冬至も近い12月19日、奥多摩の三頭山に登った。
三頭山へは6年前の5月に初めて兄と訪れた。
しかし、その翌年の3月にその兄はガンで亡くなった。三頭山行の10か月後である。
その時の思い出を訪ね4年前の同じ日の5月5日に一人で同じコースを登った。
あの日と同じような快晴の一日だった。
そして今回は三回目になる。しかし冬の三頭山は初めてである。
まだ暗い朝6時、家を出た。天気は良いがチョー寒い!
首都高速から中央高速道を走り八王子ICで降車。そこからは一般道を武蔵五日市駅前から檜原街道を走って
三頭山の登山口である都民の森駐車場に到着が8時15分。
まずは、三頭山山頂からの富士山を・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/0a/fe50eb78ba5bb57d89375a87c1dbf685.jpg)
すこし待ったけど雲は切れなかった・・・
8時30分
都民の森をスタート。駐車場の標高は1000m。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/ad/f476d8059fe90f0d865243da609f413d.jpg)
この時間でも気温はマイナス3℃だった。
北向きの斜面には二日前に降った雪がのこっていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/d4/655d531b5948a1e4661d741520f33503.jpg)
見晴らし小屋(1397m) 時刻は10時ちょうど
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/07/36695538f6a94fb9520b813d78152440.jpg)
見晴らし小屋というわりには展望はあまり良くない。木々に囲まれ一方向しか開けていないのだ!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/61/d7707d0072c4a4eb7e5200199443899c.jpg)
ブナの路を登り
10時50分、東峰山頂の展望台(1527m)へ・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/4e/0c20382b58d741f88018a363f1d82fd6.jpg)
三頭山はその名のとおり三つの頭(東峰・中央峰・西峰)からなる
展望台より・・・手前の山は御前山。右奥は大岳山
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/3b/f4515e6ee46f7fd040903b761bf6458f.jpg)
展望台からは稜線を歩き、東峰山頂、中央峰山頂を経て
三頭山西峰山頂へ(1531m) 時刻は11時10分
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/0b/4165d898f6a24728c8491199ee6d62ed.jpg)
山頂はそこそこ混んでいた
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/86/14a7bd374aac1d164e4c22c59b9601e8.jpg)
昼食はバーナーでお湯を沸かしカップ麺とおにぎりを食す
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/3c/0f6c107e3408ebebb1006ef8c408dd7d.jpg)
ときおり吹きぬける風は冷たく、箸をもつ手が震えた。
そんな山頂での温かいカップ麺はなんともありがたい!
山頂より、北方面に石尾根の稜線が望める
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/dc/ad4236294a7f872e3ca44b95e3791497.jpg)
左より雲取山、七ツ石山、高丸山、日陰名栗峰、今年の6月にも登った鷹ノ巣山、そして六ツ石山が望める。
すべて過去に兄と歩いた山々である。
南方面には富士山。天気はよかったが山頂付近の雲は終始切れることがなかった・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/b6/3968901113ed8add4648ddc8a0a21149.jpg)
下山はムシカリ峠からブナの路を歩き三頭大滝へ。13時35分
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/01/f91be84b4346b59d3c37107818fb49da.jpg)
滝見橋から大滝をのぞむ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/70/e256489de65638955ba40f9be236988f.jpg)
この滝見橋は三頭大滝を見るためだけの橋で対岸には渡れない
今夜は三頭山荘で一泊。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/50/22f6a313c577cf7b0717487b3daa79a7.jpg)
食事は本館で・・・この建物は江戸時代に建てられたとのこと・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/4b/0735054e6a4fc4be406746fc47873f05.jpg)
部屋はだだっ広く、柱は黒光りし、そして天井は低い。
ストーブは点けているものの寒くて閉口した。
夕食は宿自慢の「山菜22品膳」すべて自家製とのこと
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/c7/8cc9085837177e303fe08b5d1c338beb.jpg)
でも全部は食べきれず・・・
翌20日は奥多摩湖周辺を周ることに・・・宿を9時出発
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/d3/f2c5985bf92c1ce51839c63e541b938c.jpg)
日陰はガチガチに凍っていた
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/a0/84584be144c709a61904b6ee3ba353e6.jpg)
風張峠駐車場に止め、倉掛山に・・・ときおり展望が開ける
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/2a/a70b7aa71379345a8ffd5b90a1b570fe.jpg)
そして倉掛山山頂(1078m)へ・・・ 時刻は10時ちょうど
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/f6/73bd5dcbfac6ffb3488fbae6530f2e40.jpg)
訪れる人はほとんどない山頂。標識は朽ちて展望も利かない。そんな寂れた山だけど・・・
この倉掛山は兄と訪れた最後の山なのである。ここで写真を撮りカップ麺を食べた。
その二か月後の3月1日に兄は死去したのである。
奥多摩周遊道路にもどり月夜見展望台へ 11時10分
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/b6/1ca839d504a516deac56442638dd42cb.jpg)
奥多摩湖が俯瞰できる
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/f9/1077c3e5ac9478dcb4963c97476b6a8d.jpg)
兄とも奥多摩に来たときは必ず寄った展望台。毎回ここで写真を撮ったっけ!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/d2/3e9d333488c74c399aa10179fe972826.jpg)
周遊道路をぐるっと周り小河内ダムへ・・・12時20分
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/67/7f02cdff2f97e4eaddf62bf2fbf14a54.jpg)
湖面が輝いていた
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/90/0ee5d3a754d4baa58b84245aff231405.jpg)
ダム記念館「水と緑のふれあい館」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/4e/503e66746626c87196f513409a8cb939.jpg)
湖底に沈んだ村やダム建設の苦難の歴史を知ることができる。
最後に懐かしのJR青梅線奥多摩駅舎を見に・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/71/b9e75ec99e6ad4ebe86e653ee854ae3d.jpg)
初めて奥多摩を訪れたころは氷川駅と言った。たしかまだ高校生のころだっだ。
今は電車で来ることはなくなってしまい、なんとも懐かしい・・・
三頭山へは6年前の5月に初めて兄と訪れた。
しかし、その翌年の3月にその兄はガンで亡くなった。三頭山行の10か月後である。
その時の思い出を訪ね4年前の同じ日の5月5日に一人で同じコースを登った。
あの日と同じような快晴の一日だった。
そして今回は三回目になる。しかし冬の三頭山は初めてである。
まだ暗い朝6時、家を出た。天気は良いがチョー寒い!
