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A Slow Life of Mister Masuda

定年退職後のスローライフを公開!

芸術の秋パート1

2008年08月12日 18時28分58秒 | 陶芸
8月8日(金)

今日は北京オリンピック開会式。

北京まで行って見物するほどの元気は無いが
今夜は涼しい部屋でビールを片手にTVと云うのは楽しみだ。

それまで今日は特に予定無し。
そこで今年も「芸術の秋」に上野の森の何処かの美術展に
ミスターマスダは出展しようと計画している。
色々試行錯誤している途中経過を御紹介したい。

春先から構想を練ってこの程 焼上がったが
狙いどうりの仕上がりではなく応募作品にはならないだろう。




漸く釉掛けが終わり本焼を待つばかり。
少し自信を持っている。
焼き上がり次第で入選は可能だ。
窯出しが待たれる。






このオブジェはモックアップ。
この形から色々構想を広げていった。



その結果この様なフォルムに辿り着いた。
どのような釉薬で仕上げるか まだ決めていない。
黒を基調に何か変化を付けるか?
夜 ベッドに寝転んで色々考えるのも陶芸の楽しみの一つだ。



9月になり親愛なる弊ブログの御愛読者に
美術展の御案内が出来れば嬉しい限りだ。


飛び鉋(カンナ)

2008年06月23日 14時18分38秒 | 陶芸
5月25日(日)


4月桜の頃 大阪箕面の陶芸の師匠のSMさん宅を訪問したと
弊ブログで御報告しましたが、その際「飛び鉋」を頂いてきた。
轆轤で使う「削り道具」は色々あるが大体インターネットで調達可能。
しかし小鹿田焼独特の飛び鉋の削り道具は「一子相伝」ではないと思うが
小鹿田焼の窯場の手造りで入手が難しい。

ミスターマスダがその鉋の入手に苦労している事を知って
何処かから取り寄せてくれたのだ。
飛び鉋の技術は勿論
1)仕上げ斑が出ぬよう轆轤を正確に引く必要がある。
2)削る器の乾燥の具合も試行錯誤が必要。
3)轆轤の回転スピードと鉋の当て方の強弱のバランス。
4)鉋を掛ける時の角度 上下左右の角度によって
  削り模様のパターンが異なってくる。
5)沢山失敗・経験を重ねること。
等であるが鉋の「しなり具合・腰の強さ具合」も大切なファクター。
今までの自己流の鉋からSM師匠に頂いた「本職用の鉋」に替えて
自信を持って飛び鉋の作成に集中出来た。
まだ完成の域には達していないが、あれから相当時間も経っているし
弊ブログを通じて箕面のSM師匠に中間報告する次第だ。









またあの時 SMさん宅でFさんにお会いして陶芸談義をした。
彼は2色の陶土で市松模様の器を見せてくれた。
真似して造ってみたがそれが大変難しい。
2種類の陶土の相性が悪いと接着が良くなく「剥がれ」がでる。
乾燥を急ぐと割れが出る。
色々やってみたが何とか出来上がった。




最近興味を持ってきたのがチュニジアの砂漠の遊牧民ベルベル人のデザイン。
昨年、船旅の折チュニスのスークで求めた壷を手本に
酒器に描いてみた。
雰囲気が出ているかどうか?





さくら~さくら~

2008年06月12日 20時14分10秒 | 陶芸
6月6日(金)


上の孫娘が「桜」に因んだグッズのコレクションをしている。
自分の通学している中学の名前に「桜」の文字があるのがその動機らしい。
下の孫娘が「お姉チャンの為に」と桜の形のペーパーウエイトを作った。
ミスターマスダも孫娘の為に何か一つと桜のモチーフで小鉢を作る事にした。

器の形は焼き上がったがポイントになる花芯は
陶芸の絵付けが趣味の義妹に依頼。
このほど立派に金を施した「桜の小鉢」が出来上がって来た。
義妹とのコラボレーションである。

早速 孫娘の桜コレクションに加えてもらった。













鴨下先生

2008年05月30日 09時15分11秒 | 陶芸
5月29日(木)


今日は天気予報どうり雨。
陶芸教室の校長先生のお供で校外教室。

陶芸教室の講師の鴨下先生の作品展を見学。
会場は阿佐ヶ谷の商店街のアーケイドを少し外れた所にある
アンティークショップ(古道具屋?)を借り切っての展示だ。




しもた屋風で室内は大正レトロと云うか鴨下先生の作品を展示するにはピッタリ。
鴨下先生のお父さんは漆の塗り物の箸 お母さんはウイービングのランチョンマット
お二人とも娘さんのために友情出品? 芸術家一家だ。
会場の雰囲気に溶け込んだ鴨下先生を見ると
陶芸教室で生徒相手に見せる顔とは違う顔を見る感じ。

