プロサッカークラブをつくろう！ EU 1560 イングランド編

今年も快進撃

プレミアディビジョン第５節

　ダレン・ベントのスルーパスからチャールズがＤＦ２人にマークされながらもエリア内で持ち込んでシュートを放つ。飛び出していたニューカッスルＧＫネイサン・ブリルの体にシュートは当たるもボールは後方に転がりゴールへ。

グレートブリテン　１－０　ニューカッスル

（得点）　８７分　チャールズ（グレートブリテン）

　リーグ開幕無傷の５連勝。

　ジェイミー・ティアニー、ジョールズ、ジョン・テリー、リオ・ファーディナンド、バングの５人が代表招集を受けた。

プレミアディビジョン第６節

　グレートブリテン発足から１３年目で初めて１部昇格した前年２部優勝のノーリッジと対戦。

ノーリッジ　０－２　グレートブリテン

（得点）　２２分　エドガー（グレートブリテン）

　　　　　３１分　ダレン・ベント（グレートブリテン）

　前半は順調に２点取るが、後半はノーリッジの粘りで無得点に抑えられる。

ヨーロピアンリーグ・グループＣ第２節

　１敗同士の対戦で連敗は避けたい両チーム。

Ｐ．アテネ　０－２　グレートブリテン

（得点）　１１分　アンディ・ジョンソン（グレートブリテン）

　　　　　７３分　アンディ・ジョンソン（グレートブリテン）

（警告）　　４分　グレン・ジョンソン（グレートブリテン）

　ダレン・ベントのクロスからアンディ・ジョンソンのヘッドがゴールネットを突き刺し、２点目のゴールはＧＫが弾いたボールを詰めてシュートで決めた。

プレミアディビジョン第７節

グレートブリテン　２－１　トットナム

（得点）　２１分　アンディ・ジョンソン（グレートブリテン）

　　　　　４５分　アンディ・ジョンソン（グレートブリテン）

　　　　　９０分　サミ・ウーリ（トットナム）

２０１８年１０月

　スポンサーのオプナティスがトレーナーを開発した。

プレミアディビジョン第８節

ウェストブロム　０－５　グレートブリテン

（得点）　２２分　ダレン・ベント（グレートブリテン）

　　　　　３７分　アンディ・ジョンソン（グレートブリテン）

　　　　　５１分　ジェームズ・ミルナー（グレートブリテン）

　　　　　５５分　ダレン・ベント（グレートブリテン）

　　　　　６１分　チャールズ（グレートブリテン）

（警告）　２３分　ダレン・ベント（グレートブリテン）

　　　　　３９分　アンディ・ジョンソン（グレートブリテン）

　現在リーグ最下位のウェストブロムに５－０と大勝。開幕から無傷のリーグ８連勝でグレートブリテンの快進撃は今季も続く。

プロサッカークラブをつくろう！ EU 1559 イングランド編

友情の絆

プレミアディビジョン第３節

　ボルトン戦。序盤からボルトンのＧＫスコット・カーソンにグレートブリテンの攻撃は防がれていた。

ボルトン　１－２　グレートブリテン

（得点）　４１分　ダレン・アンブローズ（グレートブリテン）

　　　　　６８分　アンディ・ジョンソン（グレートブリテン）

　　　　　８６分　ジョリーン・ネヴィル（ボルトン）

　しかし、地力で勝るグレートブリテンがシュート１３本で２点取り、２－１で勝つ。

　翌日の事だった。

「本当ですの、ロビンソンさん。ロゴ飛行機を買って頂ける方がいるというのは」

　経理部長のジャンヌが驚きの声を挙げて、更に言葉を続ける。

「それにしても、どういう方なのでしょうね。こんな莫大なお買い物をされる方は」

「買ってくれたのは、日本にいる私の友人だ。私のクラブを応援したいからと、アメリカとロシア、他には中国、ドイツ、スペインの友人にも掛け合ってくれて、みんなで資金繰りしてくれたんだ。友というのは本当に素晴らしいと改めて思ったよ」

