最近Wiiのバーチャルコンソールで「ブレイジングレーザーズ(海外版ガンヘッド)」が配信開始された事を知り、以前ガンヘッドをオークションで落札して放置してたのも思い出したので、久々にPCエンジンを動かしてみようとメンテも兼ねて作業を行っておりました。
PCエンジン本体そのものは特に異常もなくHuカードのゲームもちゃんと遊べたのですが、問題はCD-ROM2ドライブ。さすがに発売から20年近く経っている機器ですから、新品と比べると非常に動作が厳しい状態です。しばらく動かさなかったらCDをセットしてもドライブのモーターが動き出さないので、電源を入れて30分~1時間ほど放置してドライブが暖まってくるとようやく動き出す始末。(汗)
軽く遊んでみてとりあえず何とか動きはするものの、やはりCD-DAの音飛びやリードエラーが多発していて、しばらく遊んでるとモーターが再び動かなくなってしまったので、結局ドライブを分解してピックアップ周りのグリスを清掃・再塗布することに。
PCエンジンを使うときは、毎回分解してのグリスアップがいつもの作業になってたので、要領よく分解。バラす際は2箇所のフィルムケーブルの取り外しに注意を。黄ばみ具合が凄いですが、それだけ使い込んで遊んだ機械と言う事で。(笑)
レンズが動くシャフト及びモーターのギア部のグリスをふき取って、模型用のセラミックグリスを少量だけ塗り直します。
この時点でモーター部の3つのギアで、中央のだけが妙に黄ばんでたので気になってたのですが、清掃の為に軽く綿棒でふき取ると…
…?? 何かグリス以外に塊が付着して… え、これはギアの歯?? よく確かめるために直接指で軽く触ったり引っ張ったりしていると、
パリッ!
と、中間の凸型ギアが見事に真っ二つ。(汗)
見事にCD-ROM2ドライブへトドメを差してしまいました… orz
モーターとピックアップのそれぞれのギアは問題なかったのに、この中間の凸型ギアがこんな状態まで劣化していたとは。(涙) すでにオールドハードで在庫もあまり見かけない旧CD-ROM2ドライブなので、代用品も簡単には入手できません。割れてしまったギアが入手できれば直す可能性もあるのでしょうが、二段歯の凸型ギアの規格もこれではよく判りません。
オークションで代用品を探すにも、インターフェース込みかDUOシリーズなら若干見かけますが、数が少ないだけに競争も激しく落札額も微妙なラインになりそうです。うちのIFユニット部はRGB出力改造してるので、ジャンクでもいいのでCD-ROM2ドライブ単品だけ安く入手できればいいのですが…
どうせなら、Wiiなどでソフト配信だけでなく、実機のROMソフトやCD-ROMまで読める事が出来たら、素直に買い換えても悔いは無いのですが。一体どれだけのオールドゲーム機がまともに動かせるのか心配です。(ToT)