先生はモビール(mobiles)に興味を持っている様だ。
中々魅力のある作品だ。
色々な色の陶土を使いカラーバランスを考え
モビールの吊るし方 高低にも工夫の跡が見られる。
陶芸を超えた空間芸術と云うかインスタレーションと云うのだろうか。






このモビールは吊るしている紐が金属ワイヤーで硬く焼き締めた陶器と擦れて
風が吹いて揺れると微かに土鈴の様な音が聞こえてくる。
女性作家らしい作品だ。
この方向でどんどん才能を伸ばして行けばインテリア作家として面白いなあ!




勿論花器や食器などの作品も展示されていたが
使いやすそうな生活雑器は殆ど売約済の赤札付き。
女性らしい丁寧な仕上げと鴨下先生の人柄・人気のなせる業だろう。

大変ラッキーにも展示場の隅っこの目立たぬ所に
来場者の「お目こぼし」があった。
何か呼んでるなあ とそこにあったのは高さ15センチぐらいの花器。
化粧土の掛け方で良い景色が出ている。
モビールを除けば ミスターマスダは面白さでは出色の展示品と思う。
早速その作品を頂く事にした。
残り物には福があるとはこの事か。




次回個展はインスタレーションを期待したい。

もしミスターマスダが高名な美術評論家なら
「若い才能を見つけた。今日はよい一日だった」
と云うのだろう。


コラボレーション

2008年05月27日 20時23分59秒 | 陶芸
5月15日(木)



ミスターマスダ邸にSM御夫妻が遊びに来た。
SMさんは玄人はだしの絵描きさんだ。

「オンフルールの旧港」の油彩画を描いてもらったが
今は肖像画を描いてもらっている。
ミスターマスダの葬儀の写真代わりにも使う心積もりだ。
従って現在そんなに急いで画き上げて貰う状況には無い。

お返しにSMさんの骨壷を頼まれているが
これはSMさんが入院したら取り掛かることにしている。

SMさんの来宅に合わせて素焼きの陶器を用意しておいた。
SMさんに「絵付け」をしてもらい面白い器を作ってみたい。
このコラボレーションで良い物が出来れば
何時かやろうと云っているSMさんの絵とミスターマスダの
「絵と陶器の共同展覧会」に展示してみたい。


工房で絵付けに集中するSM画伯




「春夏秋冬」「花鳥風月」の「いらぼ湯呑」




「栗とりんご」 色替わりの小皿




白御影の鉢 2点




蘭の陶板



SMさんは熱心な蘭の育成家。
それも蘭の原種ばかりのコレクター。
原種なので艶やかな派手な物ではなく楚々とした花だ。
自宅には大きな温室がある。
手入れも熱心だが大変な仕事だと思う。


サイバー陶芸展(11)

2008年05月24日 17時24分33秒 | 陶芸
5月24日(土)

最近のマスダ窯の作品を御紹介する。


赤壷
高さ15センチ 直径23センチ

赤陶土にランダムに櫛目を入れ焼き締。
口に白化粧土でアクセント。
茶室にも良し、コンテンポラリーな洋室にも良し。
少々自信を持っている。





いらぼ片口
直径16センチ

安定して器を作ることが出来るようになった。
最近は「伊羅保釉」の扱い方が少し判った気がする。
生活雑器として使い勝手が良いらしく
作品を貰ってくれる知人が多い。






平小皿
直径14センチ

白御影陶土で表面を粗く仕上げた。
京都の「都おどり」をイメージしてデザイン。





織部の柄つき角皿
19センチX24センチ

この皿は似たような物を幾つか作っているが嫁に出してしまい
手許に無くなったので在庫補充で久し振りの制作である。





練り込み花器
高さ22センチ

まだまだ「練り込み」の良さを引き出していない。
試行錯誤が必要であろう。




経木平皿

2008年05月01日 19時41分19秒 | 陶芸
5月1日(木)


岡山で魚谷清兵衛と言う陶芸家が活躍している。
現代の魯山人のような作家で御自身で料理店を経営しており
店で使う食器を御自分で作っている御人である。

デパートの個展で何度かその作品に接する事が出来たが
中でも興味を引いたのは「経木備前」である。
踏鞴(たたら)で薄く延ばした陶土を「焼締め」で仕上げた器で
丁度馬鹿でかい「ポテトチップス」の様でベカベカとカールしている。
素朴で細工をしていない風合いが盛られる食べ物を引き立てる。

