LOVE❤にいかっぷの中のひと展２ 第２弾

　LOVE❤にいかっぷの中のひと展２の第２弾ですが、実は9月4日にレ・コード館の優駿の塔の展望室に設置して翌5日から開催したのですが、ご存知の通り9月6日の未明に「平成30年北海道胆振東部地震」が起こりました。展望塔なので揺れは激しかったようで、テナントとして入っていた「喫茶ぶれす」は食器類やコーヒーメーカーなどの機器類に被害が出て営業を休止。しばらくは余震も続くと思われるので展望室自体が当面休止という措置が取られました。予定では17日までの開催だったので、急遽レ・コード館の1階ロビーに場所を移して写真展を継続する事になりました。今日、その展示を行ってきました。


場所はエレベーター乗り場の裏手。パーテーションをお借りして19点のパネルを展示しています。
遠目に見るとレ・コード館名物のレコードジャケットの一部のよう（笑）


幸い、パネルに被害はありませんでした。




節電のため明かりは自然光に頼るしかありませんが、ご覧頂ければ幸いです。

ライフライン完全復旧

　昨日の午後、新冠温泉に行ってきました。地震発生後２晩お風呂に入っておらず、体は汗拭きシートがあったので対処できましたが、頭が洗えないとさすがに痒くなってきたので温泉へ。食材の手配に苦労しているだろうからレストランはやってないかなと思ったのですが、普通に営業していて拍子抜け。なんか街は普通の生活をしている！
もっと遅い時間だったら夕食も済ませたところだけど、まだ３時過ぎだったので風呂だけ入って買い出しに行った。もうほとんど売り切れだとは思うけど、とりあえずコンビニやスーパーのあるエリアに向かうと、最初のコンビニに配送のトラックが止まっていた。「こりゃ何か手に入るかも！」と思って店内に入ると、まだ配送用のケースに入っている菓子パンを発見。「これもう買えますか？」と聞くと「はい、大丈夫ですよ」と言ってくれたので他のカップラーメンなどと一緒にレジに持って行くと、その菓子パンだけレジでエラーが出てしまう。バイトくんが店長に聞きに行ったが、納品の検品は済んでいるものの、まだPOSシステムに入っていない商品なので売れないと言う。モノがあるのに売れない！？　何でもシステムで管理する現代社会の弊害だ。昔の八百屋さん方式だったら「はい、まいどあり～！チャリ～ン！！」で終わりなのに。
文句言っても売ってくれないのだから仕方がない。他のコンビニやスーパーに行ってみる。すると、見事に棚は空っぽ。某スーパーで多少の食料を調達したけど、あれだけ空っぽになった棚を、全部以前のように商品を揃えるのも大変だろうな。
　帰りに先程のコンビニに寄ってみると、例の菓子パンが買えるようになっていて辛うじて残っていたので無事にゲット。また、晩ご飯用にほか弁に寄ってみた。売り切れている商品もあったけど、肉野菜炒め弁当を注文。すると最後のひとつだったようで、次に来たお客さんが注文したところ「ごめんなさい、肉野菜炒め、終了です」と言われていた。
　そんなこんなで風呂に入ってさっぱりし、多少の食料も調達して帰宅。電気は相変わらず復旧していないので、LEDライトとろうそくの明かりで夕食を食べ、多少はラジオを聞いて時間を過ごしていたけど、やる事が無くて８時過ぎにはベッドに入った。そのベッドの中でうつらうつらしていた8:40頃、突然電気が復旧した。停電した時が夜中だったので照明は常夜灯だけだったのだが、真っ暗闇の中で突然灯った常夜灯は「こんなに明るかったっけ？」と思うほど明るく、次々と電源が入る家電製品を見て思わずガッツポーズ。ただ、携帯だけは未だに圏外だった。