首都高速から中央高速道を走り八王子ICで降車。そこからは一般道を武蔵五日市駅前から檜原街道を走って
三頭山の登山口である都民の森駐車場に到着が8時15分。
まずは、三頭山山頂からの富士山を・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/0a/fe50eb78ba5bb57d89375a87c1dbf685.jpg)
すこし待ったけど雲は切れなかった・・・
8時30分
都民の森をスタート。駐車場の標高は1000m。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/ad/f476d8059fe90f0d865243da609f413d.jpg)
この時間でも気温はマイナス3℃だった。
北向きの斜面には二日前に降った雪がのこっていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/d4/655d531b5948a1e4661d741520f33503.jpg)
見晴らし小屋(1397m) 時刻は10時ちょうど
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/07/36695538f6a94fb9520b813d78152440.jpg)
見晴らし小屋というわりには展望はあまり良くない。木々に囲まれ一方向しか開けていないのだ!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/61/d7707d0072c4a4eb7e5200199443899c.jpg)
ブナの路を登り
10時50分、東峰山頂の展望台(1527m)へ・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/4e/0c20382b58d741f88018a363f1d82fd6.jpg)
三頭山はその名のとおり三つの頭(東峰・中央峰・西峰)からなる
展望台より・・・手前の山は御前山。右奥は大岳山
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/3b/f4515e6ee46f7fd040903b761bf6458f.jpg)
展望台からは稜線を歩き、東峰山頂、中央峰山頂を経て
三頭山西峰山頂へ(1531m) 時刻は11時10分
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/0b/4165d898f6a24728c8491199ee6d62ed.jpg)
山頂はそこそこ混んでいた
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/86/14a7bd374aac1d164e4c22c59b9601e8.jpg)
昼食はバーナーでお湯を沸かしカップ麺とおにぎりを食す
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/3c/0f6c107e3408ebebb1006ef8c408dd7d.jpg)
ときおり吹きぬける風は冷たく、箸をもつ手が震えた。
そんな山頂での温かいカップ麺はなんともありがたい!
山頂より、北方面に石尾根の稜線が望める
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/dc/ad4236294a7f872e3ca44b95e3791497.jpg)
左より雲取山、七ツ石山、高丸山、日陰名栗峰、今年の6月にも登った鷹ノ巣山、そして六ツ石山が望める。
すべて過去に兄と歩いた山々である。
南方面には富士山。天気はよかったが山頂付近の雲は終始切れることがなかった・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/b6/3968901113ed8add4648ddc8a0a21149.jpg)
下山はムシカリ峠からブナの路を歩き三頭大滝へ。13時35分
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/01/f91be84b4346b59d3c37107818fb49da.jpg)
滝見橋から大滝をのぞむ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/70/e256489de65638955ba40f9be236988f.jpg)
この滝見橋は三頭大滝を見るためだけの橋で対岸には渡れない
今夜は三頭山荘で一泊。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/50/22f6a313c577cf7b0717487b3daa79a7.jpg)
食事は本館で・・・この建物は江戸時代に建てられたとのこと・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/4b/0735054e6a4fc4be406746fc47873f05.jpg)
部屋はだだっ広く、柱は黒光りし、そして天井は低い。
ストーブは点けているものの寒くて閉口した。
夕食は宿自慢の「山菜22品膳」すべて自家製とのこと
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/c7/8cc9085837177e303fe08b5d1c338beb.jpg)
でも全部は食べきれず・・・
翌20日は奥多摩湖周辺を周ることに・・・宿を9時出発
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/d3/f2c5985bf92c1ce51839c63e541b938c.jpg)
日陰はガチガチに凍っていた
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/a0/84584be144c709a61904b6ee3ba353e6.jpg)
