水産生物部  [山形県立加茂水産高等学校]

水産生物部では様々な生物の
採集、観察、研究を行っています!

そんなめちゃめちゃたのしい活動の一部をご紹介!!

つづき

2009年07月31日 15時29分16秒 | Weblog
 ウキゴリの棲息地は!?


 早速、地域の淡水魚に詳しい方「NPO法人鶴岡淡水魚夢童の会」の方に足を運び、ウキゴリの採捕実績のある場所についてお聞きしました。


 結果、遊佐町の月光川の支流では、ウキゴリ類3種が安全に採捕されるという有力な情報を得ることが出来ました。

 
 向かった場所は、鳥海山のふもと。


 ここをA地点としました。


 川は鳥海山の伏流水のため、水質はとてもきれいで水温が年間を通じて12℃くらいの冷たい水。

 しかし、川幅は狭く、流れも若干強く、南庄内の河川と変わらない様子でした。

 半信半疑、採捕調査を開始しました。



 採捕結果は!

 
 ・・・3種採れました!



 ただし、大半はスミウキゴリで、ウキゴリの採捕は非常に少ない数でした。
 
 スミウキゴリは、過去の調査では上流域に棲息していることが判っていたことから、ウキゴリの棲息地としては、好条件ではないことが考えられました。

 そこで、調査地点を下流に移動することにしました。

 新しい調査地点を、調査地点Bとしました。

 ここは、水深が腰ぐらいまであり、流れは緩やかで、これまで調査してきた河川とは環境が全く異なる、まさしく仮説を検証できる場所でした。

 
 結果は、



 ほとんどがウキゴリでした!

 最高の結果と、充実感を得た一日となりました。 

 
 その後も、何度も月光川へ足を運び、調査を行いました。


 
 この結果が、現在三重県で行われている、全国高等学校総合文化祭「熊野古道部門」で発表されています。

 この様子は、後日掲載します。
 


 現在、ウキゴリ類の遡上能力と、胸ビレの大きさの関係を追っています。

 8月3~5日合宿です。

 この様子も、こうご期待。 

 
 
   

  

つづき 

2009年07月30日 17時32分57秒 | Weblog
 ウキゴリはどこにいるのか?


 これまで調査を行ってきた河川は、学校近くで、水位が低く、安全に採捕しやす

い場所を選んでいました。

    
 すると、おのずと南庄内に足が向いてしまいます。

 北庄内は、最上川・赤川・月光川・日光川の大河川で、おいそれとは人を寄せ付

けない雰囲気を持っています。

 
 南庄内と北庄内。


 海岸線まで山がせり出している南庄内。

 砂丘や平野が広がる北庄内。


 
 小河川が多い南庄内。

 大河川が幅を利かせる北庄内。



 南庄内ではウキゴリは採捕されない。

 北庄内では・・・・!?
  

 
 ウキゴリは、流れのゆるやかな北庄内に棲息しているのでは!!


 そして、リサーチを開始しました。


 つづく 


     

全国高等学校総合文化祭へ出発

2009年07月29日 19時02分28秒 | Weblog
今日、三重県で開催される「全国高等学校総合文化祭」へ向けて、生徒2名、顧問1名、計3名早朝に出発しました。

この大会に参加できることは大変光栄なことです。

郷土芸能、演劇、書道、囲碁、将棋、新聞等の多くの部門がある中、私たちは「熊野古道部門」に参加します。

山形県からは、本校水産生物部と、鶴岡南高校「科学部」の2校が参加します。

この「熊野古道部門」は自然科学、人文科学の研究活動の成果を発表し合う場です。

会場は「熊野市民会館」

北は北海道、南は沖縄から約60校が集まります。

また、熊野古道の巡検にも参加します。


さて、本校の発表内容ですが、

ご存じ「ウキゴリ類の生態調査 ~ウキゴリの棲息地を追う~」です。

内容は、

これまでスミウキゴリとシマウキゴリの棲息地が、図鑑等と違うことをつきとめ、更に2種間では遡上能力に差があるところまで調べました。

ところが、これまで調査をしてきた「油戸川」「荒倉沢川」「三瀬川」「五十川」等では、ウキゴリの採取が非常に稀でした。

文献等では、ウキゴリ類「スミウキゴリ」「シマウキゴリ」「ウキゴリ」の3種は山形県には棲息していることが記載されていました。

ウキゴリの棲息地はどこか?

