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A Slow Life of Mister Masuda

定年退職後のスローライフを公開!

Day 089

2006年03月20日 14時03分17秒 | 航海日誌
第89日(8月17日)
今日はハバード・フィヨルドに進入。
北米最大のハバード・氷河を船上より見学。
既に先客も来ている様だ。



氷河の蒼い氷の塊は高さ90メートル、幅10キロ、長さ122キロ。
ジリジリと 7メトール/日 のスピードで動いている。
一日40メートルの記録もあるそうだ。


氷河は雄大で素晴らしい眺めだ。
氷河の先端の海に突き出ている部分の一部が時々大きな音と共に崩落する。
ホワイト・サンダーと言うらしい。

付近の海面には氷河のカケラの流氷でいっぱいだ。
船員が小さいボートを降ろして流氷に近づいて行く。
50キロほどの大きな流氷を引き上げた。
船に持ち帰り展示して乗客に触らせるらしい。

ただし氷河付近の海水は一面、白茶色。
氷河が土砂を削って海面に流れ込むので
その泥で濁っているのだ。
グレーシャー・ミルクと言うんだそうだ。

夜はヘッミングウエー・バーでアラスカの流氷のオンザロックをママと楽しむ。


Day 088

2006年03月19日 14時01分25秒 | 航海日誌
第88日目(8月16日)
船は愈々アラスカ・トレーシーアム・フィヨルドへ。
山には氷河が遠望され海面には流氷が多数見受けられる。
今年は特に流氷が多いそうだ。
フィヨルドに流れ込む滝の水量も豊富だ。
ニュージーランド、ノールウエー、三陸、北海道などフィヨルドを見てきたが
アラスカのフィヨルドは素晴らしい。
これからの3日間のフィヨルドや氷河の見学が楽しみだ。

午後よりスペンサー岬経由ハバード氷河へ向かう。
海面には多数の鯨が見られる。
船上の乗客も鯨が潮を噴き上げるぐらいではあまり感激しなくなった。
その為かどうか鯨もローリングしながらジャンプして見せるなど
サービスにこれ努めて呉れてるようだ。
大変壮観である。
素人写真の悲しさ、シャッターチャンスを逸している。
         (潮吹き)
         (ローリング・ジャンプ)
         (潜水直前)




Day 087

2006年03月17日 14時02分27秒 | 航海日誌
第87日目(8月15日)
この海面は暖流と寒流がぶつかり合い濃い霧が船を包んでいる。

最近の食事のパターン。
朝食はデッキのヨットクラブで元大手呉服店のNG夫人
大学教授夫人のMM子さんと同席。

下のトパースダイニングから
朝食バイキングの「ゆで卵」を失敬して来たり、
下船した時に買ったチーズや果物を持ち寄り楽しくワイワイ。
体制側の立場での、また中上流階級の話題が多い。

夕食は下のトパースダイニングでMK御夫妻と4人テーブル。
何時もカルメンシータがテーブルの世話をしてくれる。

御夫妻は憲法9条、平和活動、原爆禁止などに熱心な人達。
食事中なので当たり障りの無いような話題で。
それでも話は尽きる事がない。
朝食と夕食、何とも対照的な食事である。

今日は鯨が何回か見られた。
潮を吹くところ、潜水前に尾ひれを大きく水面に跳ね上げるところ
壮観であった。

このように一旦尾びれを上げて潜水すると、15分ほど、
時には30分位海上に姿を現す事はない。

鯨は筋肉中にミオグロミンというものを持っていて
そこから酸素が供給されるので、長い間潜水出来るとの事だ。
鯨の生態に詳しい人は、この間にどちらの方向に泳いでゆくかも推測出来るので、
次々と潮を吹く様子を、望遠カメラなどに収めることが出来るそうだ。
素人には、一瞬の間のこのような光景を、カメラに収めるのは非常に難しい。

碁は2局、TO夫人、UM3段。



Day 086

2006年03月16日 14時00分38秒 | 航海日誌
第86日目(8月14日)
我々の船と相前後して隣に停泊していた
超豪華大型客船もアラスカを目指して出てゆく。
朝食時には昨日、一昨日のバンクーバーでの行動をお互いに報告し合う。
なかでもMK御夫妻のトローリングが秀逸。
キングサーモンを釣り上げ証拠写真まで御披露に及んだ。
7時間で一人200ドルと少しお高いが釣果があったので
充分に価値があったように思われる。

