太陽日記

北海道移住10年を機に、日記をこちらに引っ越しました。気が向いた時にひっそりと更新します(笑)

感謝の命日

2024-11-01 14:33:19 | 日記
 今日は19回目のMiyukiさんの命日です。普段、日々の生活に追われているとつい忘れがちになってしまいますが、今年21年目に突入した北海道生活も全てはMiyukiさんに出会った事がきっかけです。毎年この日が近付くと、あらためてMiyukiさんのおかげだなぁと思うのです。もともと好きだった北海道で、もともと好きだった鉄道の写真を撮れているのもそのおかげ。今日は先日撮影に行った根室本線のキハ40の事を記事にします。

 一時はもう引退してしまったと思われたツートンのキハ40 1759ですが、10月26日にはタイ国鉄関係の団臨として走った模様。そして翌27日の926Dから再び根室本線滝川口の運用に入り、30日が撮影のチャンスと思われました。ただ、29日に異変が起こりました。通常1両で回送される回923Dが北海道色2両となり、しかも若干の異音を伴って走行していたとの情報がネット上に上がりました。そして夜の926Dも北海道色2両で運行されたようなので、1両に何らかのトラブルが発生したのは確実です。また、JR北海道のサイトには車両不具合による運休の情報は無く、現在運用に入っている車両でやり繰りしたのが想像されます。そしてそのやり繰りに充当されたのがツートンだったようです。目撃情報から推察すると運用が1日早まり、30日に旭川運転所に戻ってしまう可能性が出てきて心配していたのですが、夕方に無事に本来の運用に戻ったとの事で一安心。紅葉のピークは過ぎてしまっていると思われましたが、30日に行ってきました。


 最初はお馴染みのラベンダー大橋下のポイントにやって来ました。やはり紅葉はピークを過ぎ、だいぶ落葉してしまっていました。それでも赤く色づいた木もあり、それを絡めて撮ろうかとも思いましたが、どうも光線状態が不安定。晴れてはいるのですが、ちょうど太陽の周りにまだらな雲が密集していてイメージしている画が撮れそうもありません。そこで他のアングルを模索して見つけたのがこのポイント。ココも一本だけ色づいた葉が残っている木があり、その前を通過する列車の一部を切り取った写真です。高速シャッターで車両を止めて撮るのが一般的かと思いますが、それだとちょっとツマラナイと思ったのでスローシャッターでブラしてみました。「シャッタースピードをミスってブレちゃった」でもなく「ブレ過ぎて何だかワカラン」にもならないシャッタースピードを模索して1/15秒を選択しましたが、なんだかイマイチしっくりこない。


 なんなら先頭部が写っていないこっちの方がアリかも? でも肝心の紅葉が半分以上隠れちゃったし、あえてココで撮る意味も無いような気がして完全に策に溺れてしまった感じです。ただ、今までと同じパターンの写真ばかり撮っていても芸が無いし、たまにはこういった変化球的な写真にトライするのもイイのではないかと思います。


 気を取り直して折り返しの2474Dを撮りにワインハウスに移動。山は若干モヤがかかっていますが、朝日を浴びてツートンが鉄橋を渡ります。


 その続き。


 完全に晴れたので、また最初の場所に戻ってきました。ホントは一発目のツートンでこのアングルを狙っていたのですよ。前夜の926Dが白2両だったので、この2473Dには白が入ると思っていたのですが、やって来たのはまさかの紫水! 正面が白飛びしないように設定していた露出を急遽2/3段プラス側に補正。おかげで紅葉の葉っぱも若干明るく写ったので結果オーライでした。


 続いてやって来る貨物は島ノ下トンネル出口で撮影。山の広葉樹はほとんど落葉してしまいました。やって来たのは赤スカートの11号機でした。


 広葉樹は落葉しているしカラマツの黄葉にはまだちょっと早い。どこかにイチョウの木が無いかなぁと思いながら赤平方面に走っていると、平岸駅の先でイチョウを発見。本命はツートンですが、ちょうど紫水が戻ってくるタイミングだったのでテストも兼ねて撮影。ド順光で撮ればまだ何とかなる紫水だけど、曇るとホントにダメだな。ヨンマルのラッピング車の中で一番キライだわ~。


