今日は19回目のMiyukiさんの命日です。普段、日々の生活に追われているとつい忘れがちになってしまいますが、今年21年目に突入した北海道生活も全てはMiyukiさんに出会った事がきっかけです。毎年この日が近付くと、あらためてMiyukiさんのおかげだなぁと思うのです。もともと好きだった北海道で、もともと好きだった鉄道の写真を撮れているのもそのおかげ。今日は先日撮影に行った根室本線のキハ40の事を記事にします。
一時はもう引退してしまったと思われたツートンのキハ40 1759ですが、10月26日にはタイ国鉄関係の団臨として走った模様。そして翌27日の926Dから再び根室本線滝川口の運用に入り、30日が撮影のチャンスと思われました。ただ、29日に異変が起こりました。通常1両で回送される回923Dが北海道色2両となり、しかも若干の異音を伴って走行していたとの情報がネット上に上がりました。そして夜の926Dも北海道色2両で運行されたようなので、1両に何らかのトラブルが発生したのは確実です。また、JR北海道のサイトには車両不具合による運休の情報は無く、現在運用に入っている車両でやり繰りしたのが想像されます。そしてそのやり繰りに充当されたのがツートンだったようです。目撃情報から推察すると運用が1日早まり、30日に旭川運転所に戻ってしまう可能性が出てきて心配していたのですが、夕方に無事に本来の運用に戻ったとの事で一安心。紅葉のピークは過ぎてしまっていると思われましたが、30日に行ってきました。
最初はお馴染みのラベンダー大橋下のポイントにやって来ました。やはり紅葉はピークを過ぎ、だいぶ落葉してしまっていました。それでも赤く色づいた木もあり、それを絡めて撮ろうかとも思いましたが、どうも光線状態が不安定。晴れてはいるのですが、ちょうど太陽の周りにまだらな雲が密集していてイメージしている画が撮れそうもありません。そこで他のアングルを模索して見つけたのがこのポイント。ココも一本だけ色づいた葉が残っている木があり、その前を通過する列車の一部を切り取った写真です。高速シャッターで車両を止めて撮るのが一般的かと思いますが、それだとちょっとツマラナイと思ったのでスローシャッターでブラしてみました。「シャッタースピードをミスってブレちゃった」でもなく「ブレ過ぎて何だかワカラン」にもならないシャッタースピードを模索して1/15秒を選択しましたが、なんだかイマイチしっくりこない。
なんなら先頭部が写っていないこっちの方がアリかも? でも肝心の紅葉が半分以上隠れちゃったし、あえてココで撮る意味も無いような気がして完全に策に溺れてしまった感じです。ただ、今までと同じパターンの写真ばかり撮っていても芸が無いし、たまにはこういった変化球的な写真にトライするのもイイのではないかと思います。
気を取り直して折り返しの2474Dを撮りにワインハウスに移動。山は若干モヤがかかっていますが、朝日を浴びてツートンが鉄橋を渡ります。
その続き。
完全に晴れたので、また最初の場所に戻ってきました。ホントは一発目のツートンでこのアングルを狙っていたのですよ。前夜の926Dが白2両だったので、この2473Dには白が入ると思っていたのですが、やって来たのはまさかの紫水! 正面が白飛びしないように設定していた露出を急遽2/3段プラス側に補正。おかげで紅葉の葉っぱも若干明るく写ったので結果オーライでした。
続いてやって来る貨物は島ノ下トンネル出口で撮影。山の広葉樹はほとんど落葉してしまいました。やって来たのは赤スカートの11号機でした。
広葉樹は落葉しているしカラマツの黄葉にはまだちょっと早い。どこかにイチョウの木が無いかなぁと思いながら赤平方面に走っていると、平岸駅の先でイチョウを発見。本命はツートンですが、ちょうど紫水が戻ってくるタイミングだったのでテストも兼ねて撮影。ド順光で撮ればまだ何とかなる紫水だけど、曇るとホントにダメだな。ヨンマルのラッピング車の中で一番キライだわ~。
で、赤平で交換したツートンがやって来ました。薄日が差してイチョウも鮮やかになりました。今度はちゃんと止めて撮りましたよ。
