今日は憲法公布70年目の記念日で、午前中はNHK憲法記念日特集「憲法70年 9党代表に問う」を11時頃まで視聴し、その後は昨日に続いて庭仕事を昼食抜きで2時間程がんばりました。午後からは憲法を守る糸魚川共同センターが中心となって市内5ヵ所での“憲法アピール”で、足を止めて聞いている人たちもいて昨年とは違う光景です。
ところで昨夜のNHKクローズアップ現代「密着ルポ わたしたちと憲法」も今日のNHK憲法記念日特集も、今後の憲法改正議論のあり方を問う番組でしたが、NHKは暗黙のうちに憲法改正へと動きを進めているように感じてしまいましたが私だけではなさそうです。
憲法改正への意欲を示すアベ首相は今年3月の国会で、「自民党の政権公約にずっと入っている。党として示していることを任期中にやらないということ自体がおかしく、政治家として不誠実だ。在任中に成し遂げたい」と述べていたことが脳裏から離れたことがありません。
写真は庭のもみじの木の下に入って雑草との格闘中、ふと上を見上げると眩い光と新緑に、70年前の国民にとっては眩かったであろう日本国憲法を重ねました。
今夜のテレ朝報道ステーションは、憲法学者の木村草太さんをコメンテーターに久しぶりに光っていました。それは今から約60年前、「自主憲法制定」を掲げた岸信介内閣で設置された憲法調査会における"音声テープ"の存在と、日本国憲法の成立過程について特集した今年2月25日放送とほぼ同じ内容です。
憲法改正を主張する人たちは「GHQの押し付け憲法」と言い、アベ首相に至っては「みっともない憲法」とまで言い出しています。元テレ朝報道部出身でジャーナリストの鈴木昭典氏が国立公文書館で発見したこの「押し付け憲法論」を反証する新証拠、これを去る2月の報道ステーションで初公開でした。
そこにははっきりと憲法9条の提案者は、時の内閣総理大臣の幣原喜重郎によるものだという証言が残されていました。そして今夜の報道ステーションでも、憲法9条を発案したのは幣原総理であることを明確に取り上げ、今も色あせることのない世界に誇れる眩い日本国憲法であることを再認識です。
2月28日付け楽天NEWSで読むことができます。http://news.infoseek.co.jp/article/litera_3885/
また本日のRITERAリテラでも「安倍政権と日本会議の改憲プロパガンダの嘘」を取り上げています。http://lite-ra.com/