水産生物部  [山形県立加茂水産高等学校]

水産生物部では様々な生物の
採集、観察、研究を行っています!

そんなめちゃめちゃたのしい活動の一部をご紹介!!

ハードな活動

2008年03月27日 19時23分42秒 | Weblog
 本日は、NPO団体などと行っている、藻場造成について活動しました。
 場所は、小岩川港。
 これから港内の海底を掘り下げるため、そこに棲息している「アマモ」を保護しようというものです。一時、加茂水産高校へ避難。
 ↓アマモ。



 PMはビオトープ造り。結構ハードでした。



 アカハライモリ大漁!



 東北サンショウウオもゲット。
 
 水質が良い証拠です。

今日の活動

2008年03月26日 21時53分55秒 | Weblog
 今日は内容の濃い一日でした。

 科学雑誌の王様「ニュートン」の取材を受けました。

 内容は、ウキゴリ類について。

 これで、小さな油戸川も全国区、水産生物部も全国区。

 掲載された暁には、新入部員に「黄門さまの印籠」のように掲載記事を見せ、活動に対する動機付けに使いたいと思います。

 グッドタイミングです。


 そして、その後はクラゲ騒動。

 部員がクラゲを採取し、水族館に持っていったところ、「フウセンクラゲ」と「クダクラゲの仲間」と判明。
 
 特にクダクラゲは、深海性のクラゲらしく、正確な和名は不明でした。とても珍しいものだそうです。

 しかし、損傷が激しく、

「次回からしっかり捕獲するように」とヒシャクと、保存ケースをいただいてきました。

 彼らは、明日も海へ向かいようです。
 

先週の活動

2008年03月24日 21時29分41秒 | Weblog
先週は、良く頑張りました。
さかなクンに、マコンブ。

そして、ダンゴウオ採集に、県科学系部研究展、月山湖売店「川雑魚水族館」へのサクラマス提供。

↑の写真は、ダンゴウオの夜間採集。
 これは、水族館職員との合同採集でした。

 そして↓はダンゴウオです。ナマコと、ウニに挟まれて小さい丸い物体がダンゴウオ。これが成魚です。
 泳ぎ方も実に癒し系。この日の捕獲数は1尾

 捕獲者は、「顧問」   !

 現在、加茂水族館に展示されています。



 そして、3月24日(日)は霞城セントラルビル1階にて、山形県高等学校科学系部研究展に行ってきました。
 ↓見てください。この人集り。そのコアには、ナマコ・ヒトデ・ウニ・ホヤなど海洋生物が触れる「タッチング水槽」があります。大盛況!



 ↓山形県の象徴「芋煮」で記念撮影。



 帰りは、今や全国区「川雑魚水族館」へ展示魚の「サクラマス」をおいて帰宅。
 なお、雑魚水族館はまだ閉館中で、4月オープン予定です。

 
 部員の表現の場として、多くの方々が足を運んでくれると幸いです。

 


明日に備えた活動

2008年03月22日 12時01分11秒 | Weblog
 初っ端から水産生物部員の昼食の様子。
 自作した魚の干物を食しています。


 
 さて、先日水族館に行きましたら「さかなくん」がいました。
 独特のかん高い声を混じらせながら水槽を前に館長とトークをされていました。
 後ろからついて行き、聞き耳を立ててみました。
 さかなくんの解説は、やわらかい感じで、判りやすく、尚且つ熱意がこもり聞き手を引き寄せる超一流のものでした。
 
 さすが東京海洋大学客員准教授。

 さかなくんのカメラの先には、アザラシのベイビー。




 また、昨日コンブの取り上げを行いました。


 このコンブは、純粋な山形県産のマコンブです。

 もともと山形県にはマコンブは自生していません。
 昨年までは、秋に北海道から種苗を取り寄せて成長させていましたが、今年はなんと、加茂水族館から取り寄せました。

 「なぜ加茂水族館?」

 カラクリは、昨年の「北海道生まれ山形県育ちのマコンブ」を、枯れる夏季に、低水温の水族館水槽で飼育実験をさせていただきました。水族館側としては展示となります。
 その結果、種苗を取ることに成功しました。