朝 名画座で高倉健、吉永小百合の二・二六事件「動乱」を鑑賞。
その後ハーモニカを少し。
後はトップリ碁漬け。
TO夫人TJ夫人たち女性陣には圧勝。
UM3段には指導付きで勝たせてもらう。
OI6段には風鈴付きで惜敗。
2目差の負け。
良い一日だった。
一時間の時差発生。


Day 085

2006年03月14日 13時59分51秒 | 航海日誌
第85日目(8月13日)
バンクーバーは街中も,海から街を見てもシドニーに良く似ている街だ。

港に停泊中はなるべく上陸して「まともな食事」をするようにしている。
オーシャン・ターミナルに隣接したパシフィックホテルで朝食。
エッグベネディクトとカナダのメープルシロップのホットケーキを注文する。
ホットケーキは一人前、直径15センチ、厚さ2センチ大のものが三枚もあって、
大満足と言うより、二人でも食べきれない。

今日も観光バス集合でトラブルがあったが何とか観光スタート。

スタンリーパークは一周10キロの半島で市民憩いの場。
ビーチもありシドニー湾内そっくり。
公園内のトーテンポールでここはカナダと改めて認識する。
船には英語レッスンの講師が、25人程乗っているが、
イギリスから来ているペトラ嬢に偶然出会った。
何故かとても懐かしくて、記念写真をパチリ。


公園内の森林には樹齢500年のシーダーの古木。
みんな記念写真を撮っているので我々も。

グランビル・アイランドはシドニーのダーリングハーバーを少し汚くした感じ。
クラムチャウダーのポットパイが美味しい。

市内が一望出来るビルの上の展望台は宇宙飛行士のアームストロング氏が
オフィシャルオープンをしたそうだ。展望台とどんな関係があるのか?


ガスタウンに来た
港に近くバンクーバー始まりの場所だそうだ。
一応繁華街で食べ物や土産店が多い観光地だ。
名物のスチーム・クロックが15分おきに汽笛を鳴らすだけのことで
何が面白いのか?

海の見えるパブ・レストランでカナダ人?の若いカップルが食べている
シーザースサラダのような物、焼き鳥のような物を真似して注文、
結構美味しかった。

帰船すると、UM3段が待ち受けていて一局。
夜はママとヘミングウエーバー、後半MM子さんが話に加わり、
極上の時を過ごす。

船はいつの間にかバンクーバー湾の沖合い、
これから5日間かけ北アメリカ沿岸を北上アラスカへ。




Day 084

2006年03月13日 13時57分43秒 | 航海日誌
第84日目(8月12日)
バンクーバー湾のライオン・ゲート・ブリッジをくぐると入港だ。
シドニーの様な綺麗な街だ。

ターミナルで早速現地の観光バス・ツアーを申し込む。
今日はグラウスマウンテンに行ってみよう。
しかしピックアップ場所で待っていてもバスは来ない。
電話で問合せしたところ、どうも手違いでピックアップ忘れ。
置いて行かれたらしい。
代わりのバスを仕立てて迎えに来てくれた。
先行の観光バスを追いかける。

2時間ほど、我々二人の乗客の為に運転手は親切に観光案内をしてくれ話が弾む。
キャピラノ渓谷で先行のバスに追いつく。
ここでは鮭の放流をやっているらしい。
川底が一部ガラス張りで鮭の泳いでいる様子が良く見える。
川に架かっている吊り橋はこの渓谷の見所だが揺れてすごく恐ろしく
小生だけだが途中で渡るのを諦め引き返した程だ。

グラウスマウンテンは冬場はスキー場になる。
スイスのマッターホルンにあるような100人乗りのゴンドラで山頂へ。
次回2008年冬季オリンピックは、ここで開催されるという事だが、
最高の環境に恵まれ素晴らしい競技が展開されるであろう。

カナダはチェーン・ソーによる彫刻が有名らしい。
山頂にはトーテム・ポールと並んで熊など巨大な動物の彫り物が
野外展示されている。

市内に戻りロブソン通り(銀座のような所)を散策。
ランドマークになっているフェアモントホテルで休憩。
その昔 宮沢首相も泊まったとホテルのプレートに書いてあった。

