ようちゃんばあば日記

お米と野菜をつくり、保存食作り 編みものなどの日常を綴っています。

おばあちゃんの手編みひざかけ

2016-03-29 | 家族とともに


春らしい朝をむかえました。

あちらこちらで桜が咲くようになりました。

ここ数年 冬になると 母には 編みものをしてもらっています。

極太や並太の毛糸をバーゲンの時買って渡しておくと

いろいろ配色を考えて 朝の日当たりのいい縁側の椅子で 編みます。

ただまっすぐに かぎ針で てきとうな大きさに編むだけですが

寒い冬の布団の足元や ソファーでのひざかけなどに

ちょっと重みがあって 暖かいので 

編みあがるたびに 姉や娘たちにもあげて 

あばあちゃんのひざかけとして 喜んでもらっています。

以前は ぼつぼつでいいよ といっても

ひと冬に4枚くらいも編みましたが

去年の正月明けに脳梗塞になったときには編めず

 

この冬は 1枚と 次は半分のサイズのもので 糸がなくなったそうです。

暖かくなったから これでおしまいです。

縁編みも糸の始末も ようできんようになってしもうた というので

そのまま預かりました。

あう糸を買ってきて 私がふちを編みましょう。

 

むかしは セーターやカーディガンも手編みし

夏冬の家じゅうの布団は勿論

セーラー服まで縫ってくれました。

和裁はならったそうですが 洋裁や編み物は自己流です。

学生の時 戦争になって

兵隊さんのものを縫う軍需工場に徴用され

寮生活しながら はちまき締めて 1日中ミシンを踏んでいたそうです。

だから 日頃歌を歌わない母が

ミシンを踏むときだけ 鼻歌を歌います。

子供のころは それをみて 

ミシンを踏むのが楽しいのかなと思っていましたが

きっと  若い娘たちが心を合わせて歌いながら

兵隊さんのために ミシンを踏んでいたのかなあ・・・と思います。



ランキングに参加しています。

どれかひとつ ポチッとしてくださるとうれしいです。

 にほんブログ村
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 田舎暮らしへにほんブログ村  にほんブログ村 料理ブログ 保存食へにほんブログ にほんブログ村 ハンドメイドブログ 編み物へにほんブログ 
 
コメント (18)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« お片付け中~ | トップ | あかちゃん 生まれたよ~♪ »

18 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ようちゃんばあばさんへ (銀めばる)
2016-03-29 11:05:11
手仕事 ですね
かぎ針一本と毛糸が有れば出来ます
といっても
そんなに簡単ではないですが
お母様の姿は私の理想です
娘のいない身には
きっと中途半端な物ばかりでしょう
ようちゃんは 優しいです
返信する
Unknown (のん太)
2016-03-29 12:58:27
姑や叔母は、着物の仕立てもするほどの腕でしたが
子供の頃、母の編んだセーターを持っていたと思うのですが、
皆、一切しなくなりました。
そんなものかと思って、そろそろ在庫を処分(作品に)して
やめる準備をなんて思ってたんですが、
やめないよ~~楽しいんです物^^
お母様も、必要とされる事に喜びを感じられてるんでしょうね^^
ようちゃんも優しい~~
返信する
Unknown (capri)
2016-03-29 13:59:23
指先を動かすのは良いことですよね
ココロこもっての作品はまたなおさら意味深い♬
お元気で頑張っていただきたいですね
返信する
Unknown (t-soleildor)
2016-03-29 14:55:11
兵隊さんの為にミシンを踏む・・
情景が浮かんできます。
お母様の青春時代は大変な時代だったのですね。
初めは上手く出来なくとも、繰り返しすることで、
だんだん動くようになってきます。
お母様には作る楽しみと達成感を
工夫をして与えてあげて頂きたいと思います。
それによって少しずつ気持ちも変わってくるのでは、
と、そう思います。
返信する
ようちゃんばあばさんへ (まりも)
2016-03-29 15:47:17
時代が そのように身に付くことを
教え 自然とミシンを踏むと歌が・・・
辛い思い出でも 青春の思い出なのですね
編む段が少なくなっても 目が揃っていて綺麗ですね
形にして差し上げたら きっと喜び
また作る意欲も湧きますね 
返信する
こんにちは (バジル)
2016-03-29 17:45:41
日が長くなりましたね。

こんばんわと書こうとして、こんにちわに直しました。
今日は温かい日で一気に雪が解けました。
ようちゃんのやさしさとお母様の関係良いなって思います。
こんな風ないたわり、私は持てませんでした。
一緒に住んでやりたかった。
少なくとも歩いて数分の距離に住んでいたかったって
今にして思います。
物置の断捨離、勇気を出してドアを開けてみましたが、入り口からして
足の踏み場がなくて…。((+_+))
やっぱりもっと温かくなってからと占めてしまいました。
返信する
暖かそう (みっく・じゃが)
2016-03-29 19:49:02
心がこもっていますからね。
毛糸を渡して「編んでちょうだい」は
いい考えですね。
ようちゃんは優しい娘さんです。
私の家は、私が育った時は商売をしていたので、
母の手作りセーターなどありませんでした。
代わりに洋服を作る人、編み物をしてくれる人が それぞれいていて、
こういうお話はとても懐かしい気がします。
家では家族のセーターを編むために綿羊をつがいで飼っていて、
秋になると毛を刈る人が来て2頭の毛を刈り、
それを紡いで染めて家族中のセーターになりました。
私は、その時のセーターを結婚するとき持ってきて、まだ持っています。
捨てられません。
返信する
母の時代 (ルイコ)
2016-03-29 21:43:10
 母親の手作りで育った私たちですね。
制服もセーターも母の手作りで育ちました。母親のミシンを踏む姿はいつまでも残っています。
 鼻歌でミシンを踏んでいたお母さんの姿は感慨深いものがありますね。
 今の時代、編み直して毛糸を使うこともなくなりましたが、母の作の段だらセーターも懐かしい思い出です。
返信する
Unknown (みち)
2016-03-30 07:10:30
あぁ、ミシンに鼻唄、歌っていたねぇ!
思い出したわ
娘さんの頃の事が染み付いていたのね
返信する
銀めばるさん (ようちゃんばあば)
2016-03-30 07:35:48
昔は棒針でそこそこのものを編んでいましたが
段々まっすぐに編むだけ 棒針よりかぎ針・・・となりました。
寒い冬に なにも用事がないときでも 編みものをすれば
少しづつ形ができていくので 達成感があっていいですね。
返信する

コメントを投稿

家族とともに」カテゴリの最新記事