太陽日記

北海道移住10年を機に、日記をこちらに引っ越しました。気が向いた時にひっそりと更新します(笑)

タラコとサクラ

2024-05-05 13:17:45 | 日記
 北海道は例年、GWが明けた頃から桜が見頃となる事が多いのですが、最近はGW後半にはピークを過ぎているという事も多くなってきました。そして今年もGWの前半には満開を迎えているところが多く見受けられました。根室本線の滝川~富良野間も同様で、ネット上には桜とキハ40の画像が多く投稿されています。北海道での桜とキハ40のコラボは今年が最後なので自分も行こうとは思うのですが、どうしても「どうせ行くならタラコかツートンの時に撮りたい」という思いが強く、機をうかがっていました。そして、滝川始発から3.5往復の運用にタラコが入る可能性が高い5月3日にようやく行く事ができました。実は滝川~野花南間は今まで撮影に行った事が無いので土地勘が無く、ネット上の画像やGoogleマップのストリートビュー、衛星画像の3D表示などで撮影地を調べまくり、マップにマーキングして撮影に臨みました。


 通いなれた富良野までなら所要時間が読めたのですが、赤平までの時間をちょっと読み違えました。赤平駅周辺の桜の多いポイントに行こうとしましたが、時間が厳しくなってきたので一発目は茂尻で撮影。滝川からの始発列車2471Dです。


 この場所には桜の木が無いのは分かっていましたが、S字カーブの感じは良さげだと思っていたのでOKです。








 前後左右をコンプリート。この1749は今月にも検査が切れて引退ではとウワサされています。


 赤平に移動して芦別始発の2470Dを撮影。


 この時間のこのアングルは晴れると逆光なので、曇っていたのは逆にラッキー。左側は小さな公園になっていて桜の木が多いのですが、多くの木はピークを過ぎてしまっていて、この木はまだマシな方でした。


 次はネット上の画像を参考にしたのではなく、Googleマップの衛星画像3D表示とストリートビューで「こんな写真が撮れそうだな」とアタリを付けて行ってみた場所から。3D表示をこねくり回して多少の高低差があり、木々の間からピンポイントで抜けそうだと思っていましたが、ホントはもうちょっと左側のカーブが見えるのではと思っていました。手前に電柱があって2両編成だとどうしても串刺しになってしまうのも誤算でしたが、辛うじて1本だけ桜の木がありました。


 次はその桜の木の近くに行ってみました。ピークを過ぎてしまった桜が多い中、この木は今まさに満開といった感じでした。ココで会った人は昨日も撮影に来ていたそうですが、沿線の桜は昨日はまだだいぶ花が残っていたものの、一晩でかなり散ってしまったと言います。エゾヤマザクラって咲き始めると一気に満開になって、気温が高めな日が続くとすぐに散ってしまうんですよね。そんな中で満開の桜とキハ40を撮れましたが、白だし、手前にケーブルがかかってしまっているのが残念。


 次は富良野から戻って来るタラコを迎え撃ちに先程の小さな公園にやって来ました。すると、程よく桜が残っている木の下に先客が5~6人。ケツ撃ちの方向にカメラを構えているので、順撃ちの場所では彼らの邪魔になってしまって撮れません。仕方がないので一人だけ集団から離れて公園の一番端っこへ。右側の木は下半分が完全に葉桜だし、全体的に花の密度が低いのでちょっと残念なカットに。コレもケツ撃ちですが、顔に陽が当たっているのは良き。また、広角レンズ縦位置でこの場所に被写体を置くと、かなり歪んでしまいます。実際原版ではアゴが出たようにビヨ~ンと歪んでいましたが、Photoshopの広角補正で少し修正。自分のスキルではコレが限界でしたが、原版よりはマシになりました。


 続いて、滝川から戻って来る2往復目の2475D。今日はどこかで「桜の間からひょっこりはん」を撮ってみたいと思っていましたが、なんとかそれを撮れそうな場所を発見。今日は風が強いので脚立の上に立ってコレを撮るのは難儀しましたが、なんとか撮れました。最初、トラックや工場が写り込むのがイヤだなぁと思っていましたが、それらが白いおかげでタラコのキハ40が浮かび上がる効果があって結果オーライでした。


 10分ほどで富良野からの2476Dがやって来るので、すぐ近くに咲いていたタンポポ越しに撮影。柵が邪魔だなぁ。


 イイ感じの桜と撮れる場所はあまり無さそうなので、この時期ならではの鯉のぼりと撮れる富良野~野花南間に戻ってきました。今日は風が強いからあえてなのか、てっぺんまでは上がっていませんでした。また、お兄ちゃん鯉が“ねじらさって”(北海道弁)支柱の反対側に行っちゃってるのが残念でしたが、鯉のぼりとキハ40のコラボも見納めです。


 続けてカメラを振って撮り続けます。


 ホント、タラコのキハ40は画になりますね。


 再び赤平方面に戻りつつ、Googleマップやストリートビューでアタリを付けた場所をロケハンしてみましたが、あまり「当たり」な場所はありませんでした。晴れてきたので、朝曇っていた満開の桜の木に戻ってきました。曇っていると白っぽい空に桜が同化して目立たなくなるので、朝は山が背景になるアングルで撮影しましたが、このアングルは手前に農業用の溜め池があってイイ雰囲気です。


 引き続きカメラを振って撮影。やっぱりケーブルが邪魔だなぁ。


 約1時間半後の2479Dもココで撮りました。先程よりも寄り気味で。陽が傾いてきてケーブルが光っちゃいました。


 最後のタラコは、光線状態は良くなっているはずと思って朝にも撮った場所へ。確かに光線状態はバッチリでしたが、桜が悲惨な状態になっていました。今日は風が強かったとは言え、8時間半でこんなに変わる?


 仕方がないので踏切を渡って一番花が残っている場所で撮影。こちら側だと車両の側面が陰になってしまうのは承知の上での撮影でした。タラコはこの後、滝川で白と連結して2両編成で富良野まで走って今日の運用を終えるので、撮影はココまでにして帰宅しました。結果的には桜のピークは過ぎてしまっていたので必ずしも満足のいく撮影ではありませんでしたが、桜との最後のコラボを撮れたのは良かったです。また、ホントは桜越しの流し撮りもやってみたかったのですが、それに適した場所を見つけられませんでした。やはり「撮れるうちに撮っておかないと」ですね。
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