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A Slow Life of Mister Masuda

定年退職後のスローライフを公開!

川瀬忍の青磁

2011年08月03日 14時15分18秒 | 陶芸
7月21日(木)

青磁は中国で生まれた「やきもの」だ。
釉と土に含まれた僅かな鉄分が焼成により
青味を帯び「玉」を連想させる色と艶をみせる青磁には
陶ならではの美しさがある。
特に青磁の全盛期、宋代の名器は
神秘的な釉色と品格ある形で見る者を魅了してきた。

現代の名工・初代竹春を祖父に持ち
10代のころから作陶の道に入った
川瀬忍の作品展である。





初期の古典に倣った「香炉・水注」

独特の静けさと品のよさをを漂わせた最近の作「青磁大鉢」



この菊池寛実記念 智美術館
小規模ながらピリリと光った企画を行っている。
然しながらあまり一般に知られていないためか
いつ行っても来館者は少ない。
ゆっくり作品を鑑賞出来てうれしい。

PS先週のNHKの新日曜美術館の番組で
この川瀬忍展を紹介していた。







HAMADA SHOJI STYLE

2011年07月25日 14時19分18秒 | 陶芸
7月14日(木)


益子焼の人間国宝そして民芸運動の中心人物として
濱田庄司の名は知れ渡っている。

このたび新橋の「汐留ミュージアム」で
濱田庄司スタイル展」が開催されるという。
弟の方からオープニング・レセプションの招待券が回ってきたので
興味ある展覧会 ミセスマスダと出席。







ミュージアムの館長さん 濱田庄司のお孫さん
などの御挨拶でレセプションは始まった。







会場には200人ぐらいの出席者がいたが
残念なことにミスターマスダの知り合いも
有名人もいなかった。
ただ汐留ミュージアムはパナソニックのメセナ活動なので
予算が十分あるのかシャンペンをはじめ飲み物にバラエティがあり
食べ物も上等だった。










濱田庄司は板谷破山に学び京都の河井寛次郎の知己を得た。
「京都で道を見つけ、英国で始まり、沖縄で学び、益子で育った」
と濱田は書いているが英国でのバーナード・リーチとの交流は
彼の人生スタイル モダニスト・モダニズムに大きな影響を与えたことは疑いがない。

理想の暮らしを求めて益子に移り住んだ濱田庄司
その益子でスローライフとも言える生活を計画。
彼は生活も芸術活動もすべてを自分でデザインする生活に憧れていた。
文字どうり手作りのモダニズムの実践であろう。
白洲次郎の生活態度に似ている気がする。

イギリスのライティングビューロー

ホームスパンの背広

さむえ

水注




作品群の展示も中々の見ものである。
イギリス・セントアイヴィスのスリップウエアーの影響が
各作品に表れている。

赤絵角皿

典型的な「流し掛け」

鉄絵各皿












美術館巡り

2011年06月19日 19時47分09秒 | 陶芸
最近 閑を見つけて展覧会巡りをしている。

6月12日(日)

戦前から戦後にかけて少女雑誌を中心に
圧倒的な人気を誇った蕗谷虹児(ふきやこうじ)。
新潟県新発田の出身だがミスターマスダも勤め人時代新発田にある工場の
担当をしたこともあり蕗谷虹児には親しみを覚える。

竹久夢二に見出されただけあり画風もどことなく似通っている。
またペン画はビアズレーほどの妖艶性は無いが
子供向けではなく大人の鑑賞に堪える挿絵だと思う。



























6月8日(水)



菊池ビエンナーレは現代陶芸の振興を目的に隔年で開催されている公募展である。
作家それぞれの感性と技術が結晶した作品は
形体、質感ともにバラエティーに富み見ごたえがある。
この多彩な作品群を通じて日本に於ける現代陶芸の今と魅力を
感じることが出来 大いに刺激を受けることができた。

今回の大賞(上の写真)は岡田裕氏 
萩の陶土の白と火色の赤と炭化いよる黒の3色がバランスよく配置され 
見事に器の外と内を飾り豊かな装飾的効果をあげている

優秀賞 中村伸子氏 




帰りに東京駅近くのビロンで食事 
この店はワインのセレクションがよい
今日はサン・テミリオンにした





6月3日(金)



画は生きていなければならぬ
中川一政の口癖である。

中川は雑誌「白樺」によって日本に紹介されたゴッホやセザンヌに
触発され独学で画風を確立した。

97歳で亡くなる直前まで衰えることを知らない
創造エネルギーは感嘆すべきであろう。
生涯を通じて作品表現に駆り立てたものは
対象に対する「感動」であろう。
表現は絵画のみならず陶芸・墨書と多岐にわたっている。




