summer diary

日記らしきページ

教室の机に卓上シールド

2020年06月03日 | Weblog
 中日新聞の朝刊に掲載されていた写真を見て、思わずビックリ。
亀山の小学校で授業が再開した写真。 教室で給食を食べている児童の写真だが、各机には青い枠が付いているシールドが設置されている。
そのシールドの中で窮屈そうに給食を食べている児童を見ると、とても楽しい小学校の姿とは思えない。 新型コロナの感染防止策だとしても、流石にこの光景はちょっと愕然とするものがある。
果たして、このシールドの効果はどの程度あるだろうか?? と疑問符が付きそうな気がした。 前と左右に設置されているシールドで子供の飛沫がどこまで防止できるだろう? この机から離れる時にはマスクなどを付けて移動するのだろうけど、それにしても、それほど高くも無いシールドが本当に役に立っているような気もしないのである。 児童達の精神的なストレスを考えると、ちょっとこれはやり過ぎな気もする。

子供達の感染防止対策は重要だ。 しかし、学校生活が楽しく過ごせる事も重要な事。 出来る限り教室では机と机の距離を取るのは大切だろう。 換気も大切だし、飛沫が飛び散らないようにする対策も大切だろう。 当然だけど、マスクの着用で、飛沫防止はある程度は完全に出来るはずではないだろうか? 出来る限りマスクを外さないようにする意識を持って過ごすとか、息苦しくなった時には、教室から廊下などへ出て、深呼吸するとか・・・。 授業中でも柔軟な対応をする余裕を持つことが出来れば、各机にシールドを設置するような対策でなくても良さそうな気もする。
逆に、シールドがあると言う安心感から、安易にマスクなどを外す事の方がリスクがありそうな気もする。
食事の際だけ、シールドを設置するならまだ理解できるけど、常にこのシールドがある状態で過ごすのはどうかな~~と感じてしまった。

新聞の記事ではもう一つ大きく掲載されていた記事について。
アメリカ・ミネソタ州ミネアポリス市で25日、白人警官が拘束していた丸腰の黒人男性の首を圧迫死させた事件。警官は免職となり、29日に殺人などの容疑で逮捕されたが、白人警官による度重なる黒人への不祥事に、人々は怒りを抑えきれない。 

アメリカは新型コロナ感染よりも、今は白人警官による黒人男性暴行死事件に対して、デモが各地で起こり、暴動を起こす人々が連日後を絶たない。
正当なデモなら問題は無いだろうけど、暴動を起こし、まったく関係のない商店などを破壊、略奪する行為は流石に許される行為ではないだろう。
どれほどの理不尽な問題であっても、暴動は正当な行為にはならない。 この白人警官はすでに殺人罪の容疑で逮捕されているので、今後は裁判でそれ相応の処罰が下されるはずだ。 

アメリカの黒人差別は今も無くなっていないのは現実としてあるだろう。
これまでも、白人警官の黒人差別的な問題で、大規模なデモなども繰り返されてきた。 
さらに言えば、トランプ大統領自身が白人優遇論者であるとも言える人物であること。 白人警官による黒人への暴力がここにきて再び目立つようになったのは、根強い人種偏見に加え、人種差別を正当化したり偏見を助長したりするかのようなトランプ大統領の言動の影響も大きいとの指摘もある。トランプ氏は「中南米からの移民はみな犯罪者だ」などと平気で口にし、つい先日は、中国系米国人の女性記者に対し人種差別ともとれる発言をして物議を醸している。 

しかし、その本人であるトランプ氏は2日、ツイッターで教育や貧困対策などを挙げ「私の政権は(奴隷解放宣言した)リンカーン(大統領)以来、最も黒人社会に貢献した」と自画自賛した。  何を根拠に言っているのか? 
これはアメリカの雇用拡大を意味しているのだろう。 
実際にトランプ政権になってからは、所謂、ホワイトカラーではない労働が増えている。
1位 メッセンジャー、配送業、民間郵便サービス
2位 重機のレンタル、リース
3位 石油・ガスのパイプライン建設
4位 石油・ガス関連のサポート業務
・・・・・
10位 資源回収、廃棄物処理サービス
このように、貧困層に多くみられる黒人の雇用は増加しているのは確かだろう。
しかし、白人至上主義を助長させているのは、当のトランプ大統領である事も間違いない。 
大統領選挙では白人票を集めて当選したと言っても過言では無いだろう。
今回の事件でも、決して白人警官を一方的な罪だとは言わないのも、白人至上主義のトランプ支持者への配慮だろう。 次回の大統領選挙で、この支持層を失うのは命取りとなるのは明白だ。