 水族館とのタイアップ。
 これは凄いことです。

 山形県で、生マコンブを見られるのはここだけです。


 話しは変わり、明日22日(日)山形市の霞城セントラルにて「山形県高等学校科学系部研究展が開催されます。

 現在、目の前で4人の優秀な部員がパソコンで明日の資料を作成しています。

 内容は、内陸部では珍しい海洋生物を展示し、説明させていただきマス。

 多くの小中学生が来られることを期待しています。




 by顧問

日曜日の活動

2008年03月17日 15時58分11秒 | Weblog



 天気良く、今年初の一輪草を見つけた今日。一部部員と、鳥海山のふもとを流れる「牛渡川」に行ってきました。
 目的は、バイカモ&サケ稚魚観察。

 牛渡川が流れる集落「遊佐町箕輪」には、大きなサケ孵化場があります。
 ここから放流されるサケの数は10,000,000尾
 行けば、必ず凄い光景が見られます。
 ↓ 


 また、この川は鳥海山の湧水をほぼ100%水源としてます。 そのため、水温変動が少なく、透明度抜群。サケ・マス養殖には最高の所です。

 ↓見てください。この透明度!
   これはサケ孵化場のすぐ裏にある池で、川と同じ湧水の池です。
   この池の名前は「丸池様」と呼ばれ、それ自体が信仰の対象となっています。神秘的。


 そして、川に揺られる「バイカモ」。

 
 そのアップ。


 今週末活動します。

今日の活動?

2008年03月13日 15時00分33秒 | Weblog
 学校は入試期間につき、生徒はお休みで自宅学習となっています。しかし、一部の生徒は一生懸命部活動に専念しています。

 水産生物部はというと、顧問2人が動けないため、自宅学習となっています。

 そんな中、今日お昼前、熱心な部員から電話が入りました。
 熱心な部員数は2名。活動は海洋生物調査。(釣り)

 「今レインボービーチで、面白い魚をゲットしました。体型が・・・。」

 「・・・それはゴッコだ! 今から行く。」

 魚の正体は「ホテイウオ」通称「ゴッコ」。上の写真はゴッコの皮膚写真。それ自体がグロテスク。全身写真はオタマジャクシ。





 顔は「キモイ」と「癒し」が混じり合ったもの。こういうのを「キモカワイイ」と言うのでしょうか。
 動きも非常に鈍く、浅瀬であれば手で捕まえられます。
 この辺も非常に「キモカワイイ」



 生態は、普段は水深100メートル以深に生息し、12月~4月にかけて浅瀬に来て産卵するようです。
 確かに、私は過去にもこのシーズンに数尾捕獲しています。
 寿命は3年ほどで、産卵後は死んでしまうようです。
 また、吸盤が着いており、まな板にのせて引っ張ってみたところ意外と強烈。
 稚魚は浅い岩場で、吸盤で吸い付き生活するようです。餌は浅場にいる稚魚期はヨコエビなど、沖合ではクラゲ類を食べているそうです。

 また、食材としても優秀で、見た目とは裏腹に、大変美味しい魚だそうです。

 美味しい魚だそうです。

 美味しい魚だそうです・・・!。



 ごちそうさまでした。

今日の活動について by顧問

2008年03月08日 16時19分24秒 | Weblog
卒業式が終わり
学年末テストが終わり
入試準備中と何かと忙しい学校。

ようやく時間が開き、ナチュラリストのもとへと行ってきました。

場所は三瀬ユースホステル近辺の里山。ナチュラリストはユースホステルオーナーの「菊池」さん。

ナチュラリストならではの自然散策を堪能。

キツツキにアナグマ。タヌキにウサギ。イタチにツキノワグマと生息証拠を教えてくれました。

興味深い内容がてんこ盛り。

しかも、散策場所は国道7号線(人間圏)より100mそこそこの所 

夜になるとフクロウの鳴き声も聞こえてくるそうです。

地元の方も知っている方は少ないと思われます。
少し興味を持ち、山に少し入るだけでこれだけ楽しめるとは驚きです。

一番印象深かったのは「オウレン」の花。
オウレンは、昔は胃腸薬として重宝されていたそうです。
その花はとても小さく、普通であれば素通りするところですが、少し気にとめて見るとすごく綺麗。

少し溶けたザラ雪を、花で押しのけた姿は妖精そのもの。

春を感じ取ってきました。

卒業式

2008年03月01日 12時52分06秒 | Weblog
水産生物部から2人卒業となりました。

頑張りました。


合宿夜の夜光虫観察



ウキゴリを追って、カヌーでの川下り



全国総合文化祭鳥取大会への参加


研究対象魚スミウキゴリの幼魚



今泉港でのアマモの採集

卒業おめでとうございました。