが自信となり、今後の活動の弾みになるはずです。これだけの多様な活動が出来るのも、多くの先生方や保護者の方や友人達の大きな支えがあってこそ、改めてこの場を借りてお礼を申し上げます。

　　　　

願うばかり

　今週は、連日『台風10号』関連がトップニュースです。しかし、予想外の進路スピードの遅さで、各地で大きな被害や影響をもたらしています。例年とは異なる夏の終わり。これ以上影響が無く、一刻も早く過ぎ去るのを願うばかりです。

小さな小さな意識

　夏休みも残り数日。毎年この時期に一抹の寂しさを感じるのは、私だけではないはずです。

　さて、武道の技には、正拳の握り・手刀の構え・指の方向・当てるポイント・角度など、素人の方にはわかりにくい小さなさな小さなこだわりが隠されています。最初に武道を学ぶ頃は、まず大きな動きを心掛けるのであまり意識しませんが、上達するにつれてそうした部分にも高い意識を持ち、練習する必要があります。1cm、もっと言えば1mm単位での誤差がその技の出来不出来を決めることもあります。どんなスポーツであれ武道であれ、ある程度のレベルに達すれば、そうした小さな小さな意識を持つことが求められます。どこまで技を深めても「完璧」「完成」はなく、次の課題が表れてきます。だからこそ、面白いのだと思います。

「人間関係」のコツ

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　ここ東海地方では、本日「線状降水帯」発生の予報です。以前には無かった気象用語で、自然の変化を感じます。『台風10号』と共に、要注意です。

　さて、この夏休みの部活中も、最初の「講話」で、色々な話をしました。その一つが「人間関係」についてです。若い世代、特に学生時代は、経験が少なく心が純粋なせいか、そうしたことで悩む子たちはとても多いですね。私なりに考える「人間関係」が上手くいく３つのコツを伝えました。キーワードは、「無敵」「主張と譲歩」「割り切り」。少しでも参考になり、心が軽くなれば幸いです。

タイトな１週間

　夏休み最終週の今週は、『台風10号』の影響を大きく受けそうですね。安全が第一です。

　さて、先週は、なかなかタイト（Tight きつい）な１週間でした。19日（月）「出校日」「県外出張」、20日（火）～23日（金）「部活動」「英語進学講習」「卒業生来校」「部活面談」、24日（土）「昇級審査」、25日（日）「遠方出張」と慌ただしく過ぎていきました。猛暑の中での移動もあり、後半は少し疲れました。幸い、心身共に健康です。感謝の気持ちを持ちながら、動ける時はしっかり動き、残り少ない休みを楽しみたいと思います。　

夏の「昇級審査」

　昨日、師範の先生に来校して頂き、夏の「昇級審査」を実施しました。30名の部員中20名が審査受験をして、２級２名、３級１名、５級17名と全員昇級合格を果たすことができました。師範からも「先日の地区大会もいい動きでした。今日の審査も日頃の鍛錬の成果が出ていました。」とお褒めのお言葉も頂きました。これで、『2024 夏休み』の公式大会は、全て終了です。

　昇級合格を果たした20名の部員は、改めておめでとう！㊗️　　また、上級生部員達も後輩部員達のために、よく指導してくれました。👏　この『2024 夏休み』の活動の振り返りは、後日行います。

『苦楽』の意味

　『苦楽』という言葉があります。苦しみと楽しみという意味ですが、最初に「苦」が来て、後ろに「楽」の順序です。反対の順序である『楽苦』という言葉はありません。何事も最初に一定の苦しみがあり、それを乗り越えると大きな楽しみがあると解釈しています。努力を重ねた勉強の後の「合格」や「良い成績」、しっかり練習した後の「勝利」や「入賞」など、日常生活全てに当てはまります。

　今日は夏の「昇級審査」。ここまで苦しい練習をこなし、何度も「模擬審査」を実施してきました。高いレベルでの楽しみな「全員合格」を目指します。

「部活面談」、終了！

　明日8/24（土）に夏の「昇級審査」を予定しています。今週は「通常練習」の他、最後の「模擬審査」を連日実施してきました。

　さて、この夏休みに継続してきた30名の部員一人一人の「部活面談」が昨日で全員終了しました。部活指導中の合間に連日２～３人ずつ面談、特に今週は英語の進学講習もあったので、結構ハードでした。しかし、無事に終了して安堵しています。 まだ明日の審査を控えており、全体の講評をするのは早いですが、各部員がこの夏休みやこれまでの活動に大きな達成感や満足感を感じているようです。また、全体練習の中では気付かない部員の一面を改めて知ることも出来て、私自身確かな手応えを感じています。

