なつかしの顔、顔、顔

台風接近による雨が降りつづく２８日の土曜日。
小学校の同窓会があった。いやクラス会といったほうが正しいかな？

場所は葛西臨海公園の「ホテルシーサイド江戸川」。
夕方５時から、ということで葛西臨海公園駅４時４３分着の電車を降り、
改札を出たらそれらしきオバサンが二人立ち話をしていた。

その一人がこちらに振り向き「あら西山君、久しぶり！！！」だって・・・
この歳になって君づけもないだろうが、不思議と違和感はない。

もう一人オバサンが到着、ホテルまでオバサンたちのオシャベリはつづく・・・

ほどなく到着、すでにホテルのロビーにはなつかしい顔が揃っていた。

ソファーに座る先生に先ずあいさつ「西山です。憶えていらっしゃらないでしょう？？？」
「いや、お顔を見ていると記憶がよみがえってきます・・・」って、当たり障りのないお応え・・・

この先生は５年６年のときの担任。
毎年、たくさんの生徒をみているわけだから、ひとり一人憶えていられない。

会場はロビー横の宴会場。バイキング形式の食事会だ。
↓食よりオシャベリがすすむ・・・


↓ことし８３歳になった先生。もちろん右側の方・・・


↓なつかしい当時の遠足写真を観る同級生たち。


↓その写真はこれ・・・１年生のときの遠足。どこで撮ったものかは記憶にない・・・

↑前から２列目、左から２人目の帽子をアミダに被っているのがワタシ。

↓これは２年生か？３年生だと思う。場所は江ノ島らしい・・・

↑後列、右から４人目がワタシ。チビでした・・・

↓これは６年生。日光に行く途中の大谷観音にて。

↑最前列の右端、坊主頭がワタシ。
その肩に両手をついているのがガキ大将の進吾ちゃん、５年前にガンで逝ってしまった。
そのうしろでななめに顔を出しているのが今回出席してくれた先生である。


ところで、これらの写真はこの日のために準備したものである。
古いアルバムを引っ張り出し、スキャナーでＰＣに取り込みＡ４サイズにコピーした。

全部で７枚あった。ぜひ欲しいという人には後日郵送することを約束。
みんなに喜んでもらえてよかった・・・

このクラスは５０名前後だったと記憶している。その中から今回の出席者は先生を含めて１９名。
すでに亡くなっている方が２名。ただ音信不通者が十数名いるのでそれは定かではない・・・

宴のあとは、次回の再会を約して帰路についた・・・
雨はより強くなっていた。

ふたつの別れ

昨夕から冷たい雨が降りつづく斎場でした。

きのうと今日、会社の同僚の葬儀に参列しました。
享年６９歳、まじめにコツコツと働く、口数の少ない
ウデの立つ職人さんでした。

４月の末まで元気に働いていました。身体は小さく細ギスだったけど
病気ひとつしたことがない健康体そのものでした。
それが、「メシが食えない！」と訴え入院したのが５月初めです。
そして、そのまま帰らぬ人となってしまったのです。

死因は大腸ガンでした。すでにもう手遅れでした。手術もできなかったようです。
とてもガマン強い人でした。
「医者嫌いで薬さえものんだことがなかったんですよ・・・」とは、長男さんの話・・・

ほかの臓器への転移はなかったそうです。
それだけに、「もう一ヶ月はやく病院に行ってくれたら？？？」
長男さんはそう悔やんでいました。

健康すぎた過去とガマン強かった性質がアダとなりました。


今月は２件の葬儀がありました。

もうひとつは４日、５日。叔父の葬儀が田無でありました。お袋の７つちがいの弟です。
亡くなったのが４月３０日。８３歳でした。
ところが２３年前の同じ４月３０日、この叔父のつれあい（女房）も実は、
この同じ日にガンで亡くなっていたのです。５７歳の若さで・・・
夫婦が同じ命日、という偶然の結果となりました。

叔父の８３歳はともかくとしても、今回の６９歳は早すぎました。
葬儀がおわったら昨夕から降りつづいていた雨は止み、
空はきれいに晴れわたりました。

みなさん、どうかご自愛ください・・・