>ハイデガーによると、動物は死ぬことがありません。動物は〈くたばる〉か「終わりを迎える」ことはあっても、ほんらいの意味で死なないのです。私が改めて問題にしたいのは、この限界の体系です。人間または現存在(ダーザイン)が言語によって、ハイデガーが語る死なるものを私物化する関係を、死とのあいだで結んでいるというのは、明白なことではありません。逆に一般的な単数で「動物」と呼ぶものは(一つの、ただ一つの種としての動物しかいないかのように)、死とのあいだで、苦悩によって刻印されたはるかに複雑な関係をもっています。動物は喪の象徴論を、ときにはある種の墓さえもっているのです。(ジャック・デリダ著『パピエ・マシン』下巻379ページより抜粋)(a suivre)
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旅費が浮くどころか遊びまくったよヽ( ・∀・)ノ
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