なぜ、採取されないのか?

では調べよう。

ここから、昨年度の研究がスタートしました。

結果、見つけました。

ドラマです。



つづく


遠泳と月山ダムの集い

2009年07月27日 09時04分56秒 | Weblog
海洋訓練が終わりました。

予定であれば 加茂→湯野浜間の遠泳でしたが、今年はクラゲの影響で、レインボービーチ内での遠泳となりました。

その影響を与えたクラゲは、管クラゲの「ケムシクラゲ」。

クラゲと言うと↓

こんなイメージですが、これはよくいる「ミズクラゲ」

ケムシクラゲは、こんな


細長いクラゲ。

細長いといっても、小さなクラゲの集合体で長くなっているとのこと。

刺されると確かに痛い。


とりあえず、1時間程泳ぎ、無事終了。


話は変わり7月26日

「月山ダムの集い」

 大きなイベントでした。


学校からは、スキューバダイビング体験コーナー



海産水生生物のタッチングプール


缶詰販売


ダム内でのイベントはとても涼しく(16℃)

皆さん楽しんで行かれました。


さて、夏休みの活動ですが、

7月30~31日 三重県で開催される全国高等学校総合文化祭「熊野古道部門」参加。

8月3~5日合宿です。




緊急告知

2009年07月22日 21時10分49秒 | Weblog
7月26日(日)

月山ダムインフォメーションホールにおいて、イベントが開催されます。

水産生物部も参加します。


内容は、秘密。


来てください。




なお、現在既に夏休みに入っておりますが、一年生は恒例の海洋訓練を行っております。訓練内容は「ひたすら泳ぐ遠泳」
最終日の土曜日は、加茂から湯野浜までの遠泳を予定。


一年生のみならず、職員も一丸となって頑張っております。


その為、部活動はお休み。



土活  by顧問

2009年07月18日 16時26分29秒 | Weblog
久しぶりに土活を載せます。

今日は雨の中、ラムサール条約登録湿地となった、鶴岡市大山の「下池」で、環境保全活動に参加してきました。

グループ名は「カエルの会」

内容は
・湿地環境の保全意義について
・下池の自然環境について
・外来種について
   等の学習をつんできました。

 

 ↑クサガメ


 ↑トンボ池のイトトンボ

今後の活動で、外来種駆除等の、実質的な保全活動が進められます。



鳥海丸航海記つづき

2009年07月16日 14時08分07秒 | Weblog
生きているスルメイカは非常に美しい。

そして、よく「ッキュー」と鳴きます。(胴体の収縮時に音が出る)

胴体の一部を異常に膨らませます。(初めてみると不思議な姿です)

この姿を見れるのは、一生に一度かと思います。


また、水深の浅いところでは底釣りも行いました。

マダラ・スケソウダラ・?カジカ・?ガレイなど、多くの魚が釣れました。

しかも大きい。



これも一生に一度かと思われます。


素晴らしい体験の連続でした。


日本海イカ資源調査

鳥海丸航海記

おわり

シーサイドフェスティバル

2009年07月15日 18時41分52秒 | Weblog
2年に一度、砂浜で行われる恒例の運動会。

シーサイドフェスティバル。


競技はビーチフラッグスを筆頭に、ユーモアある競技が見白押し。

その中でも、新種目「ビーチ野球」


盛り上がりました。



海まで飛ぶと、ホームラン。

↓ある意味深い守備。



さて、鳥海丸の続き。



こんな小さなスルメイカも見ることが出来ます。

捕獲方法は単純で、タモ網。

意外に、サンマの幼魚もタモ網で捕まえることが出来ます。

船上では驚きが一杯です。


つづく