 で、赤平で交換したツートンがやって来ました。薄日が差してイチョウも鮮やかになりました。今度はちゃんと止めて撮りましたよ。


 次の富良野からの2478Dは終始逆光気味になるので悩みましたが、島ノ下トンネルに向かう列車を国道の反対側から狙いました。


 その続き。辛うじて紅葉が残っています。


 次の列車まで3時間近くあるので、幾寅駅に行ってみました。映画「鉄道員(ぽっぽや)」に使われたキハ10系風のキハ40 764が塗り直されたと聞いたので見に行ったのです。ロケ時はエージングを意識してか、もっとエンジ色っぽい赤でしたが、全検明けのタラコのようになっていました。


 他のロケセットも塗り直されていましたが、雰囲気を損ねないようにトタン屋根を中心とした塗り直しになっているようです。平日ですが観光客も数組いましたし、行政の視察らしきスーツ姿の団体もいました。こういう地方の施設はあまりお金をかけられずに荒廃して行ってしまう事が多いですが、やはりキレイに維持管理して行く事は大事だと思います。


 さすがにパテによる凹部の平滑化などはされずに塗装され、厚塗りとなった状態に予算の限界を感じますが、末永く愛される存在であってほしいですね。鍵がかかっていて車内を見学できないのはチョット残念でした。


 さて、ひとしきりお昼の中断を挟んだ後は、やっぱり朝イチのリベンジがしたくてラベンダー大橋の下にやって来ました。山影に入ってしまいましたが、中途半端に陽が当たっているよりはイイかも。まずは縦位置で。


 素早く横位置に持ち替えて撮影。思ったよりキレイに撮れて今日一番のお気に入りカットとなりました。何気に右下に伸びている枝が効いていると思います。


 最後は前回、「午後のほうが適している」と評した上芦別~芦別間の鉄橋にやって来ました。確かに列車にあたる光はバッチリですが、落葉が進んで余計なものがよく見えるようになってしまいました。また、少しでも紅葉を取り入れようと背後の山も入れたため、ダンプや重機も写ってごちゃごちゃした写真になってしまいました。


 すぐに芦別で交換した2479Dがやって来るのでそこまで待ちましたが、「ま た お 前 か !」 まぁ、分かってはいましたけど。この後、ツートンのこの日最後の運用となる2483Dをどこかの駅で夜撮しようかとも思いましたが、どうせケツに紫水がくっついてるし疲れたので撤収しました。帰宅すると今日一日で500km近くも走っていました。そりゃ疲れるわ。さて、思いのほか走り続けてくれているツートンですが、さすがにもう雪景色の中を走る姿は拝めないだろうなぁ。
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またまた紫金山・アトラス彗星

2024-10-26 13:30:54 | 日記
 昨夜、よく晴れていたのでまたまた紫金山・アトラス彗星を撮影しました。寄り気味の写真はさんざん撮ったので、昨夜は広めの画角で撮影してみました。


 左下に金星が輝き西の空のグラデーションがキレイですが、この時間、肉眼ではほぼ金星しか見えません。デジカメで撮影し、さらにPhotoshopでレタッチすると多数の星が浮かび上がり、矢印の所に紫金山・アトラス彗星が写っていました。このブログは基本的にPCでの閲覧を前提にしているので、スマホで見ている人には分からないかもしれませんが…


 矢印を取り除いた画像です。27インチのモニターで見ている自分でも、本人だから辛うじてわかる程度のほうき星。


 もう少し時間が進み、画面中央辺りに彗星が写っているのが分かるようになってきました。その右上に3本ほど見える筋は人工衛星です。これぐらい広く撮ると、ほぼ全ての画像に人工衛星が写っているというぐらい、多数の人工衛星が飛んでいることが分かります。中には肉眼でハッキリと動いていく様子が見えるものもあります。また、左側の電柱の辺りから上のほうに白いモヤのようなものが見えるかと思いますが、コレは天の川です。20年前に移住して来た時、満天の星空を見て「なんかあそこら辺だけ薄い雲がかかってるなぁ」と思ったら、それが天の川だと分かった時には感動したものです。


