東京・墨田区の賛育会病院は、親が育てられない子どもを匿名で預かる、「いのちのバスケット」いわゆる「赤ちゃんポスト」をきょう31日から設置すると発表しました。

医療機関では熊本市に次いで全国で2例目となります。

賛育会によりますと、赤ちゃんを匿名で預かる「いのちのバスケット」いわゆる赤ちゃんポストを設置するほか、妊婦が医療機関だけに名前や連絡先などを明かして出産する「内密出産」などもきょうから実施するとしています。

受け入れは、午後1時から始まります。

都と墨田区は、戸籍の作成や養育先の確保などについて対応する方針です。

 

【速報】東京初の「赤ちゃんポスト」きょうから設置 医療機関では熊本に続き全国2例目 内密出産に対応も 墨田区・賛育会病院で午後1時から受け入れ開始|FNNプライムオンライン

【速報】東京初の「赤ちゃんポスト」きょうから設置 医療機関では熊本に続き全国2例目 内密出産に対応も 墨田区・賛育会病院で午後1時から受け入れ開始|FNNプライムオンライン

東京・墨田区の賛育会(さんいくかい)病院は、親が育てられない子どもを匿名で預かる、「いのちのバスケット」いわゆる「赤ちゃんポスト」をきょう31日から設置すると発表...

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「こうのとりのゆりかご」熊本の慈恵病院で初めて取り組み話題になりましたが、

熊本は遠いです。

※北海道にもある様です。赤ちゃんポスト - Wikipedia

※5年前にも同様の施設をご紹介していました。⇩

出産に悩む女性を支援神戸に「マタニティホーム」完成 - 気になる事  blueのためいき

 

人口の多い都市の近くに、そして東京や大阪にこの様な病院が出来ればと思う女性も多いでしょうし、

そもそもこの様な病院の存在を知らない女性も多いのではと思います。

 

望まぬ妊娠、こんな言葉は胎児や産まれ来る子供には酷な表現ですが、

それでも突然の事で狼狽え、どうしたら良いのかわからなくなる女性もいます。

その結果、悩み悩み、どうしようもなくなり、挙句の果てに自宅や商業施設等のトイレで出産し、

そのまま放置したり、惨いやり方で闇に葬る女性もいます。

もっと別の方法はなかったのか、

相手の男性はどうしていたのか、

恐らく人には言えない事情があったケースばかりでしょう。

しかし女性だけを責められますか?

やはり女性と同じぐらい男性にも責任があります。

そして一番の被害者は闇に葬られた赤ちゃんです。

そんな赤ちゃんを一人でもなくす為に出来た熊本の慈恵病院です。

賛否両論がある様です。

では反対する人はどうすれば良いと言うのでしょう。

どうすれば納得するのでしょう。

墨田区の賛育会病院の院長は次のように述べています。 

賛育会病院の賀藤均院長は記者会見で「虐待死など痛ましい事件がなくならない。赤ちゃんが亡くなるのを回避する最終手段と認識している」

東京都墨田区に赤ちゃんポスト 全国2例目、31日午後開設 - 日本経済新聞

 

出産直後の死亡もそうですが虐待死を事前に回避する為にもこの様な病院が必要です。

虐待死も同等にするには事情が違いますが、

それでも痛ましい事件を防ぐためにもこの様な病院が各地に出来ることを期待したいです。

 

※宮津航一さんは熊本慈恵病院に預けられた当事者です。宮津航一 - Wikipedia

 

記事にある賛育会病院と同時期に他の病院も江東区に設置予定だったようです。

※産経新聞2022/11/22 17:28の記事⇩

赤ちゃんポスト「重要な取り組み」 小池知事に理解求める

 

しかし用地買収等で上手くいかなかった様ですが、その後の報道がありません。

 

本題から少し逸れますが、

墨田区は武漢コロナで各保健所が右往左往している頃に保険業務がスムーズに行っていました。