summer diary

日記らしきページ

今年だけではない

2020年05月21日 | Weblog
 新型コロナ感染の懸念から、夏の高校野球甲子園大会も春の選抜大会に続いて中止が決定した。 春の大会が中止になった時には、夏の大会も凡そ中止になる予想はしていただろう。 ニュースでは、高校球児や監督などが涙を流す映像を交えて報じられている。
今年は野球だけではなく、ほぼ全ての学生のスポーツ大会、イベントなどが中止となっている。 高校球児だけではなく、今年が最後になる大会、試合に出場できない学生が沢山いる。 
来年卒業を控えて、就職する学生達は深刻な就職難が待ち構えている状態だろう。
今年は日本の全ての人々が涙なしでは過ごせないような今世紀最大の危機的状況である。 
これまでの想像を超えるような経済的な低迷をこれから迎えることになるだろう。
大企業ですら、すでに多額の融資を実施している状態だ。 
中小企業はもっと深刻な経済状況に陥るのは間違いなく、すでに個人事情主、零細企業、下請け業者、旅館、ホテル、カラオケ、スポーツジムなども倒産なども相次いでいる。
これは、日本だけではなく、世界のほぼ全ての国がこうした経済的な危機状態に陥っているのだ。

そうした中で、東京高検の黒川弘務検事長(63)が賭けマージャン疑惑に関し、辞職の意向を示した 。
政府は1月、定年延長をできないとしていた検察庁法の解釈を変更し、閣議決定で黒川氏の定年を8月まで延長。稲田伸夫検事総長(63)の後任に就くのか注目されていた。 
この定年延長に関して、安倍総理もこの黒川氏が必要不可欠の人材であることを理由にこの定年延長を強行に採決したのである。
この人物がこのような人間的に問題がある事を全く無視した形で与党の数の力で定年延長を特例として採決したのは、現政権の恣意的な思惑が完全に暴露されたと言っても良いだろう。
与党は最大限の責任を取る必要があり、この人事に関与した全ての関係者は辞任して当然だ。 安倍総理は勿論、森雅子法相 なども含めて、その任命責任はしっかりと果たして貰わないといけない。
そもそも、この検察庁人事への内閣関与が指摘されている法案事体が問題となっている状態で、この問題の主たる黒川検事長のこうした不祥事は、日本の司法を根本から信頼することが出来ない重大な事態である。
警察官が犯罪を犯す事以上にこの問題は深刻な日本の正義を揺るがすことになる。
果たして、我々は正義をどこに委ねたらいいのだろうか? 正義の最高責任者がその責任や行動を無視する人間であるのだ。
この問題を安倍内閣はどのような責任を取るのだろう。 中途半端な責任や言い逃れでは済まない。