 天の川と紫金山・アトラス彗星のコラボもそろそろ見納めでしょうか。いいモノが見られました。
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紫金山・アトラス彗星再び

2024-10-21 15:17:06 | 日記
 先日、紫金山・アトラス彗星を撮影しましたが、昨夜も晴れたので再び撮影してみました。先日の彗星の位置からしてウチの玄関前からでも見えそうだったので、昨夜は自宅前から撮影。


 今度はある程度広めに撮影して彗星の位置を把握。その後、500ミリの超望遠レンズに交換してもすぐに彗星を捕捉できました。


 100-400ミリのレンズに交換して横位置でも撮影。


 ISO感度やシャッタースピードをいろいろと変えながら撮影し、Photoshopでレタッチしてみると彗星がこんなにも長い尾を引いているのと、あまりにもたくさんの星が写っている事に驚きました。


 前回から3日経って月の出の時間が遅くなり、月明かりの影響を受けなかったので今回は肉眼でも尾を引く姿が見えたし、双眼鏡で見るとよりハッキリと見る事が出来ました。まぁ、この写真ほどじゃないけど。時刻は18時を回り、気温が0℃まで下がって来たので撮影を終え、部屋の明かりを消してリビングからしばらく観察していました。
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ツートン再び

2024-10-19 10:53:26 | 日記
 9月28日の団臨でラストランを飾ったと思われたツートンのキハ40 1759ですが、突如10月8日の926Dから根室本線滝川口の運用に入りました。通常はその4日後の回923Dで旭川運転所に戻り、そこで運用を終えるか、再び夜の926Dに入って連続運用になるかなのですが、今回は連続運用に入った模様。なので、朝から夕方にかけて多くの撮影チャンスがあるのは15日になると思われました。15日は夜から仕事なので15時頃まではイケそう。という事で、紫金山・アトラス彗星の記事と日にちは前後しますが、10月15日の撮影記を書きます。


 一発目は野花南~富良野間の踏切にやって来ました。2匹のキタキツネがいてじゃれあったりしていましたが、クルマから降りるとパッと離れてしまいました。警戒心の強い目をしていますが、モフモフの尻尾がカワイイ。


 鹿除けのネットが邪魔ですが、線路に近づくと紅葉していない木が白樺の木を隠してしまうので、季節感重視でこの位置から。直前まで陽が射していてイイ感じだったのですが、曇ってしまい残念。しかし、もう会えないと思っていたツートンに会えて良かった!


 その後は芦別駅に行きました。予想通り宗谷色がやって来ました。


 普段あまり駅撮りはしないのですが、こういう生活感のある写真もイイですね。ただこのご時世、顔がバッチリ写っている画像を載せるのははばかられるので、マスクをしている人が多かったのは助かりました。あからさまにモザイクやぼかしが入っている写真って興醒めしちゃいますしね。


 程なくして富良野方面からツートンが戻ってきました。


 芦別駅にやって来た理由はコレ。この並びが撮りたかったのです。


 先に出発する宗谷色の車体側面にツートンが反射します。


 都会の電車にしか乗った事の無い人には信じられない段差(^^;


 この出発反応標識も都会ではLED化が進んでいるようですが、やっぱりキハ40には電球ですよね。


 次に滝川から戻って来るツートンは上芦別の踏切で撮ろうと思ってやって来ましたが、ちょうどいい場所の線路端に枯れた雑草が伸びていて足回りを隠しそうだったので、貨物列車だけ撮って撤収。


