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A Slow Life of Mister Masuda

定年退職後のスローライフを公開!

サイバー陶芸展(10)

2007年12月25日 09時46分35秒 | 陶芸
今日はクリスマス。
友人御夫妻達とイタリアン。

昨晩はヨット仲間の友人の庭より頂いてきた柚の実で
数日遅れの「柚湯」にもつかった。

年賀状も360枚出状した。

ジャンボー宝籤も購入、神棚に供えてある。
大晦日の抽選日を待つばかり。

植木屋さんが来て庭も綺麗にしていってくれた。
年末の気分が段々盛り上がってきた。

このところミスターマスダは結構熱心に陶芸工房に立て篭もっている。
年末年始に友達に差し上げる作品の制作に没頭と云うところだ。
釉薬の「黄イラボ」を何とか上手く使いこなしたい。

何度も試し焼きの後 何とか満足の行く作品が出来たと思う。
これら作品を「お嫁に出す」前に記念撮影をしてみた。
友人に差し上げる時は「箱書き」はおこがましいので
せめて黄色い布で包んで「花嫁衣裳」の代わりにしたい。

黄イラボ大井戸茶碗
15センチX7センチ



黄イラボ小鉢
12センチX5センチ



黄イラボ酒器
徳利
12センチX9センチ
ぐい飲み
7センチX4センチ



黄イラボ角皿
18センチX18センチ



黄イラボ角突き角皿
16センチX16センチ





サイバー陶芸展(1)

2007年09月16日 23時35分21秒 | 陶芸
7月5日 虎ノ門病院で前立腺癌の摘出開腹手術後 
過激な運動は禁じられていたので
最近まで陶芸に集中していた。

土練り・ロクロは力が要るので最初は
造り溜めて置いた素焼きに釉薬を掛け
窯焼きを楽しんだ。

結構作品が貯まってきたので過去の未発表作品とあわせて
数回に分けて「サイバー陶芸展」を行いたいと思う。

もし宜しければコメント・アドバイスなどブログへの書き込みを
お願いできれば幸甚の極みであります。



志野 花器
高さ 10センチ  直径2センチ
少し形を崩しアンバランスのバランスを試みた。
貫乳(入)も期待どうりに入っている。




志野 抹茶茶碗
高さ 8センチ  直径 12センチ
少し小振りな茶碗 
使い込めば味が出て来るのではないかと期待している。




いらぼ 抹茶茶碗
高さ 8センチ  直径12センチ
土は粗めの黒御影土 釉薬の流れも計算どうり。
少し重めの冬茶碗に仕上がった。




花器
高さ 15センチ
釉薬は黒天目釉の上に乳白釉を重ね掛け。
最近研究?している釉掛けだ。
二つの釉薬の掛け合わせバランスで仕上がりが変化する。
コントロールする事は出来ないが小宇宙が現れたり
南太平洋で見た夕焼けの茜色を見たり興味が尽きない。




織部長首一輪さし花器
高さ 18センチ
国立近代美術館で見た岡部嶺男の作品に
荒削りした表面に織部釉を釉掛けしたものがあった。
芸術は模倣なり。チョッと真似をしてみた。




サイバー陶芸展(2)

2007年09月15日 21時57分42秒 | 陶芸
サイバー陶芸展(2)

変形花器
高さ 10センチ  直径16センチ
ロクロで挽いた後 意識的に歪みをつけた。
黒天目釉と乳白釉の掛け合わせだが
部分的に呉須(青)のスプレー掛けで変化を狙った。
作陶の記録をとって置いても次回同じものが中々出来ない。
陶芸とは面白いものだ。



冷酒の為の酒器セット
涼しげなルリ色の釉薬を使用。
高さ9センチ  直径6センチ
   5センチ    6センチ
肉厚の器に仕上げ冷蔵庫で冷やして使う。
SMさんの所に嫁入りするので
持参金代わりに球磨焼酎を一本。




水差し
高さ18センチ  直径20センチ
形は五島美術館の「やぶれ袋」より拝借。
ただし ひび割れを入れる技術はないのでそのまま仕上げた。
川喜多半泥子も習作として何度も挑戦したと聞いている。
生乾きの作品を10センチぐらい上からドスンと落として
少し前のめりに傾かせ 胴にひび割れを入れるのだそうだ。

