SUPER FLAT 2

非ファルス的にもっこりするものを肯定せよ!(神の性的不器用あるいはその性的悪戯に由来するもの達について)

自由に描いてやるさ

2006年04月23日 | Weblog
 アーティストというのは、人に「自由に描け」と言われるまでもなく、自分は「自由に描くことができる」と「本気で信じて」しまえる強者達のことである。もちろんその「正しさ」は「論理的」には間違っているわけだが、しかしその間違った「信」のレベルの働きなくしては、そもそも「論理」も「構造」もありえない。このダブルバインドはつまり、「自由に描く」ことの不可能性を露呈させるだけではなく、同時に「自由に描く」ことの可能性を条件付けるのである。――ところで今どき得意になって「相対主義」を唱えている人間がいるだなんて信じられない。やはり彼は80年代に拉致されたままのニューアカ被害者なのだろうか。

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