水産生物部  [山形県立加茂水産高等学校]

水産生物部では様々な生物の
採集、観察、研究を行っています!

そんなめちゃめちゃたのしい活動の一部をご紹介!!

2008年最後のブログ

2008年12月31日 16時30分20秒 | Weblog
「激動の2008年でした。」

テレビ等でよくこの言葉を耳にしました。

その意味は、多くの事柄において、世の中が良くない方向に激しく動いた2008年となるのでしょう。


水産生物部も「激動の2008年」でした。

しかし、その意味は「激しく活動した」2008年で、「激動の2008年」でした。

来年も、より良い活動を展開できればと思います。


さて、写真ですが、これはハタハタの人工授精卵です。

「栽培漁業実習等」で、静かに佇んでいますが、その中では一生懸命細胞分裂を繰

り返しているはずです。

ふ化まで約1ヶ月弱。地味な観察が続きます。



来年も多くの方々に応援していただければ幸いです。











今日のサクラマス(ヤマメ)

2008年12月30日 12時38分02秒 | Weblog
本校で生まれたサクラマスのヨークサックが無くなりつつあります。

ヨークサックは親からもらった栄養で、いよいよ独り立ちというところです。

ちょうど、休み明けには餌を与え始める頃になるでしょうか。


観察ついでに、養魚場の近くを散策してみました。

すでにフキノトウが顔を出していました。

遅咲きなのか、早咲きなのか判りませんが、寒空の下少し心が和みます。


ウキゴリ類の習性

2008年12月28日 08時54分10秒 | Weblog
すごい天気が続いています。


さて、今年も残り僅か。

今年はこれまで積み重ねてきた「ウキゴリ類」の研究が花を咲かせた年でした。

といっても、研究はまだ続きます。

そんなウキゴリ類の図鑑では見れない習性を載せました。


判るでしょうか?

砂に潜っています。

ウキゴリの名前の由来は、「浮く」と「ゴリ」(=ハゼやカジカの総称。)が合わさったものです。

つまり、「浮くハゼ」となります。

飼育してみると、面白いことに中層に浮いています。常にではありませんが、底を這いずっているイメージがあるハゼ系の魚が浮いています。

ここまでは、図鑑にも記載されます。

この写真は、ウキゴリ類のもう一つの顔。

「砂に潜ります。」


明日から学校休み  by顧問

2008年12月26日 16時12分53秒 | Weblog
 冬将軍がやって来ました。
 
 海も大荒れです。

 さて、水産生物部及び鶴岡南高「科学部」が、25日夕方配送の「荘内日報」に掲載されていました。

 皆いい顔でした。

 
 学校は明日から1月4日までお休みに入ります。

 しかし、魚達の様子を見に来ますので、時間があれば何か掲載していきます。

 休日中も、ブログをご覧頂ければ幸いです。

ハタハタ採捕

2008年12月25日 16時45分59秒 | Weblog
今日、ようやくハタハタが捕れました。

本校の場合、ただ捕るではなく、生け捕りが必須条件となります。


その生きたハタハタも確保し、人工授精を行いました。


そして、人工授精後は、加茂水族館の展示に回りました。



        ↑水族館の水槽に入るハタハタ


皆さん、足を運んでみてください。

今日の活動  

2008年12月24日 14時56分11秒 | Weblog
メリークリスマス。

明日から、生徒は冬休み。

さて、そんな休日前、今日荘内日報社の方から取材を受けました。

内容は、来年度の全国総合文化祭「熊野古道部門」に、県代表として加茂水産高校「水産生物部」と鶴岡南高校「科学部」の2校が参加するというものです。

2校は、先々週に行われた県発表会の上位2校です。

このレベルの高い研究内容が数日後の「荘内日報」に載ります。


又、サンタさんのプレゼントか、ハタハタの本隊が山形県加茂港に到着しました。

学校で刺し網を刺したので、明日が楽しみ。


研究発表会

2008年12月16日 16時21分55秒 | Weblog
↑ 今日の加茂港


さて、先週山形市の霞城セントラルにおいて
科学専門部生徒研究発表会が行われました。

加茂水産高校からは、1年生も「アマモの造成」について発表しました。

今回は2回目の発表でした。前回よりも人は少なかったですが、県内の優秀な学校が集まっていたためとても緊張しました。

結果は優良賞でした。これからも発表する機会があると思うのでこれからも頑張っていきたいです。

2年生は、「希少生物のホトケドジョウやシナイモツゴについて」と「ウキゴリ類の生態調査について」発表しました。

希少生物の方の感想は、少し緊張しましたが目立ったミスも無く発表できましたが、質問にはあまり答えることが出来ませんでした。今度からはこの経験を活かして次の発表につなげたいと思います。

一方、ウキゴリ類の生態調査の方は、協力し合いなんと最優秀賞を頂くことが出来ました。これも水産生物部のウキゴリ類の研究が良い段階まで進んできているからかもしれません。

そして、来年7月に三重県で行われる全国高等学校総合文化祭にウキゴリの研究で出場することになりました

その結果は今後ブログで報告します。


by,参加者一同



別な話

今日は授業で人工授精用のハタハタを刺し網で捕獲しました。

まだ、ハタハタは群集で加茂沿岸に接近しておらず、今後の水温低下が引き金となって寄ってくるのを待つばかりです。既に4,5匹程度はとれてはいるので、あと1度でも海が荒れれば入ってくるものと思われます。

写真は今日の授業で獲れたハタハタの様子です。(上)

今年も沢山ハタハタ帰ってきて、放流できればいいですね。

by 新部長H


今週の活動について  by顧問

2008年12月13日 13時25分32秒 | Weblog
今週は、発表会があり、ダイナミックな活動はありませんでした。

しかし、素晴らしい結果を残すことができました。

また、新しい展示場所として、旧朝日村にある月山インフォーメーションセンター
(米の粉の滝ドライブインの上)で研究対象魚等を展示できることになりました。




入ってすぐ、水槽が並んでいます。

現在、その水槽の一つに山形県の魚「サクラマス」の稚魚(本校生まれ)が泳いでいます。

多くの方に、本校の活動が伝えられれば本望です。

山形県立高等学校科学系部研究発表会 結果  by顧問

2008年12月12日 16時23分58秒 | Weblog
本校からは、3テーマを発表しました。

①ホトケドジョウの繁殖と展示
②海の中での森づくり(アマモの研究)
③ウキゴリの棲息地の特定

そして、見事に③が最優秀賞を獲得。
同時に来年度三重県で開催される全国高等学校総合文化祭の熊野古道部門への出場権も獲得。



①・②も優良賞を獲得。



帰りは、ビル内にある「科学館」を見学。
フーコーの振り子の壮大さと綺麗さに感激。



ついでに県立博物館にも立ち寄り、展示してある本校生まれの「ホトケドジョウ」や、調査で採捕した「ウキゴリ類」の様子を見に行きました。

元気に泳いでいました。




次は、3月に東京で開催される水産学会の「高校生によるポスター発表」に参加予定です。