　そして今朝。普通にテレビが見れて普通にボイラーが温かいお湯を出してくれて普通に冷蔵庫の中が冷えている。普通に生活できることが何と有難い事よ！　ただ、その時点ではまだ携帯は圏外のままだった。そしてその携帯問題が復旧したのは午前10時頃だった。ここにようやくライフラインは完全復旧。今回はまだ温かい時期だったから良かったものの、これが真冬だったら死活問題。真剣に発電機の手配を考えなければ。また、自分のところが元に戻ったからと言って喜んでばかりもいられない。未だに行方不明の方や避難所で過ごされている方もいる。一刻も早い復旧を願うばかりです。

残りの1%

報道によると、99%は電気が復旧したらしいけど、ウチはまだ停電中です。未だに停電なのは1万9000世帯らしいです。新冠では主に2系統の送電網があります。新冠川沿いのいわゆる本沢地域と厚別川沿いの西沢地域。ウチは西沢地域にありますが、そのエリアの送電網は富川系統と言われています。富川と言えばウチよりも更に震源地に近いワケで、その影響かもしれません。もしかしたら最後まで残るエリアかもしれず、先が思いやられます。
携帯も太陽にある基地局は停電時のバッテリーが切れたらしく圏外。太陽の中でも高台に来れば笹山という遠くの山の基地局の電波を拾うので何とか繋がりますが、3G回線なので重たいページは開けません。今も牧場のバイトに来たついでに書き込んでいます。ウチに帰ったら圏外なので何も出来ません。
街のスーパーは閉店してる店もあるし、やってる店は行列が凄いらしいです。実家の親が物資を送ろうとしたものの、宅配業者が受け付けないくれないらしいです。被災するってこういう事なのね...

無事です

未明に発生した地震ですが、大きな揺れが来てから緊急地震速報が鳴り、その揺れの大きさと速報とのタイムラグから「こりゃ近いな。震源が日高沖とかだったら津波がヤバイな」と直感しました。すぐに停電になったのでテレビが見れず、スマホで情報を見ようと思ったら圏外になっていてこちらも見れず。仕方がないので明るくなるまで二度寝。その間も余震が頻発。海沿いが無事であってくれと祈ってました。
その後、明るくなって起きても電気・携帯の状況に変化なし。ラジオを探し出してきて聞こうとするも乾電池が液漏れしてて接点がガビガビ。カッターの刃で接点をガシガシしてなんとかラジオ復活。するとどうやら震源は安平町付近らしく、津波の心配はないとのことで一安心。新冠は中心部が海沿いにあるので大津波が来たら一発でアウトだからね。
また停電の関係か、新冠の震度が発表されてないけど、体感的には5強って感じかな。ウチでは小物が2〜3個落ちた程度だったけど、引き戸になってる扉が5cmほど開いていた。どちらかといえば横揺れが大きかったからね。
ラジオから聞いた情報では新冠では固定電話・携帯電話ともに単純に停電だからではなく、通信システムにトラブルが起きて通じなくなっているらしい。車は昨日ガソリンを満タンにしたばかりだから、携帯の充電のためにエンジンかけるのは全く問題無し。でも圏外になってたら意味ないな。昼前には携帯は使えるようになったけど。
水道は出るしガスはプロパンだから、ライフラインで困るのはやっぱり電気。冷蔵庫は開けたくないので朝食はお菓子と缶コーヒー。昼食はカップラーメンで済ませた。夜はご近所さんが「発電機でご飯炊けるから、カレー食べにおいで」と言ってくれている。また、自治会の連絡は班長がFAXで行うんだけど、当然FAXは使えないので班長が一軒一軒言って伝えなければならない。今年は自分が班長なので、週末に行う予定だった敬老会の延期のお知らせを伝え回っているときに「トウキビいるかい？いっぱい採れていっぱい茹でたから持って行きな」と、大量のトウキビを頂いた。こんな時には本当にありがたい。田舎のいいところだね。今さら街に買い出しに行っても食料品は品切れ続出だろう。しばらくご近所さんの世話になりそうだ。
電気の完全復旧には1週間以上かかりそうだという情報もあるけど、なんとかサバイバルするしかない。