太陽日記

北海道移住10年を機に、日記をこちらに引っ越しました。気が向いた時にひっそりと更新します(笑)

2429D

2024-04-08 16:46:50 | 日記
 根室本線の富良野~新得間が廃止になってから1週間が経ちました。2016年の台風被害によって列車による運行が分断されてしまうまでは、「日本一運行時間が長い定期普通列車2429D」という名物列車がありました。(2015年3月のダイヤ改正で2427Dに変更) 「運行時間が」と注釈が入るのは、「運行距離」だと山陽本線岡山~新山口間を走る371Mが日本一の315.8kmで、2429D滝川~釧路間の308.4kmを上回っているからです。しかし371Mは複線区間を走る電車なので所要時間は5時間45分。それに対して2429Dは単線区間を走る気動車。列車の行き違いや特急退避などで停車時間が長い駅が複数あるので、所要時間は8時間2分と2時間以上も長いのです。そんな2429Dに2010年に乗車しています。今日はその時の様子を振り返ってみたいと思います。

 2010年7月17日から19日にかけて、海の日に絡んだ3連休に鉄道趣味仲間数名と「“ほぼ”国鉄型車両のみで行く北海道乗り鉄旅」というものを自分が企画立案して行いました。“ほぼ”と注釈が入るのは、3日目の深川~旭川間で、行程上どうしてもスーパーカムイ(※当初の記事ではスーパー宗谷と記述していましたが、スーパーカムイの誤りでしたので訂正しました)に乗らないと乗り継げないからで、それ以外は「三連休おでかけパス(普通列車用)」というきっぷを使ったので、乗車するのも普通・快速列車のみというなかなかにハードな乗り鉄旅でした。その中でもメインの列車のひとつが2429Dでした。


 まずは札幌から711系の127Mに乗り滝川へ。当時の根室本線は2429D推しでした。


 確か当時は釧路支社のサイトにタラコの運用情報が載っていたり、比較的2429Dに優先的にタラコが充当されていたりしたけど、この日はタラコじゃないことが事前に判っていたような気がする。滝川発車時は1両でした。


 釧路行きのサボ


 電光掲示板には「日本一長~いローカル線」の文字が。他には「日本一運行時間の長い普通列車」という文字も表示されていた。滝川発車は9:37。


 野花南で2428Dと交換。こちらも池田~滝川間244.4kmを5時間7分と、なかなかの列車。


 10:45富良野着。発車は11:06。


 ココで後ろに1両連結して2両編成に。


 5番線にはノースレインボーエクスプレス、その横にはクリスタルエクスプレスが。どちらもフラノラベンダーエクスプレスとして札幌~富良野間で活躍していましたが、今では共に引退してしまいましたね。この頃は華やかでした。


 落合で2432Dと交換。1749のタラコでした。あたしゃアンタに乗りたかったよ。


 この当時はまだタイフォンが残ってるし運転席のHゴムもグレーだね。


 落合では16分ほど停車。


 2432Dが行ってからもまだ8分ほどあるので反対側のホームから2429Dを撮影したり…


 駅を出て写真を撮ったりしていました。のんびりしたもんですね。


 次の新得では777のタラコが昼寝をしていました。2駅連続でタラコに遭遇するなんて、そっちに乗りたかった身としては、ツイているのかいないのか。


 窓が開くキハ40の乗り鉄は最高ですね!


 13:51帯広着。発車は14:22。帯広駅では改札を出て豚丼をテイクアウト出来るのを知っていたので、ちょっと遅めですがお昼ご飯をココまでガマンしていました。しっかり白い紙をレフ版代わりにしてサッポロクラシックが黒く潰れないように撮ってます(笑)


 浦幌では3両目のタラコ1758に遭遇。だから、そっちに乗りたいんだってば!(泣)


 あと1年足らずで北海道のキハ40は引退となってしまいますが、2両のタラコは一足先に引退という噂もあります。


 常豊信号場で貨物列車と交換。


 今は信号場となってしまった古瀬駅。板張りのホームはまだ張り替えて間もない感じだけど、いかにも北海道の駅って感じでイイですね。


 特急スーパーおおぞらと交換するので9分ほど停車します。


 のんびり乗り鉄旅ならではの光景ですね。


 もうすぐ終点の釧路ですが、大楽毛で貨物列車と最後の交換。しかしこのDFきったねぇなぁ。


 17:39釧路着。8時間2分の日本一運行時間が長い定期普通列車の旅が終わりました。長かったけど楽しかった~♪


 後ろに見えるホームのキオスクは今はもう無いみたいだ。駅ビル内でセブンイレブンとの複合店になったらしい。時代ですね。


 2429Dの旅はココで終了ですが、今宵の宿は根室。同じホームから18:30に発車するキハ54の5639Dに乗車します。


 程なく夜になるので車窓からの風景は翌朝の楽しみにして、ほとんど寝ていた記憶が。20:49根室着。


 当時は2429Dに乗って釧路駅で下車すると、こんな完全乗車証明書がもらえました。線路が途中で途切れてしまった今となっては、やりたくても出来ない旅となってしまいましたね。「“ほぼ”国鉄型車両のみで行く北海道乗り鉄旅」の全容はいずれ記事にしてみたいと思います。
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