Native of Ehime

最近、自然も人間も少し変。自分のできることからやってみようか。

メインテート錠

2013-01-26 22:07:02 | その他
昨年の3月から、不整脈の薬として、メインテート錠2.5を飲み始めた。

不整脈が出やすい状況を医師に説明すると、自律神経に関係しているようだということで、この薬を処方された。

自律神経を正常にするということなので、体全体に対してもプラスになると思った。

服用を始めてから、不整脈が急に減った。

不整脈がコントロールでき始めたので、喜んだ。

ただ、飲み始めてすぐ、血圧が下がった。

ここ何年も、判を押したように110−70だったのが、90-60位に下がった。

他の病院で血圧を測ると看護師さんに「大丈夫ですか」と言われるようになった。

夏頃から、立ち眩みが起き始めた。

医者に相談すると、このまま続けましょうということだった。


長く座った後、立ちあがると必ず立ち眩みが起き、風呂で半身浴をした後も、目の前が真っ暗になり、倒れそうになる。

不整脈はコントロールされているが、血圧が下がると、血流量が減るため、体の末端まで酸素や栄養を送ったり、老廃物を排出する機能が落ちると思った。


先月、県立図書館に行った時、『見えない病気「低血圧」』という本を見つけた。

読んでみると、立ち眩みは知っていたが、疲れやすい、身体がだるい、朝起き不良等あった。

最近、悩んでいた症状がかなり当てはまる。

体を動かす気が起きず、何もできなかったのを、放射線の副作用と思っていたが、ひょっとすると、この薬の副作用かと思い始めた。


また、久留米にがんペプチドワクチンを接種しに行った時、体調が悪くなったことがあった。

病院に行く途中、いつものラーメン屋に行く時、気分が悪くなった。

意識が朦朧として、倒れそうになった。

大袈裟なようだが、意識が遠退き、死ぬ時はこんなになるのかと思った。

家族の顔が頭に浮かび、誰もいない九州で死ぬのかと思った。

ゆっくりと歩いて、やっとラーメン屋に着いた。

タクシーを呼んでもらおうと思ったが、座ると少し楽になった。

ラーメンに口をつけたらすぐにタクシーを呼んでもらうつもりだったが、意外と食べることができた。

すると食べるにつれ意識が戻り、なんと完食してしまった。

体はなんともなくなり、普通に歩いて病院に行った。

こんな不思議なことがあるのかと思ったが、関係ないと思ったので、医者には話さなかった。

ただ、不整脈以外にはあまりよくないと考え、医師に量を減らしたいと言って、なんとか量を半分にすることができた。


薬を薬局に取りに行った時、話しのついでに薬剤師にそのことを話すと、すぐにそれは薬の副作用だと教えてくれた。

薬を処方してもらう時に渡される説明書に書いてあると言われた。

見てみると、「絶食などの長時間の空腹で、低血糖(寒気・画面蒼白、発汗、意識がもうろうとする等の症状)を起こすことがありますので、注意してください。」と、確かに書いてあった。

使用上の注意は、よく見るほうだが、低血糖は自分に関係ないと飛ばしてしまっていたようだ。

気のせいか、偶然と思っていたが、昼前に体調不良となることが、何度かあったことは認識していた。

薬剤師には、飴玉を持っておくといいですね、と言われた。


薬の量を半分にすると、血圧は上がった。

そして、2、3日すると、すぐに身体に変化が起きた。

今まで、朝起きるのが辛く、起こしてもらっていたのが、自分で自然に起きるようになった。

当然、立ち眩みは、ほぼ無くなった。

それと、一番驚いたのが、家でじっとしているのがもったいないと思うようになり、外に出て歩きたくなった。

それ以降、天気がいい日は、公園の坂を上がるようになった。

ただ、脈が速くなり、1分間に100くらい打つことも多く、息切れがある。

でも、2週間ほどになるが、少し落ち着いてきたようだ。


昨年は、ずっとやる気が起きず、家に居ることが多かった。

それに、マーカーも上がってきたので、もうこのままなるようにしかならないなと、あきらめの気持ちでずっといた。

何もできない自分が辛かった。

でも、今はすごく積極的になった。

信じられないほどだ。

恐るべしは、低血圧だ。

低血圧の人の気持ちがよくわかった。


新年早々、劇的にやる気が起き、ファイティングスピリッツが蘇ってきた。


氣合を入れて行くぞ!



コメント
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