駒ケ岳

二つの壺の薔薇 花器のマジョリカ焼きが好きだ

福浦風景 中川が好んで描いた近所の漁港

金魚 岩彩

鯛 「我のみや」 額縁も中川の作  

唐津陶板 「我はでくなり」

独行此道 ひとりこのみちをゆく・・・中川一政  

この文化勲章画家は多作であったがその人気ゆえか
作品の多くが散逸してしまっている。
今回の展覧会は展示点数100点 
中川の独自の精神と軌道に触れた気がする。




アンデパンダン展

2011年05月15日 11時59分57秒 | 陶芸
5月6日(金)


19世紀末 ヨーロッパで起こったアンデパンダン展運動。
アンデパンダンとはフランス語 英語ではインディペンデントと云う事。
自主独立展とも訳されている。
既成美術団体の縛りを受けず誰でも芸術表現に参加出来るということである。
保守的な審査員の審査を受けないだけに作品は「アバンギャルド」。
ミスターマスダもこの機会にチャレンジ。



会場は横浜市中区海岸通り 日本郵船横浜支店の裏 
分かりやすく言えば あの神奈川県警の隣。



その昔 海運華やかなりしころの郵船の海岸倉庫。
今はBankART Studio NYKとして
美術関係のアクティビティに使われている。
保税倉庫を再利用してアートギャラリにしている
NYのソーホー地区と同じアイディアである。



今日は作品搬入日。
ミスターマスダは陶芸教室の校長先生と
インスタレーションに挑戦。

もう展示準備を始めている人もいる

会場は広々としている



陶芸教室の講師の薬王寺太一さんも展示を始め出した



油彩画も多数出品されている


ミスターマスダの展示も一応終わりホッとしたところ そこで記念写真

三階の会場からのビュー みなとみらいの観覧車が見える

赤レンガ街も目の前だ

仕事は終わったし一杯やろう 一階の前庭のバーにて

皆で赤レンガ街で軽いランチ シャルドネが良く冷えていて美味かった



赤レンガ街の御庭は手入れが行き届いていて気持ちがよい




5月7日(土)

次男のところの家族がアンデパンダン展を観てくれるという。
取り敢えずミスターマスダの作品の前で記念撮影。



陶芸教室の生徒3人のコラボ 
全体の調整は女校長によるインスタレーション









陶芸教室の講師薬王寺太一さんの
力作インスタレーション。
中々評判がよろしいようだ。







会場には楽しい作品が一杯あった。
今後の成長が楽しみだ。













一階の喫茶店で3時の御茶。
中学一年のTクンは今晩は鶴見に泊まることになった。
鶴見では好きなテレヴィを見たり思う存分ゲームをしたり
Tクンには至福の時であったと思う。




5月8日
Tクンが鶴見に泊まるときは朝食にTクンの好物 
アメリカ産のカリカリベーコン付き目玉焼きが出る。
ミスターマスダもビール付きで御相伴にあずかる。
誠にハッピーな朝となる。
 
次男家族全員でTクンを迎えにくる。
昼時だったので近くで中華を食べて次男家族とはバイバイ。



番外

11日 
F御夫妻とゴルフの約束であったが生憎の雨。
どうもF御夫妻とのゴルフではよく雨に祟られる。
誰か雨男か雨女なのだろう。
折角だからランチでもという事で代官山まで遠征。
お気に入りのレストラン「パッション」気持の安らぐひと時であった。
隣の席に「うつみ・みどり」さんがいたのには少し吃驚。




13日
昨夜で雨も上がり絶好のゴルフ日和。
勤め人時代の仲間と月に2~3回やっている「厚木会」。
今日は急に暖かくなった為か湿度が高く体がだるい。
ショットもピシッと行かぬ。
勿論寄る年波だがソコアーは今昔の思いである。
100を切れれば嬉しいレベルに落ちてきた。
厚木会も改名して「ハンドレッドクラブ」にしなければ・・・・







これでゴールデンウイークは終わり。
将に「安近短」なゴールデンウイークであった。






織部

2011年04月19日 15時36分47秒 | 陶芸
最近のミスターマスダの作陶をご紹介したい.。
(4月初め)