マスダ窯では設備装置の関係で魚屋清兵衛の様には行かぬが
アイデアだけ頂きミスターマスダ風「経木平皿」にチャレンジしてみた。

直径15センチの円平皿 踏鞴で陶土を5ミリの厚さまで延ばす。
陶土が乾ききらない内に白化粧土を上掛け、乾き方に斑がある為 
経木の様に巧まざる「うねり」が円皿全体に現れている。
菓子盛り器には向いていると思う。

我が家のキュレータのミセスマスダが身贔屓もあり絶賛。
早速当時桜の季節だったので桜をモチーフにした和菓子を盛ってくれた。
中々見栄えがする。












その後 ミセスマスダが義姉と料亭で会食した際、
食事が終って雑談になった時その経木平皿を義姉にプレゼント。
隣でその話を見ていた料亭の女将が大変興味を持ち料理長の御主人に見せたそうだ。
料理長の御主人が是非譲って欲しいと云われたが義姉に5枚あげたし
家にも5枚しかない。

そこでミセスマスダ営業部長が経木平皿10枚と大皿2枚の注文を頂いてきた次第。
陶芸と言うのは「土の神様」「火の神様」の御機嫌次第と言う事もあり
素人陶芸家には10枚同じものを造るのは結構難しい。

現役時代は「納期・納期」と追いかけられたものだが
スローライフに入ってからも納期に追いかけられるとは思は無かった。



おかしな陶の動物展

2008年04月26日 15時26分07秒 | 陶芸
4月23日(水)

本日は陶芸の校外講習。

ミスターマスダが勉強に通っているアートスクール「恵紀堂」の
校長先生「紀恵先生に連れられ何と遥々JR千葉駅までお出掛け。
目的はアートスクール「恵紀堂」の講師"中田里子先生”の個展の見学。

里子先生は作品発表活動が活発で昨年は川崎で行われた。
今回の個展は「そごう千葉店」9階展示場で行われている。
「おかしな陶の動物展」
と銘打って動物をモチーフにした作陶展。
中田さんの生み出す愛すべき動物達
オーナメントとしても良し、頭を取ると小物入れにも良し。

里子先生は横浜生まれ、年齢不詳だが「若手陶芸家」。
京都伝統工芸 陶芸コース卒業後
笠間で作陶修行。
茨城県立窯業指導所 釉薬科を卒業。

陶芸教室での指導でも造形の仕上げは女性らしい繊細さを感じる。
勿論御専門の釉薬に関しては一家言お持ちである。

左から里子先生・ミスターマスダ・校長先生。











展示期間は2週間 10日ほど経っているが展示作品に沢山「赤丸シール」が張られている。
展示会は成功の様でお目出度い限りだ。



関西遠征(上)

2008年04月06日 11時21分40秒 | 陶芸
4月2日(水)

早朝新横浜駅より新幹線で新大阪へ。

東海道新幹線に乗ると何時も四つすることがある。

先ずスポーツ紙「中日スポーツ」を買う。
何時もは買わぬが旅に出ると必ず買うことにしている。
「中部日本」時代からの中日ファンである。
昨夜中日ドラゴンズが巨人に勝ったので「おれ竜」のコメントが愉しみ。


第二は富士山を眺める事。
4月の晴天 今日は富士山がバッチリ見えるぞ!
小田原辺りから雪を頂いた真っ白い富士山が見え始めた。
桜も満開だ。



富士川を渡る時の富士山は素晴らしい。



第三は静岡駅を過ぎると間もなく我が家の菩提寺の近くを通過する。
我が家の墓石が見えるので車中より心の中で手を合わせる。

第四は列車は浜松駅を過ぎると浜名湖。
鉄橋を渡るとき何時も心が騒ぐ。
車窓から遠州灘の海側を見ようか
それとも浜名湖側を見ようか。
どちらの側もミスターマスダお気に入りの景色だ。

車中のビールも効いて一眠りしている間に11時半新大阪駅着。
地下鉄で千里中央駅 SM御夫妻の出迎えを受ける。
SMさんが水中眼鏡とマスクで表れたのには驚いた。
極度の花粉症との事。

今回の関西遠征の楽しみの一つは桜見物もある。
「箕面の滝」の近くに見晴らしのよい食事処「風の杜」に連れて行ってもらう。
本格日本料理でお客も沢山 人気の料理屋なのだろう。



