ドイツ1部リーグ最終節。マンシャフトはマインツに勝てば9位以上が確定し、ハンブルクが優勝を狙うブレーメンに引き分け(多分、私の予想はこれ)以下なら、マンシャフトの8位が確定し、2年連続のインターナショナルクラブカップ出場が決まる。
ユングニッケルの強烈なシュートで先制したマンシャフトは、前半を1-0と1点リードで終えるものの、後半はマインツに一方的に攻められる。そして、88分にCKでピンチを迎えたマンシャフト。この窮地を乗り切って勝ち点3を得ることができるのか。
シェファー「それぞれエリア内の選手をマークしろ。まともにシュートを打たせなければ必ず止める」
マインツはショートコーナーからエリア内にボールを入れてきた。ボールはクリズペラが取って大きく蹴り出す。
アディショナルタイムに入っても、マインツがパスを繋いで攻めてくるが、ヤン・バーデがこれをカット。
ヤン・バーデ「よし」
バーデはフライスにパスを出すが、仕返しのようにカットされてしまう。
ヤン・バーデ「うっ、しまった」
だが、カットした選手がパスを出したところで試合終了のホイッスル。マンシャフトが1-0で逃げ切った。
ヴァント(よくやった、みんな。よく耐えてくれた)
ドイツ1部リーグ第34節
マンシャフト 1-0 マインツ
(得点) 8分 ラルス・ユングニッケル(マンシャフト)
(警告) 60分 フルボエ・ブコビッチ(マインツ)
そして、他会場結果は。
ベルリン 1-1 フライブルク
バイエルン 3-1 ビーレフェルト
ロストック 0-1 ゲルゼンキルヘン
SCベルリン 3-0 ボーフム
ブレーメン 0-2 ハンブルク
グラッドバッハ 1-4 レバークーゼン
カイザースラウテルン 1-0 シュツットガルト
ドルトムント 1-0 ボルフスブルク
ハンブルクも勝ったので、マンシャフトは9位で今シーズンを終えた。
【基本情報】 チケット料金 3200円
来場者数 25000人
【収入】 チケット収入 7008万
勝利ボーナス 3000万
施設収入 2587万5000円
【支出】 試合運営費 1225万
【合計】 1億1370万5000円
【資本金】 52億2032万500円
リーグ順位分配金8億円を得る。
【資本金】 60億2032万500円
翌日、エストデーラが記者会見を開いていた。
「マンシャフトに負けたなんて、恥ずかしくてサポーターに合わせる顔が無いねぇ・・・」
少しだけしょげている感じのエストデーラだったが、すぐに気持ちを切り替えたのか、開き直りなのか、すぐに皮肉っぽくコメントした。
「いやぁ~、しかし運だけで勝てるマンシャフトがうらやましい。運だけは金で買えないからな。がはははははは!」
これを見た美里は憤慨した。
「いつもどおりエストデーラさんは嫌味ったらしいですね・・・あんな人のクラブにだけは絶対に負けないで下さいね」
ヴァントは、おかしくなって噴き出すのをこらえながら言った。
「まぁ、いいじゃないか。最後も勝てたし、会長のお望み通り9位で終えたんだから。さぁ、アメリカクラブカップ頑張るぞ」
こうして、会長にとっては、これ以上ない終わり方で1部リーグは幕を閉じた。