まず織部を数点紹介する。


長さ23センチ伝統的な「扇型の八寸」一対




少し大型の扇型の八寸 5客。
昔から使われている織部独特のパターンから
独創的な近代的なパターンまで色々試してみた。









モダンな「片口」
織部釉をはじめルリ釉、トルコ・ブルー、飴釉、黄瀬戸飴など
釉薬の見本のような仕上がりとなっている。




花器である。
黄イラボ釉の仕上げ、どんな花を活けたらよいか少し気になる。





直径34センチ銘「デユーン」砂丘の風紋をイメージ
作者としては花器として使ってもらいたい。
水をはり桜の花弁を浮かし「花筏」も良し、
時節柄椿の花を投げ入れるも良し。




こしがや文化芸術祭

2011年02月20日 19時07分46秒 | 陶芸
2月20日(日)

この度 「こしがや文化芸術祭」の開会の式典と
引き続き行われた文化講演の会場の演台の舞台花を活ける花器に
ミスターマスダの陶器が採用された。
花を活けたのは越谷市華道協会の理事をしている知り合いのIZさん。
ミスターマスダの作品も晴れがましい舞台で大満足。
よい知り合いに恵まれたものだ。



高さ42センチ 未発表の作品


陶芸展

2011年02月03日 15時12分32秒 | 陶芸
2月2日(水)




今日は陶芸展のハシゴである。
陶芸作家 坪井恵美子さん たち5人の作家展「冬模様」
それぞれ絵画、フエルト、ガラス、金属と坪井さんの陶芸である。
会場は少し遠くだが武蔵小金井駅の近く小金井街道沿い駅から徒歩3分。

武蔵野画廊前の坪井さん
早稲田大学卒業後 若い時からの陶芸への想い断ち難く
3年に亘り京都で釉薬を中心とした研鑽を積む。
現在はミスターマスダが通う陶芸教室の講師。
昨年のミスターマスダの銀座のSMさんとの「二人展」に来てくれたので
今度はぜひ伺わなければ義理も済まない。














心配していた公募展 応募作2点とも入選の連絡を受け
ホット
している。
今日はその国立新美術館の新隗樹社公募展の初日
昼食もとらず武蔵小金井より六本木に回ってきた次第。

毎回の事だが美術展初日はSM御夫妻をお誘いして会場入りしている。












陶芸の展示室は会場の一番奥まった処。
新隗樹社展はなんと云っても絵画がメインなので我々の陶芸はマイナー
展示場所は冷遇されていても作品のレベルは絵画より高いと思う。



ミスターマスダの作品を一緒に見ているSMさん

ミスターマスダの大壺 重量感ある高さ45センチ

ミスターマスダの置物(高さ38センチ) 副題はブリューゲルへのオマージュ




ミスターマスダがビッビッときた気になる陶芸出品入選作品。
4~5点 参考資料として写真を撮っておいた。













陶芸展示室の隣は彫刻展示室そしてメインの絵画室となる。
もう少し閃きのある作品は無いのだろうか。











美術館の後は表参道まで出かけて行きイタリアン。
ワインを飲み過ぎコーヒーを飲み損ねた。
そこで散歩の途中アニバッサリでSMさんはエスプレッソ 
ミスターマスダはホットチョコレート。
WのエスプレッソのほうがSのチョコレートより量が少ない。
ウエイトレスにSMさんがブツブツ云う。
あの人は酔っている。

なお此の美術展は2月14日まで。
弊ブログの御閲覧者の皆さま もしお時間が御座いましたら
ぜひ御高覧頂きたく御案内申し上げます。












チャレンジ

2011年01月27日 19時28分36秒 | 陶芸
1月25日(火)


一年ぶりに陶芸 公募展のチャンスがやってきた。
六本木の国立新美術館で行われる「新隗樹社」の公募展に
応募することにした。




作品は2点 搬入門より作品を持ち込む。
もう既に沢山の応募作品が持ち込まれていて
審査を待っている状況である。






ミスターマスダの作品もその群れの中にそっと置いてきた。
周りの作品を見てみると中々の力作揃いである。
公募展なので必ず入選するとは限らない。
果報は寝て待てである。

ミスターマスダノの作品は大壺とオブジェ これはブリューゲルへのオマージュである。



折角都心に出てきたのだから
昼食かたがた日本橋の「三越」まで足を延ばす。

「歴代沈寿官展」がお目当てである。
薩摩焼をじっくり見るのは初めて。
ミスタ^マスダのやっている陶器ポッタリーとは
異質の陶器の様に感じた。





結構会場は賑わっている





表情豊かな子供たち



気の遠くなるような精巧な「透かし彫り」






初窯

2011年01月16日 16時34分12秒 | 陶芸
1月14日(金)



