太陽日記

北海道移住10年を機に、日記をこちらに引っ越しました。気が向いた時にひっそりと更新します(笑)

711系&三弦橋

2015-03-09 21:31:46 | 日記
 3月14日のダイヤ改正では、トワイライトエクスプレスだけでなく711系電車も引退してしまう。こちらは全く撮っていないというわけではないのだが、引退まで一ヶ月を切ってから「さよなら711系」の特製ヘッドマーク(というかステッカー)を張り付けて運行しているので、一応その姿も押さえておきたい。で、一番効率的にカット数が稼げるのは平日の滝川周辺。しかし、乳検の仕事との都合で行ける日は今日が最後。しかも2編成のうち1本は国鉄色のS-110編成だ。このミッションのために昨夜は10時に寝て今朝は3時に起きた! 事前に手製のダイヤグラムを作成し、ストリートビューでロケハンもして準備はバッチリだ!(笑)
 しか~し、最初のポイントは霧に包まれていた…

滝川駅手前の踏切。メインターゲットのS-110なのに~(>_<)


滝川まで3両編成の2連、6両でやってきた列車は、滝川で分割されて先発・旭川行きと後発・江部乙行きとなるので、滝川で10分停車する。
その間に先回りして撮影したのだが、相変わらずガスってます…

上の列車の13分後に発車の江部乙行きもほぼ同じ条件なので写真は割愛。
オペレーションは完璧だったのに、霧のバカ~!!


で、その江部乙行きがすぐに折り返してくるので撮影ポイント変更。ちょうど721系と離合しました。


キハ183系も長くないだろうから撮っておかないとね。両側スラント車両だったぞ♪


旭川まで行って折り返してきたS-110編成。さっきはガスってたから気がつかなかったけど、だいぶ塗装が色褪せてるなぁ…
国鉄時代の「くるくる電車ポプラ号」をイメージしたヘッドマークだけど、当時より若干サイズが小さいような…

 本当はもっと撮りたいけど、今日は夕方から乳検の仕事だから711系の撮影はこれにて終了。帰りしなに今日のもうひとつの目的、三弦橋を撮影しに夕張へ。


おっと、その道中にコレもあった! 三井芦別鉄道の保存DL。なんと!鉄橋の上に止められているのだ。


三弦橋を遠方から望む。


シューパロ湖に架かる大夕張森林鉄道夕張岳線第一号橋梁。通称「三弦橋」


橋桁の断面が三角形になっているのがその名の由来。建設費用の節減や周囲の景観との調和という側面があるようだが、非常に珍しい橋梁。

 なぜこの三弦橋の写真を撮りたかったかのかというと、もうこの姿も見納めとなる可能性が高いから。昭和30年代、大夕張ダムの建設によりシューパロ湖という人造湖ができ、それまでの夕張岳線の線路が水没するので昭和32年に建設された三弦橋。実際には6年間しか使われなかったのだが、その美しさから夕張の人たちに愛され、地域の象徴的な建造物であった。しかし昨年、大夕張ダムのすぐ下流側にさらに巨大なシューパロダムが完成し、大夕張ダムもろとも水の底に沈んでしまう事になったのだ。
 実は昨年、完成したシューパロダムの安全性を確認するために、最大限の水を貯める灌水試験が行われ、大夕張ダムも三弦橋も一度完全に水没した。安全性が確認された後、放水と冬場の水位低下によって再び姿を現した三弦橋だが、今後はシューパロダムの本格運用に伴い徐々に水位が上がって再び水に沈む。水位が下がる冬場や異常な渇水時には一部が顔を出す可能性もあるが、橋全体が見られる事はもう無いかもしれないと言われているのだ。


シューパロダムの内側。ダムの側面に赤、黄、青の目盛りがあるが、通常は青の範囲内で水位が変動する。画面右側に顔を出しているのが大夕張ダムの頭頂部。この水面の高さが先ほどの三弦橋のカットの水位なので、橋全体が姿を見せるのは非常に難しいだろうというのが理解できる。

 というわけで、711系はちょっと残念だったけど、まぁまずまずの一日だったかな。
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