Lab通信

「勝手にドッグラン」のブログです。

祈り

2013年06月22日 22時56分51秒 | いろいろ
6月21日、業界のとある安全大会に出席しました。

この大会は年一回行われるイベントで、これを契機として
更なる安全意識の高揚を図る重要な行事です。

でも、そんなことはどうでもいいこと・・・

毎年、一時間ほどの式典のあと各界の著名人を招いて安全に関する記念講演が
おこなわれます。
今回はソプラノ歌手の村上彩子さんが自分の半生を語り、
そして歌を披露してくれました・・・

書きたいことはここから・・・

教育優先の両親に対する確執から、早く家を出たい一心で大学生活は親元から離れ
単身で大阪音楽大学を卒業します。

両親の「卒業後は教育者に・・・」という願いに背き、
東京に出て派遣会社の営業職に就きました。しかしどうしても音楽の道を捨て切れず
東京藝術大学に挑戦することを決めます。

ピアノと声楽は必須科目。派遣会社を辞め、あるレストランのピアノの弾き語りのアルバイトを始めます。
要するに受験勉強のため、ということですね?

でも、苦難の道はここからでした・・・

ピアノの弾き語りといっても所詮はアルバイト!経済的に成り立ちません。
困り困って、親に助けを求めます。しかし「自分勝手をやって、今さら何を言うか?」と一喝されます。
なんとか一人で頑張るしかありません・・・

しかし、そんな毎日に絶望し自殺を考えるようになります。

あるとき長野県にある戦没画学生慰霊美術館「無言館」を訪れました。
そこには戦争で命を亡くした画学生の悲痛な叫びがありました。
「もっと生きていたい!」「家族や愛する人と生きていきたい!」
あふれる涙を止めることはできませんでした。

彼らの代わりに精一杯学び、破れた夢を受け継ぎたい・・・

悪戦苦闘の末、七回目の挑戦で見事合格します。しかし、ここからはもっと苦難の道がまっていました。

生活費、学費のすべてを稼がなければなりません。夜も働きました。しかしその無理がたたって倒れてしまいます。
そんなとき、リョウビという会社から電話がありました。「奨学金をつかいませんか?」

リョウビという会社は機械係のメーカーです。理系の学生にしか奨学金は支給されない決まりだそうです。
それがなぜ????

というのは・・・
この会社の社長が同じ高校の出身というツテから、こんな苦学生がいるというをモレ聞くに至ったそうです。

「音楽で稼げるようになったら、必ず返済します」といったら「返さなくてもいいですよ・・・」って、
人のやさしさが、社会のあたたかさが、涙が出るほどうれしかった・・・

そんな、人や社会に支えられ、2007年、藝大を卒業します・・・

この小さな体のどこにこんなエネルギーがあるのだろう・・・
「夢や希望を持つ・・・」「目的意識を持つ・・・」。ということ、

とてもとてもつきなみだけど、
あらためて人間のすごさに感動し、そして涙しました。

講演後、CDを買いました。






コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花なし近足・・・ビデオ

2013年06月16日 09時18分49秒 | 勝手にDRと仲間たちのこと
大変おそくなりました・・・

去る4月13日、みんなと行った花見川緑地。サクラは終わって久しかったけど
天候に恵まれ楽しい遠足でした。

花はなく遠くでもなかったのでタイトルは「花なし近足・・・」
変なタイトルだけど・・・、ビデオがやっと出来上がりました。



BlurayもDVDも揃えてあります。
お会いできる機会にでもお渡ししたいとおもいます。

期待しないで待っていてください・・・

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする