今日は、私の誕生日だ。
本当の誕生日ではないけど、がんの闘病を開始して初めての治療として手術をした日だ。
8時間を超える手術だった。
家族が帰って、夜、体調が急変した。
集中治療室にいたが、何かすごく苦しくて変になって、医者や看護婦が集まってきた。
心電図のモニターだと思うが、複数あって、ピッ、ピッ、ピッと心拍の音を出していたのが、全て、ピーと心拍が止まった音になって、医者が慌てはじめたのがわかった。
指の先から力が抜けてきて肘くらいまで感覚が無くなって、身体から身体がすうーっと抜けて行く感じがして、このままいってしまうと思った。
このままじゃいかんと思って、おもいっきり叫んだら声が出た。
「こんなとこで、死んでたまるかあ。」
その瞬間、ズドーンと指先まで力がみなぎって、身体が元に戻った。
医者が、「そうだ、その調子だ」と叫んだ。
その日が今日、11月8日だ。
生き返ったような気がするので、誕生日だと思って自分を戒めるようにしている。
今年も無事16年目の誕生日を迎えることができた。
嫁さんと軽くお祝いをしようと思っていたら、今日、知り合いが酒はいりませんかと声をかけてくれた。
私も行く飲み屋が仕入れた酒をわけてくれるらしい。
それも、あたごのまつだった。
どうしようかと思ったが、神様か仏様か御先祖様にお祝いをしてもらったような気がしたので、有り難くいただく。
仕事帰りに店に寄って受け取る。
ゆっくりやろうと思ったが、2歳の孫から電話がかかってきて、温泉に連れて行けという。
簡単には飲ませてくれないようで、たくさんは呑むな、その前に身体を温めろということらしい。
温泉でヒートショックプロテインを増やして血流を良くしたあと軽くいだだく。
最初に飲んだ時は、サラサラで水のようだった。
自分的には、ショックだ。
でも、開栓してから味が変わるので待っていたら、旨みが出てきた。
つまみはアコウ。
温泉に行く前に買ったので、半額だ。
孫に感謝。
来年も、この調子で迎えたい。
少しずつ、刻んでいくのだ。
本当の誕生日ではないけど、がんの闘病を開始して初めての治療として手術をした日だ。
8時間を超える手術だった。
家族が帰って、夜、体調が急変した。
集中治療室にいたが、何かすごく苦しくて変になって、医者や看護婦が集まってきた。
心電図のモニターだと思うが、複数あって、ピッ、ピッ、ピッと心拍の音を出していたのが、全て、ピーと心拍が止まった音になって、医者が慌てはじめたのがわかった。
指の先から力が抜けてきて肘くらいまで感覚が無くなって、身体から身体がすうーっと抜けて行く感じがして、このままいってしまうと思った。
このままじゃいかんと思って、おもいっきり叫んだら声が出た。
「こんなとこで、死んでたまるかあ。」
その瞬間、ズドーンと指先まで力がみなぎって、身体が元に戻った。
医者が、「そうだ、その調子だ」と叫んだ。
その日が今日、11月8日だ。
生き返ったような気がするので、誕生日だと思って自分を戒めるようにしている。
今年も無事16年目の誕生日を迎えることができた。
嫁さんと軽くお祝いをしようと思っていたら、今日、知り合いが酒はいりませんかと声をかけてくれた。
私も行く飲み屋が仕入れた酒をわけてくれるらしい。
それも、あたごのまつだった。
どうしようかと思ったが、神様か仏様か御先祖様にお祝いをしてもらったような気がしたので、有り難くいただく。
仕事帰りに店に寄って受け取る。
ゆっくりやろうと思ったが、2歳の孫から電話がかかってきて、温泉に連れて行けという。
簡単には飲ませてくれないようで、たくさんは呑むな、その前に身体を温めろということらしい。
温泉でヒートショックプロテインを増やして血流を良くしたあと軽くいだだく。
最初に飲んだ時は、サラサラで水のようだった。
自分的には、ショックだ。
でも、開栓してから味が変わるので待っていたら、旨みが出てきた。
つまみはアコウ。
温泉に行く前に買ったので、半額だ。
孫に感謝。
来年も、この調子で迎えたい。
少しずつ、刻んでいくのだ。