会津八一&団塊のつぶやき

会津八一の歌の解説と団塊のつぶやき!

会津八一 1661

2018-01-11 16:41:45 | Weblog
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南京余唱・第34首(会津八一) 2015・7・24(金) 解説

 正倉院の曝涼に参じて  
                    
  とほ つ よ の みくら いで きて くるる ひ を  
            まつ の こぬれ に うちあふぐ かな

   (遠つ代のみ倉出で来て暮るる日を松の木末にうち仰ぐかな)

 なかなか許可が下りなかった正倉院での感想を詠う。曝涼(ばくりょう)とは虫干しのことである。