　やはり、一人一人時間を掛けて丁寧に向き合い、聞くこと・話すことは大切だと思います。😌 

同じ状態で・・・

　人間の一番強い状態は、心は「平常心」、体は「自然体」だと思います。しかし、日々の生活の中では、予想外のことが起きるなどして、人間である以上どうしても心や体が乱れる時はあるものです。出来るだけその振れ幅を少なくすることで、心も体も同じ状態で人を見て、物を考えることができるはずです。私達教育者は、多くの生徒さんをお預かりして導いていかなければいけない人相手の仕事である以上、大きな責任が求められます。「教育」が難しいと言われる昨今ですが、最大限いつも心も体も同じ状態を心掛けたいです。

模範的な３名の卒業生

　雨も上がり、晴天。まだまだ熱中症に注意です。

　さて、昨日、合気道部卒業生で大学２年生のY君、Gさん、Nさんが差し入れ持参で来校してくれました。最初に、「自己紹介」「近況報告」。現高3部員以外は、初対面。部員達は、皆真剣な表情です。

　

　「通常練習」の様子も見てもらいました。全国大会入賞者でもあり、講評は鋭く、的確です。

　

　久しぶりに練習を見ていて、体を動かしたくなったようです。後輩達に受けを取ってもらいました。さすが、初段取得の有段者！　まだ体が十分動きます。　

　

　

　

　後輩達からの質問タイムでは、大学生活や個人的なことまで、丁寧に答えてくれました。ある市の観光大使就任、大学入学式での総代経験、アパレルや飲食でのアルバイト、専攻学部の様子、将来の夢など、楽しくて面白い話をたくさん聞かせてくれました。模範的な卒業生は、顧問とは違う本当に大きな存在です。後輩部員達にも、良い交流時間となりました。卒業後も続く「絆」は、本当に宝物であり、教師冥利の瞬間です。３名の卒業生の益々の活躍を願っています。👏

活気の『R６ 全校出校日』

　久々の大雨、少しは気温が下がることを願いましょう。

　さて、昨日は、夏休み唯一の「全校出校日」でした。午前中のみの短時間。中学は９月の「弁論大会」クラス予選、高校は「文化祭」「進路」準備と慌ただしく過ぎました。やはり、生徒さんの明るい笑顔を見たり元気な声を聞くと、元気が出ます。😄 

　

残り４分の１

　お盆休みも終わりました。しかし、猛暑は続くようですね。

　さて、今日は夏休み唯一の「全校出校日」。全学年が久しぶりに揃うことになります。これで、長かった休みの４分の３が終わり、残り４分の１になりました。合気道部の練習も明日から再開し、週末に控えた「昇級審査」に臨むことになります。この夏休み最後の大きな活動目標であり、武道の公式資格認定試験。夏休み前半の大会などでは、順調に結果を残すことができました。審査も、いつも通リ高いレベルでの全員合格を目指します。

敬う心

　連日、ここ名古屋が全国で最高気温とニュース報道があります。しかし、この猛暑の日々を何日過ごしても、慣れることはないですね。８月中ばを過ぎましたが、まだまだ辛抱が必要です。💦

　さて、このお盆期間中は、お墓参りも済ませ、ご先祖様へ色々なお礼や報告もできました。当たり前の日本の伝統ですが、次の世代である子ども達へ「敬う心」は伝えていきたいことです。📿

「押し」と「引き」

　合気道の中に「胸取り」や「肩取り」という技があります。取り（相手）に自分の胸や肩を掴ませて、それを捌く技です。基本は自分の力を前に「押し」て崩しますが、取りの力が強いとそれができません。そこで、真逆の動きである取りの力の「引き」をすることで、崩しができる場合が多いです。「押しても駄目なら、引いてみな」という言葉があります。一つの難しい局面を打開するためには、色々な方法があることを教えてくれます。