ただ残念ながら山の上なので桜はまだ。
箕面の街に下りてくれば桜は6分咲き。
横浜より一週間遅い感じ。
SMさん宅はこの箕面の「みやこ蝶々さん宅」の裏にある。
SMさんはミスターマスダの陶芸の師匠。
大手電器メーカーの「お偉いさん」だったが陶芸もプロ並。
自宅の庭には陶芸用の「電気窯」「ガス窯」もある。

コレクションの陶器、自作の陶器を前に陶芸談義は延々と続く。
SM夫人が陶器を買いすぎるとの「ぼやき」が入る。
しかし骨董ではないが確かな物を買っている。



SM師匠は「粉引き」が得意だが最近は「三島」と言うか象嵌もやっている。



SM夫人の夕食を頂いた頃 SMさんと「陶芸二人展」をやるFさんも
談義に加わり気がつけば午後9時。
テレビでは中日が巨人に勝ったし気分よし。

宝塚ホテルに送ってもらい就寝。
明日・明後日と「観桜ゴルフ」だ。

 


伊羅保(イラボ)

2008年02月24日 14時14分40秒 | 陶芸
この間 お向かいの絵描きさんのS画伯から「ポピーの水彩画」を頂戴した。
永くこの地に住んでいるがあまり御近所付き合いをしていない。
数少ない親しくして頂いている御近所さんなので何か感謝の気持ちを表わしたい。
ミスターマスダは無謀にもプロの芸術家に自作の陶器を貰って頂く事にした。

最近のマスダ窯で安定して作陶出来る器は
織部焼 黄瀬戸焼 伊羅保(イラボ) 粉引き 黒天目。

迷わず玄人好みのする「伊羅保」で行こうと決定。
伊羅保(イラボ)は李朝時代の朝鮮陶の一つだが
名前の由来はガサガサした「表面を見るだけでイライラする」から来ている。

幾つか伊羅保の器を作り 中から3点を選んでS画伯と所へお嫁に出す事とした。
桐箱と箱書きこそ遠慮したが馬鹿の一つ覚えのように黄色い布に包んで
「馬子にも衣裳」で目出度く出来上がり。

S画伯の家で普段使いで使ってもらえよとの願いを込めて。





美術展終了

2008年02月20日 10時42分09秒 | 陶芸
六本木の国立新美術館で開催されていた新槐樹社展は
2月18日を以って終了いたしました。

友人・知人に70枚ぐらい御招待状を出状したり弊ブログで御案内したり
友人がクチコミでお話して頂いた結果、60人ぐらいの方々に
小生の出展作品「Deep Blue Serenity」を御高覧頂き光栄に存じて居ります。

沢山のメールや電話、お手紙で御感想を頂き大変有難く感じております。
チョコレートの差し入れなども有難う御座いました。

「オブジェとしてのフォルムが良い。
ブルーの色調が気に入った。
作品の題名が良い。
展示会場で存在感が有った。」

等など どれもこれも製作者にとっては過分のお言葉 恐縮・痛み入るばかりです。
また関西・九州・アメリカからは美術館にはお出で頂けませんでしたが
ブログの写真を御覧頂き祝意をお寄せ頂き嬉しく存じて居ります。

多分ビギナース・ラックでしたが 
これを励みに今後も作陶を続けて行きたいと思っております。
有難う御座いました。

美術展が終わり我が家の庭を眺める余裕も出てまいりました。
季節を忘れず今年も「福寿草」の花が今朝 咲きました。





新槐樹社展

2008年02月07日 11時24分06秒 | 陶芸
2月6日(水)

ミスターマスダの陶芸作品が美術館に展示される。

それは東京六本木の国立新美術館にて、
2008年2月6日より開催の「第52回新槐樹社展」の陶芸部門。

国立新美術館は建築家黒川紀章氏設計による、
ガラスを外壁に使用した明 るい美術館。

第52回 新槐樹社展と言う事でこの美術展の歴史は古い。
新槐樹社展は今まで「東京都美術館」で毎年3月に
全国の各支部会員の作品及び公募による一般作品を展示し、
その後、大阪・京都の巡回展を開催していた。

新槐樹社の「槐樹」って何?
木の名前えんじゅ(槐)の異称で、中国では庭にこの木を植えることにより
一族の繁栄を願うといわれている。
新槐樹社もこれにあやかり、美術の普及を願って末永く活動を続けていくそうです。