仕上げは「伊賀」ではなく艶のある黒天目。




楕円 平皿
縦13センチ  横22センチ
踏鞴(タタラ)で伸ばした粘土を手で加工して皿にした。
皿の縁はひび割れ目もそのまま少しラフに仕上げた。
釉薬は乳白釉を用いた。
ひび割れ目にも釉薬が掛かり、また釉薬が溶けて流れて
縦横の筋が現れ良い景色になっていると思う。




椿の平皿
縦15センチ  横22センチ
椿の花を形どった平皿だが花弁を筋入れしているので
製作過程で筋入れ部分が割れやすい。
素焼きで歩留まり60%
温度を上げた本焼きで歩留まり80%。
トータルで歩留まり50%前後。




サイバー陶芸展(3)

2007年09月14日 22時02分28秒 | 陶芸
サイバー陶芸展(3)

織部丸鉢
高さ7センチ  直径19センチ
これも国立近代美術館で見た岡部嶺男の作品のコピー。
岡部嶺男の初期の作品は織部だが
晩年は青磁で名を成した陶芸家だ。
追々青磁もやってみたい。




志野 高台付き丸皿
高さ5センチ  直径21センチ
轆轤で削った色々な土を集めて練り直した
リサイクル土で作ってみた。
志野釉を掛け少し高温で焼成。
焼き上がってみると白い志野の肌に程よい胡麻塩。
陶芸では火の神様・土の神様の悪戯で
時々この様に期待していない嬉しいサプライズが起こる。
もう一度 同じものを作ろうとしても
リサイクル土の配合データもないし残念ながら再現性は低い。





黒天目 高台付き丸皿
高さ6センチ  直径21センチ
高台に銀杏や紅葉のシルエットを切り抜いてみた。
テーブル上での目線に丁度良いアクセントの積もり。
我が家のキュレーター・ミセスマスダの評価は低く
この皿が我が家のテーブルを飾ることはなかった。





サイバー陶芸展(4)

2007年09月13日 22時06分45秒 | 陶芸
サイバー陶芸展(4)

ぐい呑み
直径7センチ
一品物はどんな形になるか土に聞けば良いが
セット物や6客物などは同じものを複数作る訳だから
修行の足らない素人には難しい。
勿論 それなりのマニアルやコツがあるのだが
本当は轆轤を沢山挽くことだと思う。




中鉢
高さ8センチ  直径18センチ
黒天目釉と乳白釉の掛け合わせの微妙な塗布量の違いとか
むら等により仕上がりも微妙に変わってくる。
このコントロール出来ない予測出来ない仕上がりに
窯出し時はワクワクする。
結構気に入ってこの種のものを最近よく作っている。
しかし大体の場合 狙い目と異なり期待は裏切られる事が多い。




平皿
直径22センチ
肌理の粗い「黒砂岩土」を使用。
釉薬は乳白釉の少し厚掛け。
土の肌理が粗いので水漏れしないように
少し「焼き締め」状にする為 焼成温度を上げたい。
また水漏れを心配して釉薬も少し厚掛けにする。
焼成温度を上げれば焼き締まるだろうが
釉薬は高温で流れてしまう。二律背反で面白い。




秋の平皿
直径15センチ
紅葉と松葉のパターンの転写紙を入手。
初めて転写紙を使った。
平皿の縁に織部釉をあしらって仕上げた。
第一作でまだまだ不満足。
失敗作だが記録のためにアップした。




陶板
22センチ角  厚さ1.5センチ
乾き切らない陶板に細い溝を刻み込み
素焼きの後 溝に鉄赤釉を擦り込む。
陶板表面に黄瀬戸釉。
食器の積もりで作ったが食器には使ってもらえず
今はオーナメントとなっている。




サイバー陶芸展(5)

2007年09月12日 22時10分22秒 | 陶芸
サイバー陶芸展

大型花器
高さ38センチ  直径25センチ
これはマスダ窯の作品でなく陶芸教室の作品。
作陶生活を始めてから一番の大寸 大型の焼き物だが
改善の余地は沢山あり発表には忸怩たるものがあるが
記録としてここに残すことにした。
飾り取柄は陶芸教室の講師のYMさんの指導で象の頭部のデザイン。
このアイデアは後日使える。




