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A Slow Life of Mister Masuda

定年退職後のスローライフを公開!

空蝉

2008年12月27日 19時35分13秒 | 家族行事
12月21日(日)

源氏物語千年紀の今年は能楽界も源氏物語に想をとった舞台を提供している。

今日は最終回 「空蝉」だ。
例によって馬場あき子さんの解説とNHKの加賀美幸子さんの謡曲の朗読。
これがあるから我々素人にも曲りなりにお能の良さが理解出来るのだと思う。









ミセスマスダのお供で色々な能舞台を拝見しているが
源氏物語のような色恋もののお能は少しパンチが効かない。
やはり伝統的な名作 薪能の「土蜘蛛」など強烈な印象で心に残っている。

しかしながら「空蝉」のシテによる「序の舞」は圧巻だった。
少ない動きで大きな動きを感じさせる、将にこれこそ能楽の「舞」である。







幕間にはロビーで能衣装の展示が行われている。
錦糸をふんだんに使った豪華としか言いようのない能装束である。
能の衣装・面・楽器・小道具など当時の最高技術を駆使して作り上げたものであろう。
能は総合芸術と言われる所以であろう。



心地よい文化的・芸術的な心の高まり?を感じつつ帰路につく。
が一転行動は現実的となり途中デパチカの「天一」で天麩羅を買い求め
夕食は家で「天丼」となった。