先日は台風15号の被害が大きかった南房総。 千葉県の風光明媚な土地で、一度は行ってみたいと思う場所である。
北条海岸、沖ノ島海岸、布良海岸などの景色を眺めてみたい気がする。
先日ちょうど図書館で借りてきた本が南房総に住む主人公の物語であるので、南房総には行ったことがないけど、なんだかのんびりと住むにはいい土地だろうと想像しながら読み進めていた。 村山由佳「はつ恋」。 物書きをしている中年の女性が移り住んでいる南房総での生活を描いている。 幼馴染との恋人関係になり、女としての幸せな人生を歩む姿は微笑ましい。 バツ2の過去から今の恋人との関係を穏やかなタッチで描いていて、特別な事件や事情が展開される訳ではなく、淡々と日々の生活を描くスタイルは好感が持てる。 この作家の実生活を元にしているような小説だろうと想像できそうだ。 作家が物語の主人公に作家を描くのは何か気恥ずかしさも感じるのだろうと思うのだけど。 いかにも、私小説的な側面を感じてしまうのは読者としては当然の心理だろうと思うのである。
小説の話はともかくとして、いまだに台風15号の被害で神奈川県葉山町などではいまだに停電、断水が続き、市民生活や商店、病院、各公共機関なども機能していない状態だ。 電気が使えないのは最悪である。 去年の台風24号の時には私の住んでいる町も10時間ぐらいの停電になったけど、夜は暗闇だし、冷蔵庫の中の冷凍品だけではなく、肉、野菜なども廃棄しないといけないような状態になった。
モバイルバッテリーを持っていたので、灯りは辛うじて何とかなったけど、やはり蒸し暑い部屋の中にはとても居ることが出来ない状態だった。
結局は電気が回復するまでは外出して、飲食店やスーパーなどへ行っていたのである。 まだ、数時間の停電だけで済んだので良かったけど、あの状態が数日も続いたらとても生活できないだろうと想像できる。
風呂も入れないし、暑くて寝れないし、食料品もままのならない状態は今の現代人にはとても苦痛だろうと思う。
早く復旧してくれることを祈る以外には何もできないのだけど。 昨日から安倍内閣の内閣改造人事が順次発表があり、いよいよ小泉進次郎が初入閣した。 先月結婚発表をしたばかりだったけど、結婚した時に感じたのは、今後は閣僚といて入閣するだろうと予想していたけど、こんなに早く閣僚になるとも思っていなかった。 いよいよ、総理大臣への一歩を踏み出した感は確かにある。 総理になる日がどれぐらい先になるのかは分からないけど、いずれなるだろうと想像するのには難しくはない。 総理になるにはやはり伴侶が必要だし、子供の持つ身であるので、これから本格的に総理への道を進んでいく人生設計を描いているだろう。
内閣改造で新入閣したとは言え、顔ぶれを見ると単なる席替えであることもわかる。さらに、これまでも安倍内閣を支えてきた人選をしたことも分かる。 これからさらに自民党を盤石な物にするために派閥を無視して、自身の選びたい人物を揃えたのは明らかである。 自民党がこれから先も与党として政権を担うのなら、やはり市民に対して正直で嘘のない政治をして欲しいのだが・・・。 政治家は自分の保身のために仕事をしてはいけない。 自らの事は二の次であるとう精神を持っている人を重要ポストに就けて欲しいと思う。 ましてや、不祥事、不正、不適切な考え方をするような人物はそもそも、政治家以前に人間としての資質に欠けているのであるから、仮にこの新入閣した閣僚がそうした不適切な行動や発言、さらには不正、不祥事が発覚した時点で即日政治家から身を引くような法案を作ってもらいたいぐらいだ。 人気だけで当選するような政治家なんて要らないし、そうしたアイドル的な人気で投票するような市民もどうかと思う。 最近は各政党が元芸能人や現役の著名人などを候補者とするような傾向があるけど、これはいかにも票を得るだけのカンフル剤で、本当に政治をする人材を探すことが出来ないことの能力のなさを露呈している証拠である。