会津八一&団塊のつぶやき

会津八一の歌の解説と団塊のつぶやき!

会津八一 1651

2018-01-01 00:39:00 | Weblog
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新年おめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

泰山木の花 2015・6・4(木)

 仏像作りの先輩・Nさんの家には大きな泰山木がある。「どうですか!」と言って下の方の蕾を切ってくれた。奥さんが「あの高いところで咲いてもいい匂いがするのですよ」と10m以上ある蕾をさして言っていた。
 泰山木の切り花は初めてなので喜んでもらってきたが、とても嬉しいのは会津八一が斜め向かいに住む日本画家・大沢恒躬(つねみ)から泰山木の蕾を一つもらい花瓶に活け、短い花の命を詠った歌(寒燈集・泰山木5首)があるからだ。それを追体験できそうなのでわくわくしている。
 泰山木は一日花、「月下美人と同じね」と言いながら連れ合いが活けていた。くるみと一緒に開花を楽しもうと思う。

 泰山木(第1首)     解説

   きぞ の よひ さして いねたる ひとえだ の 
            たいさんぼく は さき いで に けり

   (昨夜の宵挿して寝ねたる一枝の泰山木は咲き出でにけり)