今年初めてのマスダ窯の窯出し。
「電気窯」なので「薪の窯」の様な興奮とか期待はない。
大体の出来上がりは想像出来るし判っている。
それにしても今年初めてなので特別の窯出しである。

割れも無くまずまず・・・


一辺17センチの角皿





直径18センチの小鹿田焼きの「飛びカンナ」の鉢。
2点は飾り気ななし
もう1点は飴釉とか織部釉のどの釉薬でカラフルに仕上げた。
余り評判は良くない。









抹茶茶碗 2点
中々思う通りに出来ない。
これもイマイチ。







染付3点
直径16センチの絵皿 梟の図
フクロウは縁起物で「不苦労」に通じるそうだ。





今年も陶芸を色々やって行きたいと思う。


魚谷清兵衛

2010年11月29日 19時33分18秒 | 陶芸
魚谷清兵衛 備前陶展 が横浜そごう6階美術画廊で
11月29日まで行われていた。
初日 朝一番に会場に行き魚谷清兵衛氏と
ゆっくりお話出来たことはラッキーであった。





陶芸家魚谷清兵衛氏(74歳)は陶芸家としては
変わった経歴の持ち主。
家業は海産物加工業 永年食品に携わって
その味覚を盛る器に興味を持ち 
55歳のとき食品会社の経営をしながら二足わらじの陶芸家を始めた。

そこで「焼き締め陶」の素朴さに魅せられ
備前焼の里に半地下式の穴窯を築いた。






前々から興味を持っていた陶芸家で10年ほど前の個展で作品を買ったりしたし
今回はこの2点を購入した。








シンプルで軽やかな備前焼 極限の薄手作りの器に挑み
形を炎に委ね「たわみ」を生かした作品を
経木手備前と名付けている。
下二つは、以前求めた器、愛用している。





マスダ窯でも何度かその作風を真似してみた。
薄い焼き物は不良率が高い。









秋の関西旅行

2010年10月31日 10時19分15秒 | 陶芸
10月28日~29日



例年この時期になると関西にゴルフ遠征している。
今年は滋賀県の彦根カントリーゴルフコースで行われる。
折角なので一日早めに関西に行くことにしているが
今年は兵庫県三田市の丹波焼というか
六古窯の一つ「立杭焼」の里を訪ねることにした。

20数年来の友人の坂本御夫妻にお願いして
窯元を案内してもらうことにした。
坂本さんはアマチュア陶芸家ではあるが陶芸に大変造詣が深かい。
直接手取り足取りの指導を受けたことはないが
色々お話などうかがいミスターマスダの陶芸の師匠である。

新幹線で新大阪 それからJR福知山線で宝塚の先きの
「新三田」で御夫妻と落ち合う。
小雨は降ったり止んだりだが気温は低く少し寒い。
車を走らすこと15分立杭焼の里に入ってゆく。
このあたりは窯元の店が街道沿いに30軒ほど点在している。

店の裏には「登り窯」が設置されている。

薪は「赤松」 一度窯を焚くと周りの薪を使い切るそうだ。




大体の店は道に面して作品の展示場になっており
奥が工房というかロクロなどの作業場。
















三軒ほど窯場のお店を覗いた後
本日のお目当ての西端正さんのお店を訪問。
二度ほどお尋ねしたことがありお互いに顔馴染みなので
すぐ芸術論に花が咲いた。

左から坂本さん、西端正さん、ミスターマスダ、坂本夫人

西端正さんの作品

高さ60センチの「赤どべ大壺」

熔変茶碗



西端正さんは日本を代表する古窯の丹波に、この人ありと言われる、
独自の作風を持った存在感のある陶芸作家。
独特な土から発色する丹波の伝統の赤・粉引・灰釉・焼締のいずれも、
大地に踏ん張った作風は揺らぎません。
日本伝統工芸展総裁賞も受賞 受賞した作家は
大体人間国宝に成られるそうだ。
2006年からご子息の「西端大備」さんとの父子展も開かれているが
その大備さんは34歳の若さで昨年亡くなられた。



亡くなった息子の西端大備さんは京大法学部出の秀才で
弁護士から家業の陶芸を継いだ。奥さんも弁護士。
銀座の「黒田陶苑」でよく個展をしていたのでミスターマスダも
注目していたので残念だ。