織部 蔓付き菓子皿・変わり角皿
高さ18センチ  直径22センチ
13センチ角
呉須の筆使いが下手くそ。
但し作品としての面白味はないが
釉薬の織部釉と黄瀬戸釉が上手に掛かっていて満足している。





整理用つぼ
高さ12センチ  直径22センチ
黒天目釉を基調に少し乳濁釉で汚してみた。
歳を取ると細かい事がめんどくさくなる。
領収書とか伝票とかを この壷に詰め込んでおき
月に一回纏めて整理する事にしている。




試作品
高さ22センチ 直径17センチ
蓋付きの壷である。
親友のSGさんから今すぐではないが「骨壷」を作ってくれとの依頼あり。
試作品でも作って構想を練っている。
いつ本当の「骨壷」を作るか なるべく先延ばししたいものだ。
SGさんは玄人はだしの絵描きさん。
ミスターマスダのポートレイトを描いてくれるそうだ。
ヨット上の勇姿で葬式の写真の代わりにもなるそうだ。
こちらの方は すぐ描いてくれると言っている。




サイバー陶芸展(6)

2007年09月11日 12時08分13秒 | 陶芸
サイバー陶芸展(6)

秋のお猪口
高さ3センチ 直径9センチ
陶土は少しざらついている白御影土。
例の転写手法で紅葉と松葉。
「かわらけ」をイメージして薄べったく成形。
秋らしく紅葉や松葉を浮かせて熱燗を楽しむと言う趣向。
実際は我が家では御手塩皿とか珍味の小皿として使われている。
観光地の土産物屋の陶器の様だと
我が家のキュレーターからは酷評を受けている。





抹茶茶碗
高さ8センチ  直径13センチ
陶土は黒御影土で肌理の粗い風合い。
白い化粧土を片面掛けして黒御影土の黒さを強調した。
白地に赤をちりばめ茶室に明るさを持ち込みたい。
銘はスタンダールに敬意を表して「赤と黒」。
余り評判は良さそうもなく嫁に貰い手は無いだろう。





伊羅保 抹茶茶碗
高さ7センチ 直径11センチ
この小振りの抹茶茶碗はマスダ窯では無く陶芸教室の作品。
指導講師のYMさんは轆轤の天才。
厳しく?指導を受けているが「轆轤挽きの要諦は薄く・軽く」。
確かにこの茶碗は肉厚が薄く軽く仕上がっているが
制作工程でYMさんの手が相当入っている。
ミスターマスダの作品であってミスターマスダど作品でない感じ。




サイバー陶芸展(7)

2007年09月10日 12時12分15秒 | 陶芸
サイバー陶芸展(7)

モダン茶碗
高さ8センチ 直径8センチ
陶土は白御影土。
轆轤は少し薄目に挽きコップ的な感じを狙う。
白御影土の白さと少量混じった黒いブツブツを大事にし茶碗の胴のみに彩色。




深か皿
直径22センチ
陶土は白信楽粘土。
皿の縁を紺の呉須で飾る。
透明釉を厚掛けして食器としての実用性を高めた。




粉引き丸皿
直径22センチ
秋に向けて茹でた「絹担ぎ」まど盛って見たい。




汲み出し
高さ7センチ 直径11センチ
殆ど標準的な粉引きの汲み出し茶碗。
同時に御飯茶碗も作った。
陶土は扱い易い並漉粘土だが
粉引きの化粧土が満遍なく掛かり面白味に欠ける。
次回は色の濃い陶土を工夫して下地が現れて景色を出すようにしたい。




サイバー陶芸展(8)

2007年09月09日 12時17分01秒 | 陶芸
サイバー陶芸展(8)

長首 織部花器
高さ23センチ 直径15センチ
これは陶芸教室の作品。
誰かがハンコ・スタンプの様だと仰っていたが
作者の狙いはコイルを巻いて作ったオブジェ。
触るとスプリングがブルンブルンと動く感じが感じられないものか。
首のところが微妙に躍動している積もり。