港の近くウオーターフロントのイタリアンの
「スポッテド・プロウン・ビストロ」で本日の正餐。

午後9時帰船。



Day 083

2006年03月12日 13時58分48秒 | 航海日誌
第83日目(8月11日)
爽やかな朝。
久し振りにラジオ体操に参加。

碁会所で相手を変え女性群と対局。
何時もと違う人との対局は勉強になる様に思う。
船はバンクーバーアイランドを奥深く入りつつあるのか
島影が左右に見えて来た。
サンセットが大変綺麗。

夕食の「マグロ尽くし」には大満足。
テーブルでお気に入りカルメンシータと記念写真。

ブロードウエー・ショールームでは
ファッションショーで夜が更けるまで大賑わい。
18歳の女の子が中心になり、20人ほどの若者が洋服やアクセサリー作りに、
2週間余り,徹夜に近い状態で準備したそうだ。
乗客からの寄付された、不要な衣類や、レジ袋・ペットボトルまで利用して、
ファッションショーには欠かせないウエディング・ドレスまで、
百数十点が披露された。
モデルとして出演を希望した乗客の老若男女は、
ランナウェイをスーパーモデルそのままの見事なウォーキング。
ディオールやシャネルのショーよりも素晴らしかったとは、ママの弁。

明日の朝はバンクーバーだ。



Day 082

2006年03月11日 13時56分46秒 | 航海日誌
第82日目(8月10日)
朝が清々しい。
平穏な日常が始まる。
碁会所で海をのんびり眺めながら碁を打つ。
ママは英会話Aクラスのレッスンへ。

12日はカナダ・バンクーバー。
上陸説明会を聞きに行く。
カナダ第三の都市。
カナディアン・ロッキーへのゲートウエィー。
人口50万という大きな町ながら緩やかな稜線の山々に囲まれた
港町バンクーバー。









Day 081

2006年03月10日 13時55分46秒 | 航海日誌
第81日目(8月9日)
衆議院解散の事を船内ニュースで知る。
日本の新聞は寄港地でバックナンバーまでドッサと届けられるが
それ以外にニュースは時事通信の文字のみのニュースが
毎日掲示板に張り出される。

船上では相変わらず碁中心の日常だ。
下船までに10級を目指しているが道のりは遠うそうだ。

時差で一日が25時間になったので
夜長をヘミングウエーバーで過ごす。

バーでは日本式のボトルキープもある。
リーズナブルな価格で評判の良かったサントリーの「だるま」はアウトオブストック。
仕方なく「ジョニ黒」を奮発する。

海上は風が強く少しうねりも出て来たが
未だ期待している荒天・嵐には出くわしていない。

小生のヨットでは怖いが、是非このように大きな安全な船で、
多少の船酔いは覚悟の上で「時化」を経験したいと思っている。
ところが船長は天気図を見ながら、それを避けて航行しているそうだから
中々小生の希望は叶えられそうに無い。



Day 079

2006年03月07日 13時53分58秒 | 航海日誌
第79日目(8月7日)
8月4日夜メキシコ・アカプルコを出帆、メキシコ沖を北上
船は次の寄港地 カナダ・バンクーバーに向かって順調に航行中。

日の出は遅く8時、日の入りも9時半と様変わり。

名画座では黒澤の「七人の侍」。
マグニフィセント・セブンのネタ本と言うことで
メキシコ沖で上映することになったのだろうか。

昼は「ピースフェアー」。
チャリティーで収益金は平和活動に有効に使われるそうだ。

屋上デッキではバザール。
乗客が出品した物がずらり並べられている。
われわれの出品した品物が売れ残ったら困ると思ったが
幸い値付けが良かったのか無事お買い上げとなり一安心。

マジックショーも有料、上手なマジックは何時見ても不思議だ。
マジシャンに俄か弟子として入門した素人の乗客もマジックを
披露していたが、たどたどしい芸でかえって同情を禁じ得ない。
申し訳ないと言う事でサービスにネタ明かしをしてくれる。
大体ネタは見破っていましたが。

マッサージパーラーも開設。
プロもいるが有志の方がマッサージもしてくれる。
チャリティーに協力するべく、一応全て経験して見た。

夕方からは「ほのぼのコンサート」。
知り合いのTM夫人が総合司会をする事になりデッキの片隅で一生懸命
挨拶の練習をしていたが本番では堂々とやってのけ胸を撫で下ろした。
我々はハーモニカ合奏として出演 練習どうりトチル事も無く役目が果たせた。

