11年

　11年前の今日、太陽に移り住みました。とうとう12年目に突入です。

　11年前、中学生だった女の子が、先日美術館で結婚式を挙げました。ＮＨＫでもニュースで放送されたり、北海道新聞でも記事になったので、道内の人は目にした方もいるでしょう。もちろん写真撮影を頼まれたのでたくさん撮りましたが、プライベートな事なのでここでは公開しません。母校での結婚式に感激していたようで、とても温かい結婚式でした。
　それにしても、中学生だったＭちゃんが結婚かぁ。俺も歳をとるはずだよねぇ…（^^；

ドカ雪

　昨日は朝から大雨だったのだが、午後から雪に変わってどんどん積もりだした。今年は積雪も少なく、このところの暖かさもあって景色は「もう４月か？」というくらい雪も無くなっていたのだが、もの凄い勢いで積もっていった。
　夕方から乳検の仕事があったので積雪３０ｃｍほどの中をクルマで出発したのだが、道路に除雪が全く入っていないので「ちょっとヤバイかな…」と思い始めた。しかも今日行く酪農家さんは結構な急坂の上にあり、その坂を登れないような気がしてきた。それに、もし登れたとしても、仕事を終えてから自宅に戻る頃にはさらに積雪が増えているだろうから、下手したら途中で立往生してしまうかもしれない。
「よし、今日はもう行くのを止めよう」と決心し、Ｕターンをしようと思うのだが、この状況で切り返しをしていたらスタックしてしまうかもしれない。というか、湿った重い雪だったので、４ＷＤでも一度止まったらもう再発進すら出来なくなってしまうかもしれない。
「とにかくこの峠を下りて、最初にある農家のＳさんちが除雪をしていたら、その敷地でＵターンができるかもしれない」と思い、轍にとられるハンドルを必死に修正しながら時速４０キロほどで、とにかく止まらずに進んだ。すると案の定、Ｓさんがトラクターで除雪の最中だった。
　なんとかＵターンして家に戻ろうとしたら農協職員のＩくんから電話があった。
「（今日行くはずだった酪農家の）Ｓさんから『まだ来ないんだけど』って電話あったんですけど、今向かってるところですか？」
「うん。向ってたんだけど、この雪じゃ危ないわ。もう引き返すから明日行くって言っといて」と伝言を頼み、どうにかこうにか自宅に戻ったのであった。

　で、今朝起きてみたらまだ雪は降っていて、積雪はさらに増えていた。当然夜間に除雪なんてしないから、もうランクルみたいなクロカンタイプの４ＷＤじゃなきゃとてもじゃないけど走れない。今朝は別の酪農家さんのところに行く予定だったのだが、「この雪じゃ行けませ～ん。明日にしてください」と電話をしてもう一回寝た（笑）
　起きた頃には雪は止んでいたけど、景色は４月から一気に１月２月に戻ってしまった。ちょっと遅めの朝食を食べてから家の前の除雪をしようと思っていたら、ちょうど近所の畜産農家のＫくんがタイヤショベルで除雪に来てくれた。「わ～、救世主！」


Ｋくんが開通させてくれた道。タイヤの跡は、ここまで来たけどこの先行けなくてＵターンしたクルマの跡。


この状態じゃ、この先行けないよね～（^^；


積雪は６０ｃｍ！　この時期に雪なんてもういらないよー！！


　さて、今日の乳検には行けるでしょうか？

711系&三弦橋

　３月１４日のダイヤ改正では、トワイライトエクスプレスだけでなく７１１系電車も引退してしまう。こちらは全く撮っていないというわけではないのだが、引退まで一ヶ月を切ってから「さよなら７１１系」の特製ヘッドマーク（というかステッカー）を張り付けて運行しているので、一応その姿も押さえておきたい。で、一番効率的にカット数が稼げるのは平日の滝川周辺。しかし、乳検の仕事との都合で行ける日は今日が最後。しかも２編成のうち１本は国鉄色のＳ－１１０編成だ。このミッションのために昨夜は１０時に寝て今朝は３時に起きた！　事前に手製のダイヤグラムを作成し、ストリートビューでロケハンもして準備はバッチリだ！（笑）
　しか～し、最初のポイントは霧に包まれていた…

滝川駅手前の踏切。メインターゲットのＳ－１１０なのに～（＞＿＜）


滝川まで３両編成の２連、６両でやってきた列車は、滝川で分割されて先発・旭川行きと後発・江部乙行きとなるので、滝川で１０分停車する。
その間に先回りして撮影したのだが、相変わらずガスってます…

