フレッシュな洋梨をそのまま焼きこんだタルトです。缶詰でなく「生」を使ったと記した時点でこのタルトがどれだけ前に作ったかばれますね。
そして、ピスタチオはもっと細かくした方がよかったということを写真によって突きつけられる。
洋梨のタルトについて、タルトオポワールという呼び名はお馴染みかと思いますが「タルトブルダルー」とも呼ばれるよう。パリのブルダルー通りに店を構えていたパティスリーで考案されたというのがその名の由来らしい。そして、もうひとつの説は長説教で有名だった宣教師ルイ・ブルダルーにちなんでつけられたというもの。フランの上に桃やアプリコット、洋梨などを十字の形に飾ったとされています。そしてそれに関連して面白い話が。食べ物の写真と一緒に載せるのに少々躊躇してしまう内容ですが、当時このブルダルーの長ーい説教を聴こうとたくさんの信心深い女性が集まったそうで、その彼女たちの必需品が尿瓶だったという話。有難い説教の途中でお手洗いなんていけないのでドレスの中で……ということみたい。
そんなわけで宗教的背景?をきちんと汲んで作りましたよ☆(焼いた当時はそんなこと露知らず)
覚え書き。
タルト:薄力粉100g アーモンドパウダー20g バター60g 粉糖40g 卵黄1個+卵白で20g
クリーム:バター50g 砂糖50g 卵1個 アーモンドパウダー60g
ナパージュ:水50g 砂糖20g グランマニエ20g ゼラチン5g
洋梨1個 ピスタチオ適宜
面倒でもタルトは空焼きしておくとサクサク感が増します。洋梨はなるべく薄くスライスして。放射状に並べるのが(私の中の)流行りです。ピスタチオは殻つきのものを使ったので、ちまちま薄皮剥きしましたよ。これが一番面倒だったかもしれない。でもいいんです。ちまちました作業好きなので。もう洋梨の旬はとっくに過ぎ去りましたが、ぜひフレッシュな洋梨を使って作ってほしいタルトです。
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