今年からは東京の開催場所が「国立新美術館」に移った次第だ。
秋には選抜秋季展を毎年開催している。

6日開催初日 ミセスマスダ、シドニー時代から40年来のお付き合いの
SG御夫妻を伴って霙交じりの悪天候のなか「国立新美術館」へ。
一流の展覧会ゆえ、入場料は一人700円ということだ。
勿論、作品を出品している者や、その友人等には、招待状が出る。



会場内の出品作品は圧倒的に絵画が多い。
力作揃いと感じるが、それは兎も角 自分の作品の展示が如何になされているか
ミセスマスダの短歌仲間のFMさんが態々見に来てくれているのに御挨拶もうわの空
作品がどう展示されているか気になり奥の陶芸展示室に急ぐ。

会場の照明も良く作品のブルー藍が冴える。
「深海の静謐」Deep Blue Serenity 増田忠夫 神奈川 と確り名札も付いている。
ネーミングも良かったと自画自賛。



これで良し、漸く他人の出展作を見て回る余裕も出てきた。
出品者は半分以上女性 想像していたより中々力作揃い。
花器、オブジェ風の作品以外に茶陶も出品されている。
いつかこれにもチャレンジしてみたい。



そこえ女性の一団が襲来。
陶芸教室の校長先生のKE先生、講師の里子先生 生徒さん多数。
皆さんからオメデトウ・オメデトウと祝福の嵐。
それから皆でワイワイ ミスターマスダの作品をバックにピッカ・ピッカと記念撮影。

皆さんと別れて彫刻部門を見学。
知り合いの人が新人賞を取った木彫「親鸞聖人」
大変精緻な彫りで新人賞は当然。



しかし新槐樹社展の圧巻は絵画部門。
100号ぐらいの大物ばかり。
男性的なタッチの絵が多いが殆ど女性の作である。
内閣総理大臣賞 文部科学大臣賞 東京都知事賞など
大賞は絵画部門が総なめ。
同行のSG御夫妻特に御主人は御自分も絵描きなので
特に熱心に鑑賞というか見ていた。
何時の日か二人で「絵画&陶芸展」をやろうと相談しているところだ。



国立新美術館の隣の部屋では「横山大観展」が
開催されていたが疲れたので「大観」はまたの機会。

夕食はSG御夫妻と近くの「オモテサンドウ・ヒルズ」。
ピノ・ノアールのNZワインを飲みながら北海道スキー行きの打ち合わせ。
もう歳だから2・3本 滑ったらゆっくり温泉へと毎年言っているのだが
ゲレンデに着くと、その言葉を忘れ夕方まで滑ってしまう。
今年こそゆっくり温泉となるかどうか大変疑わしい。

外はいまだに霙交じりの雨、寒い一日だった。














新槐樹社展入選

2008年01月31日 19時36分37秒 | 陶芸
1月31日(木)


新槐樹社より陶芸展入選を知らせる葉書を本日落掌。



作品に自信が?あったので見切り発車で知り合いに
展覧会の招待状を出状しましたが、これでひと安心。

ミスターマスダの作品は六本木の新国立美術館内
「第52回 新槐樹社展」で展示されます。
大方の皆様には招待状を差し上げた積もりですが
未着の方は仰って下さい。
直ぐ速達でお送りいたします。
招待状が無いと800円の入場料が掛かります。

作品は陶芸の部。
題名は
「Deep Blue Serenity」
和名「深海の静謐」です。
高さ40センチぐらいの青を基調としたオブジェです。
陶芸部門の出展は100点ぐらいですので会場で探して下さい。

展示期間は2月6日から18日まで(12日休館)。
なお その期間  「横山大観生誕100年」の展覧会(別料金)も
開催されておりますので「大観展」を御覧になった後にでも
拙作の所へお立ち寄り御高覧賜れば幸甚に存じます。

なお新国立美術館は黒川紀章のデザインによる
コンテンポラリーな超モダンな建築物です。
建物を見るだけでも愉しいですよ!