風張峠駐車場に止め、倉掛山に・・・ときおり展望が開ける
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/2a/a70b7aa71379345a8ffd5b90a1b570fe.jpg)
そして倉掛山山頂(1078m)へ・・・ 時刻は10時ちょうど
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/f6/73bd5dcbfac6ffb3488fbae6530f2e40.jpg)
訪れる人はほとんどない山頂。標識は朽ちて展望も利かない。そんな寂れた山だけど・・・
この倉掛山は兄と訪れた最後の山なのである。ここで写真を撮りカップ麺を食べた。
その二か月後の3月1日に兄は死去したのである。
奥多摩周遊道路にもどり月夜見展望台へ 11時10分
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/b6/1ca839d504a516deac56442638dd42cb.jpg)
奥多摩湖が俯瞰できる
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/f9/1077c3e5ac9478dcb4963c97476b6a8d.jpg)
兄とも奥多摩に来たときは必ず寄った展望台。毎回ここで写真を撮ったっけ!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/d2/3e9d333488c74c399aa10179fe972826.jpg)
周遊道路をぐるっと周り小河内ダムへ・・・12時20分
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/67/7f02cdff2f97e4eaddf62bf2fbf14a54.jpg)
湖面が輝いていた
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/90/0ee5d3a754d4baa58b84245aff231405.jpg)
ダム記念館「水と緑のふれあい館」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/4e/503e66746626c87196f513409a8cb939.jpg)
湖底に沈んだ村やダム建設の苦難の歴史を知ることができる。
最後に懐かしのJR青梅線奥多摩駅舎を見に・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/71/b9e75ec99e6ad4ebe86e653ee854ae3d.jpg)
初めて奥多摩を訪れたころは氷川駅と言った。たしかまだ高校生のころだっだ。
今は電車で来ることはなくなってしまい、なんとも懐かしい・・・
いやいや、お兄様の追悼登山とはいえこの寒い中をお元気で何よりです。
宿の夕食の盛りだくさんよ山菜、すごいです。
でも塩分も盛りだくさん? すみません、つい余計な言葉が出てしまいましたがなかなかユニークで素晴らしい宿だったようですね。(^_^;)
こちらは先程自転車で新検見川駅そばの格安理髪店に来てカットを済ませ只今モーニングサービスのコーヒーとパンサラダのセットをいただいたところです。
Lab通信さんは先月と今月で何回遠出されたでしょうか? 健康で素晴らしい生き方です。
また次の記事も楽しみにしています。
ここでバラしてもいいのかな(笑
それにしても、あの方が、こんな山歩きができるなんて。
と、感心しています。
カップ麺が2個と、おにぎりも2個みえますから
知らない人が読んでも、わかりますが、
なんで、書かないの?って。
写真もないのですね。
寒かったけど天気はとても良くて展望を楽しめました。
20種の山菜はめずらしいけど、けっして旨いものばかりではありません。
ふきのとうなどは食べたことも見たこともない山菜ですが、
硬いばかりで食べませんでした。
ほかにも川魚の刺身・イワナの塩焼き・天ぷら・豚肉鍋・茶碗蒸し・刺身コンニャク等々・・・、
申し訳ないけど食べきれずのこしてしまいました。
この三頭山荘は以前から知っていましたが泊まったことはありませんでした。
予約もせずの飛び込みでしたが、こころよく受け入れてくれ予想以上の接待をしてくれました。
われら一組のために・・・です。ありがたいですね
山荘にしては部屋も風呂も食事もよかったです。
宿の主人も愛想こそよくはありませんでしたが、地元の話題や
宿の歴史、はたまた有名人が泊まった話などしてくれました。
古くは石橋湛山から青島幸夫、料理家の服部何某、俳優の山本圭と囲碁の小川誠子夫妻などなど
帰り際には「あまりいいユズではありませんが・・・」と
一袋もって見送ってくれました。
満足の二日間でした・・・
そうですか。自転車で出かけたり、散策したりと活動を開始しましたね
よかったです・・・
そう、その先々でのコーヒータイムは最高ですよね!
こころもからだも癒される。って、このことですよね?
暖かくなったら、ぜひ花見サイクリングをやりましょう?
楽しみにしています・・・
>なんで、書かないの?って。
別にこれと言った意図はありません。タイトルにもあるように「三頭山追憶」です。
これが今回の主題なんです。
奥多摩の山並みや雪を被った富士山、光輝く奥多摩湖、
その、想い出のつまった山道を歩きながら過去を偲びたかったのです。
宿も毎回泊まっていた玉翠荘に泊まりたかったのですが
電話をかけたら「素泊まりで食事は出せません」と、つれない回答だったので
やめました。
それに素泊まりなのに8千円台だった。よけいいやになりました。
この三頭山は標高が1531mですが、登山口の都民の森は1000mほどあります。
したがって標高差500mほどの登山ですし、クサリ場のような急斜面もないし
比較的登りやすい山です。
ワンコ連れの登山客もよく見かけますよ!
ひょっとしたら筑波山よりラクかもしれません。
>写真もないのですね。
写真もビデオもたくさん撮ってきましたが、何度も言うように「追憶」が主題です。
過去を偲び、素晴らしい景色をのこすことが目的ですから・・・