今朝の寒さも日中には気温が上がって、風もなく穏やかな天気になりました。衆院TPP特別委員会では、山本農林水産大臣の発言をめぐり本日の特別委員会で採決が避けられたものの週明けには衆院本会議を通過の模様で、TPPが批准されたら日本は大変なことになると私は穏やかではありません。
そんな中で驚くべきことは、国連人権理事会の「独立専門家(Independent Expert)」であるアルフレッド・デ・サヤス氏(Alfred de Zayas)は、TPPの署名式が直前に迫っている2016年2月2日に、関係各国政府に署名も批准も拒否するよう要請していたことが分かりました。
国連機関がこのような「署名拒否」や「批准拒否」の要請を行うことは極めて異例で、TPP「環太平洋連携協定」と呼ばれている貿易協定が、いかに人権と国家主権を踏みにじるものであるかを如実に示すものとなりました。
しかも、この協定の正文は英語・スペイン語・フランス語のみで作成された5000頁を超えるもので、日本語で正文が作成されおらず、与党の国会議員どころが日本政府の閣僚も、ほとんど知らないというので驚くばかりです。それにもかかわらず今、国会では数の力で可決し署名と批准に狂奔しているアベ政権の異常さが伝わってきます。
英語原文は下記URL(国連人権高等弁務官事務所)http://www.ohchr.org/EN/NewsEvents/Pages/DisplayNews.aspx?NewsID=17005&LangID=E
本日は25日に新しい知事に就任した米山隆一知事の初めての定例記者会見があり、公約が県ホームページでさらに詳しく掲載されています。原発問題は最大の争点でしたが、それ以外の県政課題にも包括的な新しい挑戦を掲げております。県議会臨時議会が11月16日に開催され、13時から米山知事の所信表明があります。近くなら飛んでゆきたいところですが、インターネットで視聴することにします。http://www.yoneyamaryuichi.com/seisaku.html