 結局、茂尻のS字カーブにやって来ました。この先の赤平で交換するので、宗谷色、ツートンと立て続けにやって来ます。


 この時は曇っていましたが…


 ツートンが来る時には晴れてきました。イイ感じのS字カーブですよね。


 横位置でも。


 季節感を出すために右側の木を入れてみましたが、ちょっとボリューム感が残念ですね。


 パツンパツンになってしまいましたが、振り返っても撮り続けます。


 もう今日が最後になってしまうかもしれないので、無理矢理四面をコンプリート。


 以前からGoogleマップの衛星画像やストリートビューで「ココから撮れそうなんだよなぁ」と思っていたものの、斜度が急過ぎて登るのはキビシイかな?と思っていた場所があったのですが、最近「絶対ココから撮ってるよな」と思われる画像がネット上で散見されたので行ってみました。上芦別~芦別間の鉄橋を見下ろせる場所です。行ってみると確かに斜度はかなり急なんですが、明らかに撮り鉄たちが登って出来たであろう鉄道(てつみち)があったので登ってみました。次の列車まで1時間以上あったので、とりあえず様子見、でも画角の確認もあったので一応カメラも持って登りました。すると「やっぱりココだ。でも、もう一往復するのはゴメンだな」と思ったので、結局1時間以上そのままスタンバイしていました。人工的に斜面を補強した場所なので平らな部分もあり、そこで足を投げ出して座ってぼ~っと待っていました。日差しも暖かくてついウトウトしそうになりながら待つ事1時間、ツートンが鉄橋を渡ります。今日は仕事の都合でこの時間しか無理だったけど、光の向きを考えると午後が最適な場所だし、紅葉にはまだちょっと早かった。リベンジは出来そうにないかなぁ…


 最後はケツ撃ちになるけど野花南~富良野間の空知川橋梁で。仕事の都合でココでタイムアップ。実はこの後ツートンはもう一回連続運用に入り、今日(10月19日)も同じ行程で走っているはずです。紅葉もイイ感じになってそうなので行きたかったのですが、今日は土砂降り予報だったので断念。ウチで静かにブログを書いているのでありました。さて、もう一度ツートンに会う事は出来るのでしょうか?
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紫金山・アトラス彗星

2024-10-18 14:26:32 | 日記
 5月にオーロラを撮影しましたが、今月10日前後にも撮影出来るかもしれないという事で何度かチャレンジしたものの、結局オーロラは撮影出来ませんでした。しかし今度は紫金山・アトラス彗星なるものが見られるとの事なので、昨夜チャレンジしてみました。家の前だと西の方向に木があって邪魔なので、見晴らしのいい近所の高台に行ってスタンバイ。


 あっ!彗星! というのはウソ。ただの飛行機雲ですが、撮影には絶好のコンディションです。


 今日は今年最大のスーパームーンでもあるそうで、東の空には満月が昇ってきました。


 彗星は西の方角に姿を現します。スマホのコンパスでだいたいの方角はわかりますが、まずは金星の位置を把握するのがポイント。夕日が沈んでオレンジから紺碧へのグラデーションが際立ってくると、一番星の金星が認識できるようになります。彗星はこの右上方に現れるはず。望遠レンズに交換してあちこち撮りまくってみましたが、全く彗星は写らず。かと言って肉眼でも全く見えず、時間ばかり過ぎてどんどん暗くなってきます。もうダメかと諦めかけ、最後にダメもとで広角レンズに交換して撮影してみると…


 イター!! ちょっと分かりづらいかもしれませんが、カメラの液晶モニターにはバッチリ尾を引く彗星が写っていました。


 一度捕捉してしまえばこっちのもの。望遠レンズに交換して撮影。これが紫金山・アトラス彗星です。肉眼でもうっすらと尾を引く姿が見えましたが、背後にスーパームーンが煌々と光っているのでホントにうっすらとしか見えませんでした。でもちょっと感動。


 左下には沈みゆく金星が見えます。


 2023年1月に発見された紫金山・アトラス彗星ですが、ハレー彗星のように周回しているわけではなく、ゆくゆくは太陽系の外に出て行ってしまい二度と戻って来る事は無いそうです。一期一会ですね。
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