食べログ騒動

見知らぬ所に行き、地元のおいしい酒や肴を味わいたい時、食べログは大変役立つ。

今回、店に有利な情報を口コミに書き込み、点数をアップさせる業者がいることがわかった。

確かに点数の高いものからチェックする。

ただ、私の場合はマニアックな嗜好があるので、口コミでなく、メニューや料理の写真で判断している。

でも、自分でも口コミの不確実性を実感したことがある。


松山のある居酒屋に、二次会で行った。

この店は松山のフードブロガーの方たちが絶賛している店で、かねてから一度行きたいと思っていた。

刺身盛合せを注文すると解凍したのか水っぽい刺身が盛られて出てきた。

驚いてそれだけで肴はやめて、酒を飲んで切り上げることにしたが、勘定が高い。

ブロガーの評判ではCPもよかったはずだった。

一次会はまっとうな板前が調理した料理を酒の肴に、地酒で２時間楽しんだが、それと同じ料金だった。

店員に明細書を要求したが、くれない。

勘定をして不機嫌になって店を出ると、店主が走って追いかけてきて、またお願いしますとみんなに言うという如才のなさだった。

後日、参考にしたブログを見ると再訪しており、常連になったようで、また絶賛していた。

恐らくそのブロガーはブログを書いていることをその店に言ったうえでその店に行っているのであろう。


情報は操作できるものだが、その片棒は担ぎたくないものだ。