高さ17センチ 直径20センチ
これも陶芸教室の作品。
我が家のキュレーターの評価ゼロ。




楕円 平皿
縦13センチ 横17センチ
色の少し濃い陶土を踏鞴でのばしたあと
乳白釉をたっぷり掛ける。
釉薬の流れと下地の陶土の色がおもしろい。
陶芸は「火と土の神様」の御機嫌を
損ねないようにしないと楽しめない。




丸皿
直径26センチ 高さ6センチ
陶芸教室の作品。
釉薬は黒天目釉と乳濁釉の掛け合わせ。
同じ名前の釉薬でも買った店が違うと仕上がりが違うようだ。
また釉薬を何種類か合わせて使うと相当ベテランでも
どうしてそのような色を出せるか判らないらしい。
同じようにやったつもりだがマスダ窯と仕上がり具合が異なり面白い。





サイバー陶芸展(9)

2007年09月08日 12時20分51秒 | 陶芸
サイバー陶芸展(9)
      最終回


変形皿 4種
各々縦16センチ 横22センチ
踏鞴で伸ばした粘土の周りを丸めて皿を形成。
皿の縁は指の趣くまま。
凸凹やひび割れが気に入っている。

この皿は色々な使い方がある。
ソーメン・蕎麦からパスタまで。
秋刀魚を二つに切って盛ってもよい。
カレーでもシチューでも。

皿を素焼きの後 呉須で角ばった模様を書き
乳白釉を掛けと模様が薄っすら浮かび上がる。。





素焼きに十文字 その上に卯の麩釉を掛ける。




素焼きの後 粉引きの釉薬?を「ささら」の様なもので刷毛目を立てて塗る。
陶芸を始めた時からマスダ窯にある年代物の卯の麩釉を掛ける。
今 使っている卯の麩釉と発色が違い色がつく。
同じ卯の麩の釉薬でもこんなに違うものか。
面白いものだ。




粉引きの泥を塗布した後 透明釉で仕上げる。



4種夫々楽しく食卓を賑ぎあわせてくれる。

これで最終回です。
ミスターマスダのサイバー陶芸展
御閲覧有難う御座いました。

今回の陶芸展は未発表の手許にあるものを
何の整理もせず自信のあるもの無いもの
只雑多に展示したような次第です。
さぞ御覧になるのにお疲れのことと思います。
有難う御座いました。

すでに発表済みの作品は
更に下にスクロールして行くと出てきます。

なお弊ブログを御閲覧頂く人は一日平均60名を超えます。
それらの愛読者?に背中を押されて
今後も弊ブログを続けて参りたいと思います。




大平皿三点

2007年07月01日 15時55分51秒 | 陶芸
7月1日(日)

の間 幣ブログで 花器に紫陽花を活けた写真を御紹介した。
紫陽花が映え花器も満更でもないような感じで満足している。

ミスターマスダの作陶は生活雑器なので
その器に「活ける花」「盛り付ける食べ物」などが映えるよう
器自体が極度に自己主張しないよう作っている積もりだ。

今日は大平皿に到来物のサクランボを盛り付けてみた。

カリフォルニア産サクランボを盛ったのは
直径39センチ 釉薬は「卯の麩」。





これもカリフォルニア産だが色が濃くて少し小ぶり。
2種のサクランボはロス在住の次男家族から「産地直送」されたもの。
ミスターマスダの思い入れもあるのだが
日本のスーパーで売っているのとは一味も二味も違う。

昔 NY時代に美味しいと思って食べていた味を思い出した。
サクランボと云うより「チェリー」と云う味だ。

平皿は直径50センチ 釉薬は薄めの「黒天目」の上に「乳濁釉」。





この平皿には「佐藤錦」を盛ってみた。
毎年 山形から御奇特な方が贈って呉れる。
嬉しい事だ。

直径36センチ 釉薬は「黒天目」に「乳白釉」の掛け流し。






紫陽花

2007年06月23日 17時21分57秒 | 陶芸
6月23日(土)
梅雨シーズンに入ったのに一向に空模様は梅雨らしくない。
偶々ゴルフに行った昨日だけが少し梅雨らしく
後半のインは雨が少しパラつき濡れて仕舞った。
今日はお日様が出ている。
明日はヨット。
この分なら明日も絶好のヨット日和かな。

