なんだか、大荒れの様相を呈してきました。
ASO(閉塞性動脈硬化症)の方が続いたかとおもうと、褥瘡(とこずれ)の方が続きます。
訪問回数が急に増える方が続いたかと思うと、入院する方が続いて・・・
毎日その連絡調整だけでも、わけがわからなくなってきます。
ある方は、急激な廃用症候群の進行のために、下腿に3度から4度の褥瘡が数か所出来ていました。
すでに、入室と同時に緑膿菌特有の臭気がします。
やはり淡緑色の不良肉芽で覆われていました。
痩せているため、2か所は骨まで達しています。
こんなになるまでに、たった2~3日しかかからなかったそうです。
強い拘縮により、左の膝で右の下腿の内側を圧迫してしまったようです。
これは、経口摂取が激減したたため、低栄養になったことも原因のようです。
ご家族もとても心配されていて、今後の支援をお約束してきました。
来週さっそくショート先へ、皮膚科医をお連れしての外科的処置を行います。
真冬は循環障害、真夏は脱水でお年寄りは衰弱してしまいます。
ASOや褥瘡の患者さんは、処置の方法や専門医への連携、エアマットの選択や各サービス事業所への処置方法の伝達など、導入時にやることがたくさんありますので、気が抜けません。
環境自体の調整も必要なので、ケアマネさんやご家族も含めて十分な説明が必要です。
それでもASOは厳しいです。
以前どこかの勉強会で「ASOで末梢の壊死が進んでくる患者さんは、半年から1年以内に突然死する可能性が非常に高い。」と言っていました。
たしかに、末梢にそれだけの動脈変性があれば、心臓や肺や脳血管だって動脈硬化が進んでいるってことですよね。
ちなみに、ASOや糖尿病性脱阻の患者さんは、冬場パルスオキシメーターで酸素飽和度を測定しようとしても、測定できないか、すごく低く出てしまいます。
静脈の色で判断するセンサーがうまく働かないんでしょうね。
でも、全身の血管が動脈硬化を起こしているとすると、やはり怖いです。
なるべく早いうちの入院治療をお勧めしますが、現実入院には二の足を踏む患者さんが多く、切断になるのではないかと、ハラハラすることがよくあります。
逆に、足先の循環障害をいくら病院にお伝えしても、取り合ってもらえずに、どんどん悪化していく方もいて、担当看護師がいらいらすることもあります。
隣の市には、専門の創傷センターも出来ているので、どうしても診てもらえないのなら、そちらをお勧めしたいと思っていますが、長年のDM(糖尿病)で腎不全も併発しており、透析も拒否している現状では、なかなか難しい現実があります。
在宅では、医療者側の当たり前が通じないことはよくあることで、「そんなの説明が悪い。強制的に入院させればいい」と思われる方もいらっしゃると思いますが、経済的なこと、家族関係、思想的なこと、個人の信念などいろいろな理由で、事はそんんなにうまく進まないのが現実です。
であれば、その現状で最善を尽くすのが私たちのお仕事になるのです。
少しでも楽に過ごしてほしい。
痛くなく、苦しくなく、穏やかに我が家で過ごしてほしい。
それが私たちの願いです。
ASO(閉塞性動脈硬化症)の方が続いたかとおもうと、褥瘡(とこずれ)の方が続きます。
訪問回数が急に増える方が続いたかと思うと、入院する方が続いて・・・
毎日その連絡調整だけでも、わけがわからなくなってきます。
ある方は、急激な廃用症候群の進行のために、下腿に3度から4度の褥瘡が数か所出来ていました。
すでに、入室と同時に緑膿菌特有の臭気がします。
やはり淡緑色の不良肉芽で覆われていました。
痩せているため、2か所は骨まで達しています。
こんなになるまでに、たった2~3日しかかからなかったそうです。
強い拘縮により、左の膝で右の下腿の内側を圧迫してしまったようです。
これは、経口摂取が激減したたため、低栄養になったことも原因のようです。
ご家族もとても心配されていて、今後の支援をお約束してきました。
来週さっそくショート先へ、皮膚科医をお連れしての外科的処置を行います。
真冬は循環障害、真夏は脱水でお年寄りは衰弱してしまいます。
ASOや褥瘡の患者さんは、処置の方法や専門医への連携、エアマットの選択や各サービス事業所への処置方法の伝達など、導入時にやることがたくさんありますので、気が抜けません。
環境自体の調整も必要なので、ケアマネさんやご家族も含めて十分な説明が必要です。
それでもASOは厳しいです。
以前どこかの勉強会で「ASOで末梢の壊死が進んでくる患者さんは、半年から1年以内に突然死する可能性が非常に高い。」と言っていました。
たしかに、末梢にそれだけの動脈変性があれば、心臓や肺や脳血管だって動脈硬化が進んでいるってことですよね。
ちなみに、ASOや糖尿病性脱阻の患者さんは、冬場パルスオキシメーターで酸素飽和度を測定しようとしても、測定できないか、すごく低く出てしまいます。
静脈の色で判断するセンサーがうまく働かないんでしょうね。
でも、全身の血管が動脈硬化を起こしているとすると、やはり怖いです。
なるべく早いうちの入院治療をお勧めしますが、現実入院には二の足を踏む患者さんが多く、切断になるのではないかと、ハラハラすることがよくあります。
逆に、足先の循環障害をいくら病院にお伝えしても、取り合ってもらえずに、どんどん悪化していく方もいて、担当看護師がいらいらすることもあります。
隣の市には、専門の創傷センターも出来ているので、どうしても診てもらえないのなら、そちらをお勧めしたいと思っていますが、長年のDM(糖尿病)で腎不全も併発しており、透析も拒否している現状では、なかなか難しい現実があります。
在宅では、医療者側の当たり前が通じないことはよくあることで、「そんなの説明が悪い。強制的に入院させればいい」と思われる方もいらっしゃると思いますが、経済的なこと、家族関係、思想的なこと、個人の信念などいろいろな理由で、事はそんんなにうまく進まないのが現実です。
であれば、その現状で最善を尽くすのが私たちのお仕事になるのです。
少しでも楽に過ごしてほしい。
痛くなく、苦しくなく、穏やかに我が家で過ごしてほしい。
それが私たちの願いです。