西端大備さんの作品







御話し中 茶菓のお世話をしてくれたのが娘さんの春奈さん。
女流陶芸家である。
目下来年の干支の「兎ふたもの」の作成中である。



今夜の宿は京都 寒い1日であった。



日にちが変わって29日は彦根カントリーゴルフコースで
総勢16名のゴルフ。
昨日と様変わりで絶好のゴルフ日和。
東京から8名関西から8名の東西対抗戦。
今回で14回目。後期高齢者もいるしあと何回この会が続けられるか?
一期一会の気持ちをもってゴルフを楽しんでいる。




鶴見に帰宅後 京都で土産に求めた銘菓「四畳半」でお抹茶を一服。






鴨下知美 陶展

2010年10月27日 09時48分13秒 | 陶芸
10月24日(日)




陶芸教室の講師 鴨下知美さんが作陶展を開いている。
鶴見から少し遠いが「阿佐ヶ谷」のギャラリーまで出かけてゆく。
毎年開催しており今回で4回目。





顔見知りの陶芸仲間が集まって記念写真

ギャラリーの入り口だか・・・



陶芸仲間のmさんと帰途「神田やぶ蕎麦」で昼食。
mさんの娘さんがフランス人と結婚してパリに住んでいる。
時々日本に来るが連れてゆくところに困っているというので
「庭のある蕎麦屋」などどうだろうかと紹介がてらのご案内。





シーズンによっては「近くの「あんこう鍋」も良いと場所だけは教えておいた。
腹が満ちたら近くの「湯島天神」「神田明神」はウオーキング・ディスタンス
勿論秋葉原電気街もよいでしょう。

しかしその前に食後のデザート。「梅本の粟ぜんざい」が良かろう。
たまたま「やぶ蕎麦」から出てきたアベックがシャッターを押してくれるという。
ついでに雑談をしていると話の行きがかりじょう
4人で粟ぜんざいを食べに行こうと云う事になった。
ハウエバー残念ながら店は日曜日でお休み。
4人で記念写真を撮ってお別れ。



ミスターマスダはフランス人に英語がうまいねと言われ複雑な気持ち。
知ってる限りのフランス語を話してみたがそれは通じたかどうか疑わしい。


逗子窯作陶展

2010年10月25日 11時26分22秒 | 陶芸
10月22日(金)




義妹のお仲間30人による逗子窯作陶展
鎌倉の小町通りのギャラリーで今日から始まった。

ヨット仲間を誘って美術鑑賞かたがた
鎌倉散策を兼ね鎌倉に繰り出した。







小ぶりだが展示室は明るく気持ちが良い。
当番で何人かの生徒さんがアテンドしている。
早速茶菓のお接待を受けたが茶碗は陶芸教室の先生の作とか。











この逗子窯の主宰で陶芸教室の指導に当たられておられる川崎忠夫さんの作品
指導者らしいきっちりとした仕上がりである。






生徒さんの作品 壁掛けの一輪ざし 
楚々とした「からす瓜」が目を引いた。







義妹の作品
一番目立つ所に展示してある。
出来栄えが良いのだろう。
と思ったら日替わりで陳列位置を変えるらしい。







早速義妹の作品を我々のヨット仲間のYさんがお買い上げ。
係りの生徒さんが包装などお手伝いをしてくれた。





作家先生を囲んでお買い上げ記念写真撮影






ギャラリーを出ると時間は午後1時
小町通りは大変な人出だ。









昼食は鶴岡会館近くのイタリアン  Yさんのご案内である。
店の名前は「リッチョーネ」 中々よろしい雰囲気である。











ハウスワインの白 カルボナーラが何とも美味





ランチの後 Yさんはお仕事に戻る。
義理もあったのでしょうが
我々年金生活者にお付き合い頂き有難うございました。
バイバイ







さあ鎌倉散策
ブラブラ北鎌倉までの御散歩である。
まず鎌倉なら何はともあれ鶴岡八幡宮
境内に散歩の足を進める。











鶴岡八幡宮で気になるのは
あの大公孫樹(オオイチョウ)がどうなったのか?

折れた大公孫樹の根(流石立派なものである)は、すぐ脇に移し、植えたようだが大公孫樹の葉が茂っている

折れた公孫樹の所(元々大公孫樹があった場所)からも新芽が出ていて公孫樹の葉っぱが茂っている

将来どちらの公孫樹が「二代目大公孫樹」になるのか?

