シグナスのフロントブレーキパッドを交換した。 前回交換したのが、ODO 5273kmなので、凡そ1.8万km走行しての交換となる。
前購入したのがデイトナのシンタードパッドで、今回も同じパッドなので、新鮮味は全く無い。
パッドのシューはまだ少し残っていたが、このパッドはここまで減ると凄まじくブレーキの利きが悪くなるようで、結構強めにブレーキレバーを握らなければ制動距離が伸びるようになった。
で、ブレーキレバーを強く握る為なのか、ブレーキディスクに対しての攻撃性が非常に高くなってしまい、結果、ブレーキディスクも見て分かるぐらいの段付きを起こしてしまった。
また、このパッドには交換時期を示すような目印が無いので、適当に自分で判断するしかない。
交換時期の目安としては、ブレーキの利きが少し悪くなったかなぁと感じた頃だろうか…それでもケチ臭くシューが残っているからと使用していると、私のようにディスクを削ってしまう羽目になるので、さっさと交換した方が良い。
パッドを交換する際は、キャリパーを取り外す前にパッドを止めているネジを緩めておく。緩めるだけで外さない。
キャリパーを外してしまってからだと、力を掛け難いので、そのような手順になる。
で、キャリパーを車体から外したら、パッドが付いた状態で、ブレーキレバーを握って、キャリパーのピストンが外れない程度に突出させる。
その後パッドを外したら、キャリパーの掃除。
特にピストンは念入りに磨いてから、薄くメタルラバーを塗布してピストンを出したり入れたりしながら、キャリパー内に押し戻す。
メタルラバーは塗装に対して攻撃性があるので、大小の両ピストンを押し戻したら、ピストンシールで押し出されたそれをパーツクリーナーで除去する。
新しいパッドの座金とキャリパーが接触する部分に鳴き止めを塗って、キャリパーに装着。
シューの間に適当な物を挟み込んで、ブレーキレバーを握り、キャリパーとパッドが密着するようにして、しばらく放置。
これは今回使用した鳴き止めが弾性接着タイプの物だからなので、乾式や金属プレートタイプの鳴き止めなら直ぐに取り付けても問題ないハズだ。
鳴き止めが乾いたら、パッドをコインドライバーで押し広げて、車体にセットする。
フロントブレーキが利くまでブレーキレバーを数度握れば、パッド交換終了。
ODO 23576km
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セローはホイールベアリング交換しましたが、シグナスの方は全く考えてなかったですね。そういえば。
距離的にもそろそろ考えておいた方が良いのかもしれません。
キャリパーが完調でも実走ではノックバックによるマスター側のレバーストローク増大は出ている筈なので効きが悪くなった様な体感が出てくるかなと…
バイク用だと内部隙間はC2かC3あたりかなとは思いますがシグナスの設計値が判りませんので、
とりあえず純正部品の新品ベアリングでアタリを診てみて、ホイールに付いたままのベアリングが新品単体ベアリングより軽く回るようであれば交換してみるのも一興かと…
パッドにアタリがついてブレーキのレバーストロークが安定してからヤッツケるとベアリングの新旧差による影響が確認しやすいかな、と…
シグナスのヘッポコマスターは、パッドを新品にしてピストンを押し戻すと、リザーバータンクに余裕が無さ過ぎるのか、ブレーキレバーが遠くなってしまうぐらいのショボさ加減なので、ベアリング交換でのレバーストロークの変化とかが体感できるかどうかは、かなり怪しいです。
で、BLOGには書いていなかったのですが、ブレーキキャリパーが付いている側のフロントフォークにオイル滲みが見られたので、もしかしたらフォークオイルがキャリパーなりディスクなりに付着したのかなぁと思ったりもしています。
フォークのオイル滲みは放置していても直る訳ではないので、さっさとオイルシールを打ち換えて修理しなければなりませんが、酷く漏れてる訳でも無いので、AliExpressあたりで中華シールを注文して、届くまではダストシールとオイルシールの隙間に紙ウエスを挟み込んで対処しようと思います。 純正のシールが良いのでしょうけれど、それだと面白くないので…まぁ、ダメなら純正発注して修理しなおしですね。