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A Slow Life of Mister Masuda

定年退職後のスローライフを公開!

初出窯

2007年01月20日 13時58分48秒 | 陶芸
マスダ窯 今年最初の出窯作品。

酷使に耐えかね昨年末より故障していた電気窯が直りました。
メーカーから技術者が出張して来て温度センサーを交換してくれました。

今年最初の作品は変形角皿です。
二点作りました。
生乾きの表面をスクラッチし乳白釉で仕上げました。
何れも22センチ角ですが高さが一つは6センチ、もう一つは4センチ。
シャープな感覚を狙った積もりです。

高さ4センチの器は実用的ですが
高さ6センチの器の方が面白味があると気に入っています。

お正月の干し柿を盛り付け黒米の稲穂をあしらってみました

高さ6センチの器

上から見たところ

横から見たところ

高さ4センチの器




陶器とお正月(上)

2007年01月07日 14時51分59秒 | 陶芸
お正月の食卓はミスターマスダの焼いた器で賑った。

食べものを盛り付けると、また違った雰囲気を出してくれる。
器そのものだけでは何か物足りない感じの作品も
食べものを盛り付けると食べものの引き立て役を
黙々とこなしてくれて器自身も満足しているように感じられる。


”おせち料理” 大平皿 直径50センチ 黒天目釉に乳濁釉の襷き掛け

”たつくり” 中鉢 直径13センチ 黒泥土に卯の麩釉の厚掛け

”黒豆” どんぶり 直径17X20センチ 白化粧土に透明釉

”紅鮭の飯寿司” 角皿 22X22センチ イッチンで模様を描く 織部

”なます” 円小皿  直径15センチ 黒岩石土に卯の麩釉掛け 割れを失敗と見るか面白いと思うか。
 
(下)に続く・・・




陶器とお正月(下)

2007年01月06日 15時39分58秒 | 陶芸
陶器とお正月(上)より続く・・・

”数の子” 角皿 22X22センチ 織部

”毛蟹” 円平皿 直径30センチ 黒天目釉に乳白釉を襷き掛け

紅白の”招福最中” 葉模様皿 25X17センチ 赤土に黄瀬戸釉

”花びら餅” 変わり皿 25X17センチ 粉引き

長男が持ってきた川崎大師”住吉の久寿餅” 円皿 直径19センチ 黒御影土に透明釉
なお「黒蜜」入れの徳利は高さ12センチ 黄イラボ釉と黄瀬戸の霧吹き
「黄な粉入れ」は直径12センチ 酸化焼成の志野

ミスターマスダの陶器達も良いお正月だった。

ところで電気窯が年末より故障している。
正月の出窯が無くて寂しい限りだ。



秋の習作

2006年11月17日 18時18分08秒 | 陶芸
直径50センチの大皿が焼き上がった。
釉薬は「黒天目釉」の下地に「卯の斑釉」を全面に濃淡を付けて掛け流す。
狙い通うりの景色が現れて来たと思う。
花を活けてもよし お正月のおせち料理を盛り合わせてもよし。

裏面の釉薬の流れが面白いと思う。
大きさを示すためタバコを置いてみた。


季節がら赤とんぼの色変わり小鉢2種。
直径17センチ
粘土の違いで風合いが変ってくる。
この小品は義姉の処へお嫁に行くことになっている。(上信楽粘土)
(並漉粘土)



染め付け

2006年10月11日 14時20分38秒 | 陶芸
マスダ窯は小型なので
窯入れ出来る数・大きさに制限がある。

しかし大量生産出来ない代わりに小回りが利き
釉薬を掛け終われば本焼きは24時間で出窯する。

作陶していると作品の出来上がりを早く見たいものだ。
色々な試み・チャレンジの結果を早く知りたいものだ。

その点 マスダ窯は打って付けで素焼きもあるので
毎日と言う訳にはいかないが二日に一度ぐらい出窯が楽しめる。

今日の作品は呉須の”染め付け”
茶色の濃淡を呉須の濃淡で狙いどうり表現出来たと思う。
次回は筆致に もっと勢いを付けねばと反省している。


直径24センチ 高さ9センチ


大皿

2006年10月07日 17時44分12秒 | 陶芸
10月7日(土)

久し振りに”作品”を御紹介したい。

直径50センチの大皿だ。
高さも9センチあり少し浅い大鉢とも言える。

釉薬は少し薄めに黒天目釉を全面に掛け
乳濁釉を縞状に流し掛け。

自分で云うのも可笑しいが「力作」の積もりだし
出来栄えには結構満足している。



昨晩は太陰暦の8月15日、仲秋の名月だったそうだが大雨。

今夜は打って変わって雲ひとつ無い夜空に
大きな「まん丸」のお月様。
実際には、今年は、今日の月の方が「まん丸」だとか、
意味は良くわからないのだが、昨日の新聞に書いてあった。

夜空を仰ぎながら、この大皿とお月様とどちらが大きいか見比べている。



ペルシャの抹茶茶碗

2006年09月21日 20時53分06秒 | 陶芸
お天気も良し
たまに”はカルチャー”しよう。

取りあえず健康第一 八重洲口のクリニックで「藪」先生の
診断を夫婦で受ける。 歳相応の体調らしい。

診察後「タイユバン」で軽く昼食 まずワイン
よく冷えたプイイ・フュメのスモーキーな香りが食欲を誘う。

食後の散歩がてら”出光美術館”で「琳派」の展覧会。

大変珍しいもので俵屋宗達の国宝の「風神雷神図屏風」、
それを80年後に模写した尾形光琳の重文の「風神雷神図屏風」、
また、それを100年後に模写した酒井抱一の「風神雷神図屏風」。

「風神雷神図屏風」3点が一堂に会するのは京都の展覧会以来
66年ぶりだそうだ。

小生も個別には建仁寺で俵屋宗達、
尾形光琳のは上野の国立博物館で見ている。
酒井抱一のは初めて。
3点一堂で鑑賞すると大感激。
国宝 俵屋宗達筆

なお俵屋宗達の描いた風神雷神のモデルは三十三間堂にある
木像との事。機会があったら見てみたい。

帰路輸入雑貨を扱っているお店にふと立ち寄る。
面白そうなイラン製の器を発見。
価格はタダみたいに廉い。
器が手招きして我々を呼んでいる。
抹茶茶碗によさそうだ。
早速買い求め御茶を点ててみた。
中々良い。
何か銘でも考えなければ。

直径14センチ高さ8センチ




盛り皿

2006年07月22日 07時40分41秒 | 陶芸
陶芸教室の作品

陶芸の勉強のため陶芸教室にも顔を出し
色々教えてもらっている。

最近は「盛り皿」を色々制作している。
生活雑器として日常生活で何時でも使ってもらえればと思っている。

その為にも陶器自身があまり自己主張しないよう
盛った食べ物が映えるよう考えてみた。

角皿
(27X33センチ)
白マット釉を基調に織部釉とオリーブ釉でアクセント付けてみた。
到来物の巨峰を早速盛り付けてみた。


今日友人御夫妻達と銀座でランチのついでに
和光の4Fの陶磁器売場を冷やかした。
あそこのショウケースに小生のこの作品を展示してもらったら結構見栄えがして、
素人さんが結構高値で間違って買ってくれるのではないか。


円皿
(直径35センチ)
黒天目釉に乳濁釉をあしらった大皿。
陶芸教室からお裾分けに頂いたスイカを載せてみた。
三浦のスイカで、ちょっとこの辺りの八百屋さんでは見かけない大きさ。
夏休みの宿題制作のため教室に来ていた小学生も吃驚。





織部 角皿

2006年05月14日 22時03分38秒 | 陶芸
5月14日(日)

久し振りにマスダ窯で織部を焼いてみた。
一辺23センチの角皿だ。
八寸とか寿司の盛り付けに良いのではないかと思う。

試行錯誤の上で少し釉薬を多めに掛けると
狙った様な仕上がりになった。

今後無駄な光が入らぬよう、少し写真の写し方に
工夫を加える必要を感じている。




黒天目の平皿

2006年04月28日 21時27分15秒 | 陶芸
マスダ窯の作品
依然として直径26センチの平皿にコンセントレートしている。

釉薬の黒天目を平皿全体に掛け
その上に乳白釉をイッチン(大型スポイト)でパターンを描く。
乳白釉の掛け方の濃淡よって
乳白釉の白が勝ったり負けたり
予想しなかった白でもない黒でもない微妙な色が浮かび上がって来たり
窯だし時はワクワクする。





早春のお便り

2006年01月31日 20時00分28秒 | 陶芸
今日 横浜は小雨です。
拙宅の庭を眺めていて気がつきました。
何時から咲いているのか知りませんが
白梅が一輪咲いておりました。
今年は寒さの関係で咲き始めが遅いようです。
写真を「早春のお便り」として添付致しました。

小雨降る小さな庭を眺めながらお手前を一服。
抹茶茶碗は前にも御紹介致しましたが筒茶碗の「玄耀」。

本日は久しぶりに最近のマスダ窯の作品を御覧に入れたい。

まず花器、、ジャー 3点。
釉薬はソバ釉。
表面に霜降り模様が現れて来るのが嬉しい。
高さ15センチ。
織部 柄付き盛り皿。
縦24センチ 横20センチ 高さ15センチ。
織部 蓋付き菓子器。
縦・横13センチ 高さ10センチ。以上