陶芸展覧会への応募

2008年01月29日 20時46分38秒 | 陶芸
1月28日(月)

陶芸教室の講師のY先生の強いお勧めを頂き
美術展に応募する事にした。



焼き上がったばかりの大作?大物?と言うより
始めての大寸法陶器を作陶を始めてから初めての応募で
先ず作品に題名を付けねば。
トルコ・ブルーとルリ色を基調に乳濁釉でスポットを散りばめている。
イメージとしては夜空・星座か。

タイトルをあれこれ考えていた丁度その日

ロスアンジェルスの小1の孫娘より下記メール。

[ 冬休みの旅行(セドナ)で星鑑賞時の一句

ふゆのよる
ひこうきわたる
あまのがわ


あゆみ 拝 ] とある。

「あまのがわ」か!記念にその名前を使いたいが
どうも天の川ギャラクシーの雰囲気ではない感じだ。

制作時に意図したデザインは汚染の無い南の海の
海中深く海流も動いていない静かな海の青。
題名は「A silence of deep sea」和名は「深海の静謐」。
長男に意見を聞いたところ英文名は中学生の英語だとボロクソ。
結局「Deep Blue Serenity」と決まった。

これで応募用紙に必要事項を総て書き込み完了。
勇躍ミセスマスダとT義弟をお供に六本木の「新国立美術館」。
あの若尾文子の旦那さんの黒川紀章がデザインした新国立美術館。

美術館の搬入口ではY先生が待っててくれお陰で搬入手続きはスムーズ。
作品を持ち込んだ時 係りのかたに「先生」と呼ばれミスターマスダは眼をパチクリ。
生まれてこのかた酔っ払いに「社長・大将」と言われた事はあっても
「先生」と呼ばれた事は自慢じゃないが一度も無い。

展覧会は3部門で各部門作品を搬入中だ。
絵画部門は500点ぐらいの応募、競争が激しそうだ。

彫刻部門はまだ作品が集まっていない様だがインスタレーションまである。



黄色い旗がヒラヒラしている箱の様な物も彫刻らしい。
余りレベルは高くない感じだ。


陶芸部門は150点ぐらい応募作品が集まっている。



ミスターマスダの「Deep Blue Serenity」は高さ40センチで
大きい積もりだったが応募作品の中では小さい方だ。
審査では大きい作品がどうしても有利とも言われているが
他の応募作を見たミスターマスダは自作に自信を深めている。



最後に事務局の係りの方から
展覧会の「御案内絵葉書」と「入場招待券」を若干枚受け取って
ミスターマスダの陶芸展応募の初体験は無事完了。



Y先生たちとロビーで御茶をして本日の大仕事は終わり。
後は「果報は寝て待て」
入選通知の返信葉書を待つばかりである。







オブジェ

2008年01月27日 06時03分33秒 | 陶芸
1月26日(土)


陶芸を始めて以来 最大の花器オブジェが焼き上がった。
高さ40センチに喃々とする大物だ。
作品はマスダ窯ではなく大型の陶芸教室の窯だ。



陶芸教室にY先生と仰る名物講師がいらっしゃる。
今でもお若いがもっと若かった時は所謂「青年実業家」だったらしい。
お父君が大変厳格なお方らしく早々に「青年実業家」を辞めて
陶芸の途に入られた。
益子か笠間で泊り込みで修行を積んだそうで腕は確かだ。
陶芸関係の何とか会の正会員で我が陶芸教室では
肩書きも高く「技術本部長」を自任されている。
周りの皆さんも尊敬はしているのが、その尊敬を態度で表すことをしないのが
当教室の家庭的なところだ。
Y先生は作家活動もやっているが陶芸講師とボランティア活動として
身障者への作陶指導が彼の最大の関心らしい。

生徒へのお手本の為か、それとも自慢の為か
ちょくちょく御自身の作品を教室に持ち込まれる。

作家の端くれだからそろそろ作風も確立しなければいけない時期かと愚考するが
持ち込まれる作品の傾向が毎回異なる。
ある時Y先生の持ち込まれた作品に「ビッビッ」と来た。
フォルムは細身だがふっくらとしているスレンダーな美人を連想させる。
色付けは南の海 なぜ南の海だ
綺麗な汚染の無い南の海の深海の静寂を連想させる。
容といえ色合いといえ何時までも見ていられる。
見ていて飽きが来ない、これは確かな作品だと確信。

突飛な話だが上野の国立博物館の横山大観の初期の日本画
「無我」を見ている時に感じた気持ちと一緒だ。

話は長くなったがその様な訳でこの作品をお手本にして
作陶したのが今回の作品である。





Y講師の御指導は勿論ですが陶芸教室の恵紀堂の講師の方々のご援助
特に釉掛けに関しては釉薬の御専門の里子先生の御懇篤なる
ご指導の賜物と感謝致している。



この作品を作り上げるまで少し時間が掛かりましたが
その間 至福の時間を楽しめたことを
サポートして頂いた校長先生の「Kお局さま」他 皆々様に感謝します。