　ロビンソンは感慨深げに言った。

「あら、そうですの。ロビンソンさんは世界各地に沢山のご友人がいらっしゃるのですね。素敵ですわ」

　１年に１台限定で売っているロゴ飛行機は５０億円だ。値段が値段なだけに、買えるのは一部の資産家しかいないから、買い手として名乗り出る者は滅多にいない。１年間で買い手が出て来ずに、販売されないまま在庫として残ってしまうこともあるだろう。そうなってしまうと、販売費が１０億円も掛かるだけに大きな赤字になるが、今のグレートブリテンにとっては、大した痛手にはならない。それでも、飛行機が売れるのと売れないのでは全然違う。

２０１８年９月

　第２ＧＫのリー・パーラー（２９）が、本人の希望でスコットランドリーグのレンジャースにレンタル移籍することが決まった。

　施設面では、クラブハウス内にある８つの施設を全てＬｖ１→Ｌｖ２に上げる工事を開始する。

プレミアディビジョン第４節

　ヴィラ戦。立ち上がりからボールを奪われて失点するも。

グレートブリテン　４－１　ヴィラ

（得点）　　４分　マイケル・デーヴィス（ヴィラ）

　　　　　２０分　ダレン・ベント（グレートブリテン）

　　　　　５２分　チャールズ（グレートブリテン）

　　　　　５７分　チャールズ（グレートブリテン）

　　　　　９０分　ダレン・ベント（グレートブリテン）

　後半に３点で４－１と圧勝。

プロサッカークラブをつくろう！ EU 1558 イングランド編

グループ最強の男

プレミアディビジョン第２節

　１点リードも終盤は攻められて同点のピンチを迎えていた。ペナルティエリア付近と言っても、右の位置で直接狙うには少し難しいが、ピンチに変わりはない。ボールをエリア内に入れられると、ループヘッドでゴールを脅かされるが、ＧＫバングがしっかりとキャッチ。

グレートブリテン　１－０　サンダーランド

（得点）　６３分　ダレン・ベント（グレートブリテン）

（警告）　９０分　エドガー（グレートブリテン）

　シュート数では５－１１と倍以上打たれていた。

　そして、今季もヨーロピアンリーグの開幕を迎える。初戦の相手はオランダリーグのＰＳＶでグラーフのいるクラブだ。グラーフとは毎年のように、この大会のグループリーグで対戦しているが、決勝トーナメントでは一度も顔を合わせたことが無いし、グラーフもヨーロピアンリーグ優勝の経験は無い。プレイヤーとしては世界一を争うほどの男でも、ビッグタイトルには未だ無縁だ。

ヨーロピアンリーグ・グループＣ第１節

　序盤はグレートブリテンのペースだった。ＣＫで先制のチャンスを得たものの、クリアされてしまう。

　３１分、ＰＳＶは右でのＦＫからグラーフが矢のようなシュートを放つも、右に外れてしまう。

　前半アディショナルタイム、グレートブリテンはエドガーからパスをもらったダレン・ベントは中央に切り込み、シュートは右に外れる。

　後半から幾分疲労のあるダレン・アンブローズを下げてケルガンを入れる。これは、ちょっとした賭けの部分もあった。と、言うのも、ケルガンは周囲との連携がまだ満足に取れていなかったからだ。ロバソン監督にも分かっていることであるが、大舞台に強いメンタルと能力の高さでカバーできることに期待しての起用である。