急ぐ訳でもなく境内を見渡すと
お日柄が宜しいのか結婚式だ。








皆は石段を嫌い本殿えの参拝を御遠慮したので
ミスターマスダが代表参拝



少し靄がかかっているのが難点だが良い見晴らしだ




何時ものことだが大変立派な盆栽の展示 つい足を止めてしまう

さあ ぶらぶら北鎌倉へ向かおう



境内を出ると北鎌倉へは一本道だが
道路は込んでいる。
駐車場探しなのだろう。




神奈川県立美術館
今日は時間がないのでスキップ。




”欧林洞”という美しい喫茶店兼洋菓子屋に出会ったので
暫しティータイム。
イギリス風の結構な店でお茶もケーキも
サーヴィスも極上であった。
ミスターマスダはサバランにアールグレー 満足。



パーキングには白いロールスロイス 客の車か店の車か?







思わず長居をしてしまった  もう街頭に灯が入っている。




去来庵 ビーフシチュウで有名だ。
今日はここもスキップ。











この街道には面白い店がある 風呂の道具の専門店



店の前で大分県の「小鹿田焼」飛びカンナ」の器が展示されている。
陶器と云うとミスターマスダの足はすぐ止まる。











ここも陶器の展示があるのかな?







建物がユニークだ
どこかから古民家を移築したらしい。
木の骨組みに面白さを発見。





今日は残念ながら陶器の展示はなく刺繍だそうだ













刺繍と言っても平面的ではなく
日本の伝統的刺繍の様に絢爛豪華ということはない。
エンブロイダリーの様に重厚ではなく涼ずやか
新しい日本の刺繍の形と云うものであろうか。










漸く円覚寺」北鎌倉の駅前に戻ってきた






横須賀線で横浜まで出て横浜のデパート巡り
と言ってもデパートのアートサロンを覗くだけ。
伊賀の陶芸作家 小島陽介さんの作陶展
辛うじて作品を買うのを踏み止まった。
将来 大物になる片鱗が垣間見られたような気がした。



夕食の時間になったので本当に久しぶりというか
30年ぶりぐらいになると思うが横浜ダイアモンド街の
勝烈庵でトンカツを喰う。



勝烈庵開業八十五周年の記念に棟方志功の複製絵皿を配っている。
好きな作家・好きな絵なので普段使いの皿として有難く頂いてきた。
因みに本物は本店に飾ってあるそうだ。
そして店名“勝烈庵”の文字は志功の手によるものである。








現代の茶

2010年09月23日 14時49分27秒 | 陶芸
日本の新しい焼き物と古来の茶の湯とのかかわりを探る
「現代の茶」展がホテルオークラの近くの
菊池寛実記念知美術館で11月7日まで開催中。

茶陶の系譜をくむ器から茶を意識しない作品まで出品されており
現代陶芸を一堂で拝見することができ大変興味深いものであった。










金属のような肌あい

前田昭博 白の面取り茶碗

朝鮮唐津と焼き締め

優秀賞の鈴木蔵 志野茶碗

今泉今右衛門 色絵薄墨

三原研 花器

楽吉左衛門

優秀賞の秋山陽 土の重量感ある質感を引き出している

桃山時代から戦後まで陶芸の求心力は茶の湯にあった。
長年培われた歴史の重みとか「茶陶」の約束事に拘束されて
抹茶茶碗を中心に水差し・花器で陶芸作家達は
しのぎをを削ってきていた。

現代陶芸にはその茶陶の約束事から抜け出し
独創性創造性を高めようとしている陶芸家もいる。

この展覧会に出品している作家29人68点には
茶の湯に対する認識の差を感じた。
一部に自由な造形による新しい茶陶が生まれつつある。



焼き締め

2010年09月21日 21時06分39秒 | 陶芸
9月15日(日)


相模原 座間の登り窯で焼いてもらっていた
ミスターマスダの作品の窯出しの日だ。

今回は作品に釉薬をかけず「焼き締め」である。
赤松の薪で焼くので灰が高熱でダラダラと溶けかかって
作品にどのようにかかったか楽しみだ。

座間に着くとすでに作品の窯出しが始まっている。
窯の中に人が入って作品を一点づつ取り出し
入口で窯のオーナーの濱田先生が受け取る。
















窯の中はもう完全に冷えている。
緋色も出ているし灰のかかりも良さそうだ。











窯から出た作品はとりあえず並べる。
後から選別するらしい。
濱田先生の作品についてはノー・コメント。









ミスターマスダの作品が出てきた。



抹茶茶碗


直径40センチの片口


窯の中で割れた片く口


高さ40センチのオーナメント


高さ42センチの壺