次の富良野からの2478Dは終始逆光気味になるので悩みましたが、島ノ下トンネルに向かう列車を国道の反対側から狙いました。
その続き。辛うじて紅葉が残っています。
次の列車まで3時間近くあるので、幾寅駅に行ってみました。映画「鉄道員(ぽっぽや)」に使われたキハ10系風のキハ40 764が塗り直されたと聞いたので見に行ったのです。ロケ時はエージングを意識してか、もっとエンジ色っぽい赤でしたが、全検明けのタラコのようになっていました。
他のロケセットも塗り直されていましたが、雰囲気を損ねないようにトタン屋根を中心とした塗り直しになっているようです。平日ですが観光客も数組いましたし、行政の視察らしきスーツ姿の団体もいました。こういう地方の施設はあまりお金をかけられずに荒廃して行ってしまう事が多いですが、やはりキレイに維持管理して行く事は大事だと思います。
さすがにパテによる凹部の平滑化などはされずに塗装され、厚塗りとなった状態に予算の限界を感じますが、末永く愛される存在であってほしいですね。鍵がかかっていて車内を見学できないのはチョット残念でした。
さて、ひとしきりお昼の中断を挟んだ後は、やっぱり朝イチのリベンジがしたくてラベンダー大橋の下にやって来ました。山影に入ってしまいましたが、中途半端に陽が当たっているよりはイイかも。まずは縦位置で。
素早く横位置に持ち替えて撮影。思ったよりキレイに撮れて今日一番のお気に入りカットとなりました。何気に右下に伸びている枝が効いていると思います。
最後は前回、「午後のほうが適している」と評した上芦別~芦別間の鉄橋にやって来ました。確かに列車にあたる光はバッチリですが、落葉が進んで余計なものがよく見えるようになってしまいました。また、少しでも紅葉を取り入れようと背後の山も入れたため、ダンプや重機も写ってごちゃごちゃした写真になってしまいました。
すぐに芦別で交換した2479Dがやって来るのでそこまで待ちましたが、「ま た お 前 か !」 まぁ、分かってはいましたけど。この後、ツートンのこの日最後の運用となる2483Dをどこかの駅で夜撮しようかとも思いましたが、どうせケツに紫水がくっついてるし疲れたので撤収しました。帰宅すると今日一日で500km近くも走っていました。そりゃ疲れるわ。さて、思いのほか走り続けてくれているツートンですが、さすがにもう雪景色の中を走る姿は拝めないだろうなぁ。
一時はもう引退してしまったと思われたツートンのキハ40 1759ですが、10月26日にはタイ国鉄関係の団臨として走った模様。そして翌27日の926Dから再び根室本線滝川口の運用に入り、30日が撮影のチャンスと思われました。ただ、29日に異変が起こりました。通常1両で回送される回923Dが北海道色2両となり、しかも若干の異音を伴って走行していたとの情報がネット上に上がりました。そして夜の926Dも北海道色2両で運行されたようなので、1両に何らかのトラブルが発生したのは確実です。また、JR北海道のサイトには車両不具合による運休の情報は無く、現在運用に入っている車両でやり繰りしたのが想像されます。そしてそのやり繰りに充当されたのがツートンだったようです。目撃情報から推察すると運用が1日早まり、30日に旭川運転所に戻ってしまう可能性が出てきて心配していたのですが、夕方に無事に本来の運用に戻ったとの事で一安心。紅葉のピークは過ぎてしまっていると思われましたが、30日に行ってきました。
最初はお馴染みのラベンダー大橋下のポイントにやって来ました。やはり紅葉はピークを過ぎ、だいぶ落葉してしまっていました。それでも赤く色づいた木もあり、それを絡めて撮ろうかとも思いましたが、どうも光線状態が不安定。晴れてはいるのですが、ちょうど太陽の周りにまだらな雲が密集していてイメージしている画が撮れそうもありません。そこで他のアングルを模索して見つけたのがこのポイント。ココも一本だけ色づいた葉が残っている木があり、その前を通過する列車の一部を切り取った写真です。高速シャッターで車両を止めて撮るのが一般的かと思いますが、それだとちょっとツマラナイと思ったのでスローシャッターでブラしてみました。「シャッタースピードをミスってブレちゃった」でもなく「ブレ過ぎて何だかワカラン」にもならないシャッタースピードを模索して1/15秒を選択しましたが、なんだかイマイチしっくりこない。