　試合は動かず、０－０のまま８４分。グラーフが左からドリブルし、バングと１対１の場面からシュートを放った。バングは体を張って止めるも、ＣＫでピンチは続く。

　そして、ＰＳＶのＣＫからコクにヘッドを決められ、均衡は破れた。

グレートブリテン　０－１　ＰＳＶ

（得点）　８５分　コク（ＰＳＶ）

　コクのゴールが決勝点となり、グループ初戦を落としてしまう。

　３日後、第４練習場などが完成した。ロビンソンは運営の手を止めずに、完成したばかりの練習場に照明の増設工事に取り掛かる。

プロサッカークラブをつくろう！ EU 1557 イングランド編

懲りない暴挙

２０１８年８月

　ロビンソンは、この頃から常にプロモーション活動を行うことにした。資金に余裕も出てきたし、少しでも大きいクラブにするためである。

　そして、１週後半。

「おい、みんなテレビ見てみろよ」

　クラブハウスのテレビにグレートブリテンの選手やスタッフたちが注目する。

「ＡＳイースト・ロンドンのオーナー、エストデーラ氏がリールからロシア代表ＧＫで、その実力は世界一とも言われているヤロン選手を獲得しました」

　ブラウン管の向こうでは、エストデーラがいつものように得意気に無敵だの、グレートブリテンはもう相手にならないとか言っていた。それを見ている者の中には、またかと言わんばかりに嘲笑する者もいれば、驚く者もいた。ヤロンはエストデーラの目指すサッカーのポリシーと合わないから完全に活躍するのは厳しいだろう。

　そして、ロビンソンもエストデーラに負けじといった感じでマンチェスターからリオ・ファーディナンドを移籍金３５億円で獲得した。５年契約で年棒１億６０００万円で契約している。入団会見は３日後に行われ、スター選手としての特別会見だった。背番号は２３である。

　ロビンソンの活動は続き、ジョールズをエバートンにレンタル移籍に出すことも発表した。エバートンには、グレートブリテン在籍時にリーグ得点王を獲得したこともあるバッセルが未だ１トップのレギュラーとして活躍していた。そのことについて報道陣の質問を受けていた時に次のように答えている。

「ジョールズをエバートンに出したのは、バッセルと勝負させるためです。バッセルからレギュラーを獲るくらいでなければ、グレートブリテンにいても厳しい状況に変わりはないでしょう」

　報道陣から解放されたロビンソンはオーナー室に入るとため息をついた。現段階ではジョージ・マッカートニーくらいの力を持つ左サイドバックがグレートブリテン圏内に簡単に見つからないからだ。ポリシーを無視すればマッカートニーを凌ぐ選手はいるが、数人しかいない。

　ヨーロピアンスーパーカップはヨーロピアンリーグ覇者のＦＣバルセロナが優勝し、次週からはリーグ戦が開幕する。

プレミアディビジョン第１節

　観客席からどよめきの声が次々と挙がった。

実況「前半５分、リー・ボウヤー選手がゴール左隅にスライディングボレーを決めてチャールトンが先制だ」

　１点ビハインド後、ダレン・アンブローズ、パーカーがイエローカードを貰ったり、アンディ・ジョンソンが放ったシュートは枠の上に飛んだり、右からのセンタリングをスティーヴン・マクマナスが蹴り込むも、ＧＫに当たってゴールを割れない。その後のＣＫでもマクマナスがジャンピングボレーをふかしてしまう。更に左からのクロスをダレン・アンブローズのヘッドはポストに当たる。

