たびびと

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再発と収束

2012年06月06日 | こころの旅
抜いた歯の奥から顔の内部への穴ができてしまった。
くしゃみをしたりすると空気が出入りする。穴がふさがらない。

鼻をかむことが禁止された。チーンとやると、顔の内部から穴をとおって空気がふきだす。

毎朝、黄色いうみがたまって目が覚める。鼻の穴からしたたり落ちる。
歯のぬけた穴からも大量のうみ。

場合によっては手術が必要なくらいに悪化する人がいるらしい。
上顎洞炎を調べていくうちに、すぐには治らない病気であることがわかる。

「体調がよくなると思って抜歯したのに…」


1ヶ月後、ようやく穴がふさがる。
さらに1ヶ月後、うみも出なくなる。顔面の炎症がひいた。




この歯を抜歯した後に迎えた初めての夏。

まさか…

足のかゆみが出始めた。


Oリングテストで薬剤が関係あるという検査結果。
体に不適切な薬剤の除去。
長期の痛みをがまんしてのレーザー治療。
高価なセラミックの取り付け。
抜歯。
上顎洞炎。

長い道のりを歩んできた。最後のおまけまでついた。
でも、かゆみは消えなかった。

結論だけ見れば、歯に充填されていた薬剤と体のかゆみは関係していない。Oリングテストも万能ではないということか。
薬剤が抜歯前に体に入り、それが残っていたのかもしれないが…。


長年の歯の痛み、体のかゆみは何だったのだろう。




さらに1年、2年がたち、ようやく夏のかゆみがひいた。


夏というのは解毒の季節。
汗をかくことによって、1年間蓄積された体内の毒素を外にだす。
日本の美しい四季は風景を楽しめるだけでなく、体調の改善にも貢献している。

何回かの夏をすごし、体内に蓄積された抗生物質がすべて排毒されたのだろう。


夏はエアコンをつけない。冬も使用しない。
数年前、家中のエアコンをすべて取り外して処分した。

エアコン全開のオフィスに勤務するとどうなるか。

微熱がてで、のどが痛くなる。夜も調子がおかしくなる。

父も家では決してエアコンを使わなかった。
会社勤めをしていたから、日中は涼しいオフィスの中で仕事をしていた。でも、家に帰宅したあとは、エアコンをつけなかった。

「汗をかかないと気持ちが悪いな」
口癖のように言っていた。


今の子どもたちは、エアコンの中で育ち、夏に長時間汗をかくことがなくなった。大人もそうだ。
出産直後からずっとエアコンという温度調整の世界の中で過ごしてきている。体が本来もっている体温調節機能を使わなくなった。


暑い夏。ぼくがすごした学校の教室にエアコンはなかった。
「熱いなー。今日は風があって少し涼しいな」
といいながら、楽しく教室で過ごしていた。
下敷きをうちわ代わりにして、友達とあおぎあっていた。

こんな懐かしい風景も今では見られない。

「先生、エアコンつけて」
の一言に変わってしまった。


昔、熱中症などどいう言葉はなかった。
よく聞くようになったのは、ここ数年ではないだろうか。
体温調節機能が正常に機能していないのだろう。

成人病、生活習慣病が増え、がんなどの難病で亡くなる人も増加する一方。
エアコンの普及が病気の増加と関係しているのかもしれない。




かゆみだけでなく、全身の症状も少しずつ少しずつ回復してきた。

何かが劇的に効いたということはない。


遠赤外線サウナを毎日続けた。体にたまった毒を少しず排出した。
玄米発酵食で栄養をつけた。腸内細菌の状態を改善した。
ホメオパシー、フラワーエッセンスもときどき併用。
何とか仕事をできるまでに回復した。


現在は病院に通っていない。

基本的なことを気長に続けたのが一番よかったと思う。



多くの方に楽しい旅をしていただければと思います。
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