SUPER FLAT 2

非ファルス的にもっこりするものを肯定せよ!(神の性的不器用あるいはその性的悪戯に由来するもの達について)

現代アートとポストモダン 第4回

2007年04月11日 | Weblog
>「ポストモダン」は、1970年代以降の社会的、文化的変化を広く指す言葉であり、「ポストモダニズム」は、そのなかで生まれたひとつの思潮=イズムを指す言葉に過ぎない。(『ゲーム的リアリズムの誕生』第一章A-3、P51)

 私がこの連載「現代アートとポストモダン」で目論んでいるのは、まず第一に、70年代以降の現代アートの再検討である。現在にいたるアートの「ポスト・ヒストリー」を、もう一度ここでキッチリと語り直したい。というのも70年代以降のアートのポストモダンは、実はこれまでまともに語られたことがなかったからだ。少なくとも日本で語られたのは、アートのポストモダンとは区別されるべきアートのポストモダニズムでしかなかった。これから「現代アートとポストモダン」について語り直すためには、おそらく作品(コンテンツ)と環境(コミュニケーション)を接続する新しい批評の方法が求められてくる。とはいえ当方もう頭がいっぱいいっぱいで......(←マテ)。(続く)

最新の画像もっと見る