こぶた部屋の住人

訪問看護師で、妻で、母で、嫁です。
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いやはや、水疱。

2012-10-04 21:56:48 | 訪問看護、緩和ケア
先日の水泡、見に行きました。

見事に10センチ×15センチくらい、イナバノ白兎よろしく皮をむかれて赤裸。

予測通り、漏出したリンパ液でベットの足元はぐしょぐしょで、4つ折りガーゼも伸縮包帯の上から巻いた尿取りパットも、ずっしり滴るくらいの廃液でした。
おかげで、パンパンだった下肢はしわがたくさん寄って柔らかくなっていました。(~_~;)

その赤剥けのところに、ソフラチュールガーゼが貼ってありましたが、両端は何もないのでガーゼが張り付いているし、消毒液を流すとひどくしみます。


しかも、よくみると水疱は下腿のあちこちにみられ、水のたまったうすーい皮膚を破らないように保護しないといけません。
もともと、赤黒く変色し肥厚した皮膚のところは、水疱の厚さが分厚く、破れにくい水泡になっています。

さて、こんな状態で独居で自分では立位も難しい老人の処置を、どうしたら効率的にできるでしょうか・・。

感染を起こしたら、大変なことになります。

全身の類天疱瘡の処置を思い出しますが、類天疱瘡はこんな赤剥けた感じにはならず、次々と水疱ができるはしから、上皮化していきます。

ソフラチュールガーゼは、抗生物質の軟膏がしみたガーゼ状のもので、この手の創の定番です。

でも、創に対して小さくて、周囲は赤剥けでガーゼにへばりつくので、1枚半貼ることにしました。
毎日、ソフラの交換をするように言われたそうですが、7枚のソフラを1枚半ずつ使うので、訪問看護の時だけ足浴後に交換する事にしました。

そして、ガーゼよりは創にくっつかず、吸収力もあるモイスキンパットで覆い、そのうえから弾性」包帯をし、滲出液が多いようなら尿取りパットを巻きます。

薄い皮膚は、プロぺト(眼科用ワセリン)を塗り、摩擦を避けることに。

物品も揃え、デイサービスとご家族への処置手順も準備しました。

どのくらいで上皮化するか、しばらく様子観察です。

全部切り取った場合と、皮を残した場合、どちらがより安全にきれいに早く治るのでしょうね。
すごく興味があります。


ところで、今日は認定審査会でした。

審査会の時は、少し早めにステーションを出て、区役所前にある小さなレストラン(foodland Cafe Diner (フードランド カフェ ダイナー))で、ランチを食べながら書類に最後の目を通すのが日課です。

今日はポーク照り焼きプレート 

ここのプレートはレディスランチという感じで、おしゃれでヘルシーな感じです。
なので、昼は女性でいっぱいになります。

サラダのドレッシングも、付け合せのラタティユも大好きです。
ちなみに、今日のスープは桃の冷静スープ。
ほんのりとした甘みと、桃のフルーティ―な香りがシナモンの香りと混じって絶妙です。

男性には、量的に寂しいかもしれませんが、ご飯の量は調節してもらえるそうです。

カレーもすごくおいしいので、瀬谷区役所に寄った折には、一度お試しを。