上の列車の１３分後に発車の江部乙行きもほぼ同じ条件なので写真は割愛。
オペレーションは完璧だったのに、霧のバカ～！！


で、その江部乙行きがすぐに折り返してくるので撮影ポイント変更。ちょうど７２１系と離合しました。


キハ１８３系も長くないだろうから撮っておかないとね。両側スラント車両だったぞ♪


旭川まで行って折り返してきたＳ－１１０編成。さっきはガスってたから気がつかなかったけど、だいぶ塗装が色褪せてるなぁ…
国鉄時代の「くるくる電車ポプラ号」をイメージしたヘッドマークだけど、当時より若干サイズが小さいような…

　本当はもっと撮りたいけど、今日は夕方から乳検の仕事だから７１１系の撮影はこれにて終了。帰りしなに今日のもうひとつの目的、三弦橋を撮影しに夕張へ。


おっと、その道中にコレもあった！　三井芦別鉄道の保存ＤＬ。なんと！鉄橋の上に止められているのだ。


三弦橋を遠方から望む。


シューパロ湖に架かる大夕張森林鉄道夕張岳線第一号橋梁。通称「三弦橋」


橋桁の断面が三角形になっているのがその名の由来。建設費用の節減や周囲の景観との調和という側面があるようだが、非常に珍しい橋梁。

　なぜこの三弦橋の写真を撮りたかったかのかというと、もうこの姿も見納めとなる可能性が高いから。昭和３０年代、大夕張ダムの建設によりシューパロ湖という人造湖ができ、それまでの夕張岳線の線路が水没するので昭和３２年に建設された三弦橋。実際には６年間しか使われなかったのだが、その美しさから夕張の人たちに愛され、地域の象徴的な建造物であった。しかし昨年、大夕張ダムのすぐ下流側にさらに巨大なシューパロダムが完成し、大夕張ダムもろとも水の底に沈んでしまう事になったのだ。
　実は昨年、完成したシューパロダムの安全性を確認するために、最大限の水を貯める灌水試験が行われ、大夕張ダムも三弦橋も一度完全に水没した。安全性が確認された後、放水と冬場の水位低下によって再び姿を現した三弦橋だが、今後はシューパロダムの本格運用に伴い徐々に水位が上がって再び水に沈む。水位が下がる冬場や異常な渇水時には一部が顔を出す可能性もあるが、橋全体が見られる事はもう無いかもしれないと言われているのだ。


シューパロダムの内側。ダムの側面に赤、黄、青の目盛りがあるが、通常は青の範囲内で水位が変動する。画面右側に顔を出しているのが大夕張ダムの頭頂部。この水面の高さが先ほどの三弦橋のカットの水位なので、橋全体が姿を見せるのは非常に難しいだろうというのが理解できる。

　というわけで、７１１系はちょっと残念だったけど、まぁまずまずの一日だったかな。

遅延

※昨日（３月５日）のことです。

　昼過ぎ、ペンちゃんから電話があった。
「今日のトワイライト、６時間遅れで札幌に向かってるよ。“ギラリ”撮ってくれば～？」
　むむっ！　という事は、恵庭あたりを15時過ぎに通過するって事か。天気びみょ～だけど、午後は仕事ないから行くだけ行ってみるか…　という事でスクランブル発進！


うす～い雲はあるけど、一応太陽は出てる。でも、このアングルではギラらなかった…


あー、もっとこっちかーー（＞＿＜）　事前に他の列車でもっと練習したかった…


やはり車体はくたびれているようで、塗装の下のサビが…


やっぱステンレスの車体はよくギラるね～♪　こういうのが撮りたかったんだけど…


で、上りの北斗星は定時なので、雪のあるうちに撮っておきたかった薄暮の中の走行シーンを。


月が出てた。

　結局、今日の下りトワイライトエクスプレスは約6時間半遅れで札幌に到着したので、本来の上りの発車時刻14:05をとっくにぶっちぎっている。ＪＲ北海道の列車運行情報でも「19時以降の発車予定。決まり次第発表します」と出ていた。そこで、とりあえず苫小牧まで戻ってラーメンで腹ごしらえ。その間に「19時半頃発車の予定」となったので、千歳方面に戻りながら撮影ポイントを探す。
　しかし、すでに完全に真っ暗で、なかなか良さげな場所が見つからない。だいたい、暗過ぎてピントも合わせられない。仕方がないので踏切で撮影。


通勤電車なら車内の照明も明るく、多少は雪面を照らしてくれるけど、寝台列車ではこんな光量は望めないだろうなぁ。先頭はディーゼル機関車が２両だし…


やっぱり悲しいくらい真っ暗。踏切に止まっているクルマのヘッドライトで若干下回りが見えているけど…
機関車の前面に反射しているトレインマークで、分かる人にはトワイライトだと分かると思う（^^；
ちなみに、画面上に写っているのは先ほどのお月さん。


乗ってみたかったなぁ…


さようならトワイライトエクスプレス。もうこれで見納めかな（T_T）

　遅延情報を教えてくれたペンちゃんのおかげで、イレギュラーな撮影ができました。ありがとね♪