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2012年02月22日 | Weblog
<福島原発>5日後「炉心溶融も」 NRC、最悪事態を想定
毎日新聞 2月22日(水)13時18分配信
 【ワシントン白戸圭一】米原子力規制委員会(NRC)は21日、昨年3月の福島第1原発事故の発生から5日後の時点で1~3号機原子炉のメルトダウン(炉心溶融)を懸念していたやりとりなどが含まれた議事録を公開した。

 議事録によると、NRCは事故発生翌日の昨年3月12日、原子炉内部で部分的な炉心の損傷が起きている可能性を想定。ヤツコNRC委員長は同月16日、「最悪の場合、三つの原子炉がメルトダウンを起こしている可能性がある」と発言した。

 また、4号機の使用済み核燃料プールから冷却水が蒸発して放射性物質が漏れる事態を危惧。NRCのボーチャード事務局長が「同じ事態が米国で発生すれば、原発から半径50マイル(約80キロ)以内に避難勧告を出すのが妥当と思われる」と進言していた。

 議事録は事故発生から10日間のNRC内部の会議や電話でのやり取りなどを記録した内部文書で、約3000ページ。米メディアなどが情報公開法に基づいて公開を請求していた。


今更言う事は何もありませんが、日本という国は余程危機管理意識が欠如している国だと思います。

役人の習性は全ての体裁を上手に整えるのが好きなようで、原発においても、最終的には【安全】という言葉に落ち着かせる。

だから炉心溶融などという現象は日本には存在しないし、それに対する対応を考えること事態無駄という事になる。



そして現実に原発事故が発生しても、安全神話を引きずった対応しか出来ず、将来の原発の危機管理の財産になりうる議事録さえ残すことさえしない。

日本の役人と議員は、一体何を考えて仕事をしているのか?


竹島や尖閣諸島問題も然り。

全て丸く収めて体裁を整えることに奔走する役人は、果たして日本を守る事が出来るのだろうか?




少し話しは逸れるが、僕の建設業界は危険と隣り合わせの仕事ですが、労災を起させない努力は絶えずしているものの、本当は全くゼロにはできないのが現状だ。

しかし厚労省が労災率の低減を強く求めるので、業者は事故が発生しても、それを隠すことを先ず第一に考えるのが習性になっている。

労災保険は掛けているが、それを積極的に使わない業者も多い。(最近は少し変化してきたが)

そのしわ寄せは、弱い労働者の負担になる場合もあります。



原発事故が発生すれば、先ずメルトダウンの危険性を考えるのが当りまえだし、仕事をしていれば怪我や事故の危険性が増えるのもあたりまえ。



この前、ここで安全な武道なんてあるのと言った投稿をしましたが、役人は武道でさえ安全なスポーツとして見なしたいようだ。



武道は人を殺傷させる為に発生したものですが、その武道を修める事により、悪戯に人を殺めないように己を高めるのが武道だと思うのです。


マア 一週間で黒帯を貰った先生が、生徒に何を教えてもダメでしょうがネ。













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