なんなら先頭部が写っていないこっちの方がアリかも? でも肝心の紅葉が半分以上隠れちゃったし、あえてココで撮る意味も無いような気がして完全に策に溺れてしまった感じです。ただ、今までと同じパターンの写真ばかり撮っていても芸が無いし、たまにはこういった変化球的な写真にトライするのもイイのではないかと思います。
気を取り直して折り返しの2474Dを撮りにワインハウスに移動。山は若干モヤがかかっていますが、朝日を浴びてツートンが鉄橋を渡ります。
その続き。
完全に晴れたので、また最初の場所に戻ってきました。ホントは一発目のツートンでこのアングルを狙っていたのですよ。前夜の926Dが白2両だったので、この2473Dには白が入ると思っていたのですが、やって来たのはまさかの紫水! 正面が白飛びしないように設定していた露出を急遽2/3段プラス側に補正。おかげで紅葉の葉っぱも若干明るく写ったので結果オーライでした。
続いてやって来る貨物は島ノ下トンネル出口で撮影。山の広葉樹はほとんど落葉してしまいました。やって来たのは赤スカートの11号機でした。
広葉樹は落葉しているしカラマツの黄葉にはまだちょっと早い。どこかにイチョウの木が無いかなぁと思いながら赤平方面に走っていると、平岸駅の先でイチョウを発見。本命はツートンですが、ちょうど紫水が戻ってくるタイミングだったのでテストも兼ねて撮影。ド順光で撮ればまだ何とかなる紫水だけど、曇るとホントにダメだな。ヨンマルのラッピング車の中で一番キライだわ~。
で、赤平で交換したツートンがやって来ました。薄日が差してイチョウも鮮やかになりました。今度はちゃんと止めて撮りましたよ。
次の富良野からの2478Dは終始逆光気味になるので悩みましたが、島ノ下トンネルに向かう列車を国道の反対側から狙いました。
その続き。辛うじて紅葉が残っています。
次の列車まで3時間近くあるので、幾寅駅に行ってみました。映画「鉄道員(ぽっぽや)」に使われたキハ10系風のキハ40 764が塗り直されたと聞いたので見に行ったのです。ロケ時はエージングを意識してか、もっとエンジ色っぽい赤でしたが、全検明けのタラコのようになっていました。
他のロケセットも塗り直されていましたが、雰囲気を損ねないようにトタン屋根を中心とした塗り直しになっているようです。平日ですが観光客も数組いましたし、行政の視察らしきスーツ姿の団体もいました。こういう地方の施設はあまりお金をかけられずに荒廃して行ってしまう事が多いですが、やはりキレイに維持管理して行く事は大事だと思います。
さすがにパテによる凹部の平滑化などはされずに塗装され、厚塗りとなった状態に予算の限界を感じますが、末永く愛される存在であってほしいですね。鍵がかかっていて車内を見学できないのはチョット残念でした。
さて、ひとしきりお昼の中断を挟んだ後は、やっぱり朝イチのリベンジがしたくてラベンダー大橋の下にやって来ました。山影に入ってしまいましたが、中途半端に陽が当たっているよりはイイかも。まずは縦位置で。
素早く横位置に持ち替えて撮影。思ったよりキレイに撮れて今日一番のお気に入りカットとなりました。何気に右下に伸びている枝が効いていると思います。
最後は前回、「午後のほうが適している」と評した上芦別~芦別間の鉄橋にやって来ました。確かに列車にあたる光はバッチリですが、落葉が進んで余計なものがよく見えるようになってしまいました。また、少しでも紅葉を取り入れようと背後の山も入れたため、ダンプや重機も写ってごちゃごちゃした写真になってしまいました。
すぐに芦別で交換した2479Dがやって来るのでそこまで待ちましたが、「ま た お 前 か !」 まぁ、分かってはいましたけど。この後、ツートンのこの日最後の運用となる2483Dをどこかの駅で夜撮しようかとも思いましたが、どうせケツに紫水がくっついてるし疲れたので撤収しました。帰宅すると今日一日で500km近くも走っていました。そりゃ疲れるわ。さて、思いのほか走り続けてくれているツートンですが、さすがにもう雪景色の中を走る姿は拝めないだろうなぁ。