サミーハウスblog出張所

地元にゲーセンが無い田舎ゲーマーの数少ない日々の記録

コントロールボックス作成2013

2013-10-06 22:57:04 | ゲーム(アーケード)

 基板をハーネス直結で電源や筐体コンパネ、モニタなどへケーブルだけで簡易的に繋いで動かすようなやつ(要はマイコンソフトXAC-1での基板環境用)の製作を…と頼まれ、そういう作りならそんなに手間もかからず簡単にできそうと、作り始めてみたのですが…

Cbox201309_01 Cbox201309_02

Cbox201309_03 Cbox201309_04

 最終的にいつものごとく100均収納ケース利用のコントロールボックスになってしまいました。(汗)
(完成直前の写真なので、ボリュームツマミが1個足りず、ハーネスやケーブル類も撮ってなかったですが…)

 当初の簡易的な作りでも、必要最低限の機能として

  • RGB出力の調整ボリューム
  • 電源ヒューズ
  • 基板のスピーカー出力を通常のライン出力に変換

などは入れる予定でした。しかし電源やスイッチ類を含めて、ある程度は部品を箱に収納しないと取り扱いにくいだろうと、あれこれやってるうちに

  • コントローラ端子はシグマ電子やネオジオと同じDSUB15ピンコネクタの配列。(筐体コンパネにはDSUB15ピン-ファストン端子の1mケーブルで接続)
  • ボックス側ハーネス端子はJAMMA互換仕様。ハーネスケーブルはCPS1キックケーブル付きで、ボタン6を実質未使用の11/M番ピンに配線。
  • 音量ボリュームやテストSWおよびサービスSWの追加。
  • AV端子はキョーワ&KICのコントロールボックスと同じDIN8ピン端子の配列。
  • 音声はヘッドホン端子(切替SW内蔵)でAV端子側と切り替え式に。
  • 基板のステレオ出力を、前面のRCA端子と内部コネクタの差し替えで対応。

などと、気が付けば自分の望む仕様に。(^^; それでも、他製品で使われてる部品を極力流用できるようにしたり、あとで修理交換しやすいよう、あまり複雑な仕組みにはならないようにしてみました。

 特に基板の音声はスピーカー駆動が前提のBTL出力なので、一般的なライン出力に変換させるのに、抵抗とコンデンサで簡易的にするかちゃんとした回路を通すか、以前から考えてましたがいろいろ調べてると、いつも利用している共立エレショップで丁度よさそうな商品(デジット製平衡-不平衡アンプキット)を扱ってたので試しに購入。ゲイン0のキットを使ってみましたが、基板の音声が音割れや画面へのノイズなども無く、基板での使用も問題なさそうです。(極端に基板の出力が大きいと歪みますが…)

 今回は先方よりスイッチング電源Nidec PKA-7010SZ)と、21ピンRGBケーブルおよびDIN8ピンコネクタを予め頂いており、製作に必要な部品の数量と値段をエクセルで一覧表にまとめてチェックするようにしたので、全体的な部品代も比較的安くできると思ってました。しかし、線材以外の部品を極力新品で揃えたら、約9,000円ほどかかってしまった予想外の事態に…(汗)

 ただ、どれも部品単体では新品でもそこまで高くなく、本体分で約6,000円ほど。残りの3,000円ほど高かった原因は、途中足りなくなって地元ホームセンターで買った小物パーツと、新品部品で製作したハーネス関係でした。
 地元ホームセンターの品揃えにはいつも困っていて、ファストン端子すらカー用品コーナーに数組セットで2~300円とか泣けてきます…
 ハーネスも今までジャンクハーネスの再利用で安く作ってましたが、コネクタとカードを新品・定価で用意すると1本1,500~2,000円ほどに。今までお店のハーネス価格は高いと思ってましたが、製作代も含めると妥当かと。
 ホームセンター購入分がなく、ジャンクハーネスの再利用だったら3,000円ぐらいは減らせたかもしれませんが、できるだけ新品部品で作る方向なので止むを得ないところでしょうか…

 けど、これで電源やケーブル類を自前で用意してたら、2万までいくかは分かりませんがコントローラも必要になりますし、やっぱり総額ではそれなりのお値段にはなりそうです。そういう点ではコントローラ一体型が安上がりですね。

 とりあえず製作コストを考えて作るという点では、今回いろいろと勉強になりました。(^^;