夜は久し振りにヘッミングウエーバーで長時間海を眺める。

碁はMKさん、UM3段、OI6段と各一局。


Day 078

2006年03月03日 13時53分10秒 | 航海日誌
第78日目(8月6日)
名画座では「ダラスの暑い日」。

髪の毛も大分伸びてきた。
ユニセックスのビューテイイサロンに行く。

船内で親しくしているNG夫人がコスタリカからメキシコシティヘの
オーバーランドツアーから船に帰って来た。
一週間ぶりにお会いしたが、お歳にもかかわらず、いたってお元気の御様子。
ママはメキシコシティーからの御土産 ・銀のブレスレットやソンブレロを被った
メキシコ人形をかたどったボールペンを貰って御機嫌。


今日も夕焼けが綺麗だ。


Day 077

2006年03月01日 13時52分18秒 | 航海日誌
第77日目(8月5日)
名画座はエルビス
続いて碁会所にてMKさんと対局。
終盤でOI 6段の指導が入り勝負はつかず勉強会となる。

夕方よりハーモニカのコンサートと御茶会。


司会と一番目に「知床旅情」を演奏する。
まずまず上手く吹けたと思う。
コンサートに続く御茶会も盛況で御抹茶も楽しめた。

一応コンサートが終わりホットしたところだが
明後日またジョイント・コンサートがあるので
ブラシュアップせねば。


Day 076

2006年02月21日 13時51分14秒 | 航海日誌
第76日目(8月4日)
今日はアカプルコ 二日目。

朝から波打ち際で大波と遊ぶ。
ママもこんな楽しい波遊びはもう一生出来ないだろうと大はしゃぎ。
ビーチで遊んだりプールサイドで椰子の実からストローで
ココナツ・ジュースを飲んだり一日ゆったり過ごす。


ランチは昨日と同じ「ビーチハウス」。
ウエイターが覚えていて親しそうに話し掛けてくる。
流石シーフードは秀逸だ。

ロビーで船の仲間と偶然出会う。
聞けばグループツアーでこのホテルに泊まりに来ているそうだ。
アカプルコに来たらリゾートホテル滞在を体験しなければ
と言うことで意見の一致をみた。
我々皆 俄かセレブリティー。

フェアモント・プリンセスホテルは五つ星でアカプルコ随一の高級リゾートホテルと
言われているが、子供づれ家族も多くグアムのホテルよりは上だと思うが
ドービルのノルマンディーホテルの様なプレステージな感じはしない。

ホテルで夕食をゆっくり楽しみ午後8時ごろ帰船。
午後10時カナダ・バンクーバーに向け出帆。
これから一週間海の上だ。





Day 075

2006年02月21日 13時39分00秒 | 航海日誌
第75日目(8月3日)
早朝メキシコ・アカプルコに入港。
今日明日と二日間 自由行動とした。

早速オーシャン・ターミナルのインフォメーションで五つ星ホテルの予約。
フェアモント・プリンセス・ホテル アカプルコ随一だそうだ。

まずホテルへの途中 寄り道をして市内見学。
断崖絶壁からの命がけダイビングで知られるラ・ケプラダ。
35メーターの高さからの飛び込みだそうだ。

次にターザン映画で有名なワイズミラーとジョン・ウエインが
共同オーナーだった「フラミンゴ・ホテル」で一服。
絶景の高台にあり眼下にアカプルコが一望出来る。

市内のローカルマーケットは活気に溢れている。
土地の人達の行く生鮮食料品市場から観光客相手の土産物屋、
何を見ても興味が尽きない。
木彫りの楕円の鉢が気に入った。
果物を盛っても良し、そのままオーナメントとしても良し。
昼食はホテルまで我慢することにした。

ホテルへの途中オルノス・ビーチに突如現れたお侍さんの像。
1614年 伊達政宗がローマ法王に送った親善使節の支倉常長が
アカプルコに立ち寄ったらしい。

お目当ての「フェアモント・プリンセス・ホテル」にチェックイン。
典型的なリゾートホテルでマウイ島のホテルに良く似ている。
遅めのランチ、ウエイターも愛想が良く気分が良い。
プールサイドでのんびり過ごす。
夕食後 バーでマルガリータとマリアッチの本格的演奏を楽しむ。

ホテルの部屋は大きくゆったりしている。
バスは大理石だしインテリヤも中々よし。
ママはバブルバスを楽しんでいる。

久し振りの
大きなベットに大満足。