今年の梅雨は空梅雨か。
それでも鎌倉の名月院や長谷寺の紫陽花など各地から
紫陽花の話題が伝わってくる。

家人が我が家の裏庭の紫陽花を拙作の花器に活けてくれた。
裏庭で人に見られることの無い紫陽花は人目に触れて活き活き
ミスターマスダの花器たちも何故か紫陽花と相性が良い感じ。




この間 義母の一周忌があり久さし振りに親戚一同が集まった。
この機会に在庫一掃とばかり陶芸作品を持ち込み 
嫁の実家の大広間で大展示会。
小皿など生活雑器は嫁入り先が決まったが
花器・大皿など少し大きな物は売れ残り。
この2点の花器も大展示会では売れ残ったが、
紫陽花でも活けて見てもらえば嫁入り先も決まっていたかも。

なお花器そのものは6月9日のブログで紹介済み。


花器

2007年06月09日 13時16分04秒 | 陶芸
6月9日(土)
久し振りにマスダ窯の作品を御披露したい。
どんどん作品が知人・友人宅へ嫁入りするので
記録に留める為にもブログにアップさせて頂いた次第。

この間 竹橋の「東京国立近代美術館工芸館」・・(もとの近衛師団の建物)で
岡部嶺男の作品を見てきた。
岡部と云えば青磁だが初期の作品に織部があった。
小品で織部の”一輪差し" ちょっと真似して作ってみた。
だいぶ人間国宝のとは違う様だ。
高さ17センチ。



轆轤で牽いた後 屈に歪めて形を整えた。
釉薬は黒天目釉の厚掛けに乳白釉の霧吹き
その後 呉須で色付け 透明釉。
高さ12センチ 直径17センチ。



真ん丸い花器。
色付けはベンガラで赤く。
縦・横 各20センチ。



扁平丸型花器。
乳白釉の霧吹きの量を多めに。
高さ12センチ 直径20センチ。



大口丸型花器。
左右呉須の青とベンガラの赤で色付け。
縦・横 各19センチ。




小鹿田焼き

2007年02月04日 16時38分44秒 | 陶芸
マスダ窯で「小鹿田焼き(おんたやき)」に挑戦してみました。

5年前 湯布院の温泉に行った時 足を伸ばして彼の地を訪れた印象は痛烈です。
いまも集落の谷川でのんびりと陶土をつき続ける「唐臼」のように、
永い歴史と伝統を守りながら小鹿田焼10軒の窯元が
じっくりと家族総出で手仕事に取り組んでいます。

代表的な技法として、「飛びかんな」・「刷毛目」・「櫛描き」・「打ち掛け」・「流し」などが
ありますが技術の伝承は”一子相伝”。
手始めに「刷毛目」にトライしましたが、コツが掴めず中々の苦戦。




小鹿田焼きは江戸時代中期に、筑前の国小石原焼きから陶工・柳瀬三右衛門を招き、
大鶴村の黒木十兵衛によって開窯された李朝系登り窯です。
300有余年にわたり当時の技法を受け継ぎ、窯の火を守ってきました。

 
昭和6年に民芸運動の指導者・柳宗悦氏の来山により、
その伝統技法と質朴な作陶が賞揚されました。
また、昭和29年・39年には世界的にも著名な英国バーナード・リーチ氏も
日田に滞在し、作陶された経緯があります。
平成7年、国の重要無形文化財保持団体(国宝)の指定を受けいます。





織部皿

2007年01月29日 17時38分59秒 | 陶芸
マスダ窯の最新作。  

織部の皿に挑戦してみた。

一つは加藤唐九郎の写し。
我が家のキュレーターの家内の評価は低い。
小手先の真似では、どうしても陶器独特の土の中から
生まれ出て来た力強さに欠ける。

もう一つは魯山人の写し。
これも本物によく似ているが我が家のキュレターの評価は芳しくない。
器自身ボッテとして重たい。
生活雑器としては使いにくいし魯山人も食器として作ったのだろうから
矢張りこの魯山人写しは要勉強というところか。