サミーハウスblog出張所

地元にゲーセンが無い田舎ゲーマーの数少ない日々の記録

SSツインスティックのメンテ

2009-05-20 23:43:00 | ゲーム(コンシューマ)

 全くの無勝のまま(汗)、必死で対戦プレイを続けたせいか、レバーを動かすたびに根元から「ギシギシ」と軸受と架台が擦れて軋む異音が出るようになってきました。
 もともと新品で購入してからろくにプレイせず、ずっと押入れに入っていたツインスティックですが、どうやら軸受内のグリスがとっくに乾いてしまっていたようです。
 業務用パーツと違い、耐久性も落ちる家庭用パーツですから、このような状態で使い続けると最後はどうなるか、仕事でのトラブルで散々味わっているので、今のうちにレバーを分解してグリスアップする事にします。

 レバーの分解手順は【公式TS】ツインスティック自作5【続報求む】の書き込みを参考にしましたが、コツが掴めないと作業が大変みたいなので、改めて写真で手順をまとめてみました。
 なお、作業時は床やレバーを痛めないよう、厚めのタオルやら布団、クッションの上でやった方がいいかと思います。

1.Eリングの取り外し。

Ssts_01Ssts_02_2 

 ツインスティックのレバーにはE型スナップリング(Eリング)が付いています。Eリング開口部の反対側にレバー軸とEリングとの隙間が2つあるので、どちらか片方の隙間にマイナスの精密ドライバー(先端が曲がらない程度のサイズと硬さ)を刺し込み、グイッとひねってやると軸からEリングが浮いてずれます。あとはラジオペンチ等でつまんで取り外します。勢いよく捻るとリングを飛ばしてしまうかもしれませんが、そこまで力を入れる必要はありません。

2.その他の軸部品の取り外し。

Ssts_03 Ssts_04

 軸からEリングを外すと、白い樹脂製のバネ受けキャップ、バネ、樹脂ワッシャーがハマっているので、レバーを引っ張りながらやると軸から順番に取れます。ワッシャーはスイッチに引っかかってラジオペンチでも取り出しにくいので、必要に応じてレバー基板を分解。

 もし、SSTSで天板からレバー架台そのものを取り外したい場合は、レバー軸周りに皿ビスが4つ天板表面シールの下に隠れてるので、シールの上からドライバーでビスを回すか、シールを剥がすしかありません。

3.グリスアップ

 グリス塗布の写真を撮り忘れましたが、塗り終えたあとは、半球状の白いレバー軸受の向き(トリガー・ボタンのケーブル通し穴)に注意して元通りにセットします。

4.ワッシャー交換(必要な場合のみ)

 グリスアップのみでも一応は問題ないと思いますが、バネが元から硬いうえにレバー操作で軸周りにかなり力も掛かるため、破損防止も兼ねて白い樹脂ワッシャー(ロットによっては黒?)を、金属製のM6ワッシャー(外形16mm・厚さ1mm)に交換しました。

Ssts_05Ssts_06

 地元ホームセンターには最大で外形13mmのM6ワッシャーしかなかったのですが、ダイソーで売ってた100円ワッシャーセットの中に外形16mmのやつがありましたので、これと交換。とりあえずグリスアップと金属ワッシャー交換だけでも、部品への負担はかなり違うと思います。
 バネをもう少し軟らかいものに交換などもあるのですが、ちょうどいいバネが近場で入手できないので、今回こちらはそのまま使用してます。

5.組み立て

 SS用ツインスティックのバネがやたらと硬いため、一度外してを再びハメて押し込むにも、Eリングの隙間確保と取り付けが難しく大変なのですが、要領がわかると簡単です。

 片手で白いバネ受けキャップを指で押し込みながら、もう片手で小さめのマイナスドライバー(精密ではないが通常用で先端が小さいもの)をEリングがハマる隙間に押し込みます。

Ssts_07Ssts_08

 軸からドライバー先端が外れないよう「テコの要領」でドライバーのグリップを押し下げると、キャップを押し下げてEリングの隙間が出来るので、この時にEリングを仮取付で押し込みます。あとはマイナスドライバーを外しても大丈夫なので、Eリングをラジオペンチで最後まで押し込んで作業終了。

Ssts_09Ssts_10 

以上、こんな感じで一人でも比較的楽に作業ができると思います。

 公式のツインスティックにもそろそろ具体的な発表があるみたいですが、せっかく苦労して作った自作ツインスティックを末永く愛用するために、時々は気にしてメンテしてあげてくださいませ。

 それでも白熱した対戦の結果、レバー軸が折れ曲がったり、軸架台ごと割れて破損したりと、修理しようにもどうにも出来ない状態になった場合には、素直に公式スティックを購入と言うことで…(^^;


最新の画像もっと見る

コメントを投稿