7月20日に公開された話題の映画「風立ちぬ」、スタジオジブリ宮崎作品とあってすぐにでも映画館へ飛んで行きたい気分でしたが、このところの忙しさでその余裕もなく少し待てばDVDでもと思っていました。
去る3日、NHK土曜夜のEテレ番組「達人達」は「宮崎駿×半藤一利」でした。子ども向けファンタジーに徹してきた宮崎駿さん(72)が、初めて戦争のただ中に生きた人々を描いた「風立ちぬ」ですが、この映画をどうしても見せたかったのが近現代史の裏表を知り抜く作家・半藤一利さん(83)だったと熱く語っていました。
また番組では半藤一利さん独自の視点で読み解く「宮崎版昭和史」や昭和に向きあう意味など、お二人の対談を聴いて早く映画を観なくてはの思いになりました。
そんなことでお盆を前にして明日は東京の弟家族が帰省するので、もう今日しかないと忙しい合間を縫って自分自身への“ごほうび”として上越市の映画館で病院へ行く前に観てきました。
「風立ちぬ いざ 生きめやも」・・・、零戦の設計者という実在の人物、堀越二郎を主人公に洗練された大人のアニメでした。いつもながら宮崎アニメにはメッセージがいっぱい詰まって、戦争に突入した昭和史をしばし考えるひと時でした。