暦の上では立冬、漬物用の大根が干される光景が目に留まります。自家製たくあん漬は年々珍しくなって、我が家でも母が亡くなってから遠ざかってしまいました。今朝の愛犬との散歩でご近所の家の前を通ると、畑のたわわに実をつけた温州ミカンは一段と色づき、軒先には干し柿も吊るされて冬への準備が伝わってきます。(この後、大根は雨に当たらぬようにと車庫の軒下へ・・・)
ところで先日のお通夜の人に伝わらない言葉も空しいものですが、安倍首相や閣僚の言葉が伝わっても国民と遊離し過ぎることで理解に苦しむことはもう珍しくありません。東京電力もしかりですが、福島第一原発の汚染水浄化をめぐり、国、県の関係者からALPS(多核種除去設備)の性能向上とトラブル防止を求める声が相次いでいます。一日に汚染水は数百トンずつ発生している一方、処理が追い付かず、東電が目標としている平成26年度内の浄化完了が危ぶまれております。
それでも「状況はコントロールされている」と平然と国際社会で発言する安倍首相、その支持率(NHK調査)が44%とあまり下がらないのは、だまされていることに気がつかない国民性だからでしょうか、それともウソを許してしまう寛容性なのでしょうか、理解に苦しみ悲しくなってしまいます。
東日本大震災から3年8ヶ月が経過し、アベノミクスの中で少しづつ忘れられているように思えてなりません。4度目の冬を向かえる被災地から本日、「東北まぐ」MLが届きました。宮城県登米市の仮設住宅の軒先に吊るされた干し柿の写真が添付されていたのでお借りしました。また今日は隣りの畑から掘り上げてあった水仙の球根をやっと鉢に植えました。明日から天気は下り坂の冷え込みのようで、黒姫山にも初冠雪があるかもしれません。スノータイヤにはまだ少し早いけど、ガーデニングなど冬への備えをしっかりと行わねばなりません。皆さまも風邪などを引かぬように、どうぞお気をつけください。