安保関連法案が昨年9月19日に成立、アベ首相は国民に丁寧に説明をしていくと言いながらも臨時国会は開かれず本日に至り、戦後70年余り守られてきた日本の平和主義の大転換点です。
国会前では昨日に続き、若者たちが「戦争する国 絶対反対!」の声を上げ、立憲主義を踏みにじった怒りの声は全国各地でも広がりデモや集会が行われました。写真は共同通信社からお借りした今夜の国会前です。
今朝は出入りの植木屋さんが庭の冬囲いを外しに来て、午後からは中央大通り線の交差点でのスタンディングに出かけました。その後は憲法を守る糸魚川共同センターの役員会へ移動で、会議を終えて市内をぐるっと回って夕方に帰宅です。
連日の晴天続きで街中の桜は開花し、一番早く咲き出すという国道148号沿いの明星セメント工場前の畑の桜もすでに3分咲きでした。下の写真は本町通りの中村平安堂さんの裏口の老梅で、一度太い枝が伐採されたにもかかわらず、また細い枝が出てきて毎年やさしい花を咲かせています。ここは骨董屋さんならではの土蔵だけにお宝がいっぱい入っていることでしょう。
夕方6時30分頃からは新年度予算が成立したことで、アベ首相の記者会見をキッチンに立ちながら耳を傾けると、耳障りのよい言葉並べで「民主党政権の時よりも・・・」が連発されていました。そして今夜のメディアは安保法施行をどのように伝えるか、各局をリサーチで先ずはNHKニュースで、その次は時間を早めて放送のテレ朝「報道ステーション」です。金曜日で番組を終える古舘キャスターの歯切れのよいことは言うまでもなく、NHKの比ではありません。
続いて昨日から“報道の顔”が変わってしまったTBS「NEWS23」、新しい星キャスターを挟んでスタジオには、小野寺五典元防衛大臣と辻元清美衆院議員の“自民・民進が徹底討論”ということでしたが、何とも中途半端でわずか10分ほどで終了です。これでは辻元清美議員もさることながら、“消化不良”の視聴者が多かったことでしょう。私も戦争がきる国へと大きくカタチを変えてしまったこの日を忘れずにとパソコンに向かう一日の終わりです。
自分は60年安保世代ですが、様変わりの庶民の真面目さに本当に涙が滲みます。
いつの日か、夢は叶える為にあると強い思いでいます。