　なかなか同点に追い付けないグレートブリテンであったが、前半アディショナルタイムにダレン・ベントのゴールで、ようやく同点に追い付いた。

　後半に入ってからは、アンディ・ジョンソンのシュートがＧＫに当たるも、こぼれ球を詰めて逆転。

　更にアンディ・ジョンソンはヘッドを叩き付けてゴール左隅に決めた。

チャールトン　１－３　グレートブリテン

（得点）　　５分　リー・ボウヤー（チャールトン）

　　　　　４５分　ダレン・ベント（グレートブリテン）

　　　　　５０分　アンディ・ジョンソン（グレートブリテン）

　　　　　７５分　アンディ・ジョンソン（グレートブリテン）

（警告）　　９分　ダレン・アンブローズ（グレートブリテン）

　　　　　１５分　パーカー（グレートブリテン）

（退場）　９０分　リー・マーシャル（チャールトン）

　実力の差で３－１と逆転勝ちし、開幕戦を白星で飾る。リオ・ファーディナンドは８４分にパーカーと交替し、ボランチに入った。

プロサッカークラブをつくろう！ EU 1556 イングランド編

ハイバリー、大幅強化

プレシーズンマッチ

　西欧ツアー初戦。ドイツでのドルトムント戦は、後半アディショナルタイムにハーグリーブスのクロスからジョールズが足裏ボレーでゴールに押し込んだ。

ドルトムント　０－１　グレートブリテン

（得点）　９０分　ジョールズ（グレートブリテン）

　マートン・カリー選手の入団会見が行われた。背番号は２２。

プレシーズンマッチ

　前シーズン、ヨーロピアンリーグを優勝したＦＣバルセロナを仮想したバレンシアとの対戦。

バレンシア　１－０　グレートブリテン

（得点）　６３分　アルマンド・ベンハミン（バレンシア）

（警告）　７５分　ケルガン（グレートブリテン）

　パスからインサイドボレーを決められ、これが決勝点となり敗れる。

プレシーズンマッチ

トットナム　１－２　グレートブリテン

（得点）　　５分　グリーンス（トットナム）

　　　　　　８分　ダレン・ベント（グレートブリテン）

　　　　　１７分　エドガー（グレートブリテン）

（警告）　　２分　モーア（グレートブリテン）

　　　　　４９分　ジョン・テリー（グレートブリテン）

　同じイングランドのトットナムに逆転勝ち。

　シーズンチケットを１５２００枚売上げ、２６億円弱の収入を得る。

プレシーズンマッチ

　ヨーロピアンリーグ決勝で対戦したことのあるセルティックとの再戦。

セルティック　１－１　グレートブリテン

（得点）　　４分　ファンホ（セルティック）

　　　　　８０分　グレン・ジョンソン（グレートブリテン）

（警告）　１３分　アルベルダ（セルティック）

（退場）　７９分　ラミロ・ロドリゲス（セルティック）

　１年ぶりの対戦は１－１のドロー。

　ツアー４戦を終え、８億２４４５万円の収入を得る。

　もうすぐ、今シーズンもリーグ開幕が近い。それに備えてか、リーグ奪還に燃えるハイバリーがセヴィージャからスペイン代表ＦＷモリエンテス（２３）とヴィラからＭＦクロスワデル（２７）を獲得した。今季のハイバリーも手強くなるだろう。

　その一方で、グレートブリテンでは敷地の拡大が終了した。更に第４練習場、サーキットコース、フットサルコートを増設し、施設面でも一流クラブに近付きつつある。

　ヨーロピアンリーグのチケット料は９０００円で前年と変わらなかった。

プロサッカークラブをつくろう！ EU 1555 イングランド編

海外拠点増設

２０１８年７月

　衛星放送局のオーシャンウェーブＴＶとスポンサー料６６億円でメインスポンサーの大型契約を結んだ。契約期間は３年である。

「ＴＶ局との契約だが、１社としかできない状況だな」

　海外拠点の関係で、そうなることに気付いたロビンソンは新たに海外拠点を２つ設置した。

「拠点は東アジアと北中米・カリブ海にですか。それにしても、ロビンソンさん。どうして、この地域を？」

　営業部長のグレゴールが少し不思議そうに訊く。

「うむ、日本とアメリカに友人がいるものでな。それで決めたんだ。あと、中国にもいる」

「中国にもですか。ロビンソンさんは世界各地に、ご友人がいらっしゃるのですね」

　グレゴールが感心して言った。

「そうさ、私たちは友情の絆で固く結ばれている」

　そして、一部の選手の背番号も変更されることが発表された。右サイドバックでレギュラーとして活躍しているグレン・ジョンソンが２６から２へ。長年、左サイドバックでレギュラーのジョージ・マッカートニーが２９から３となった。

　チケット料は８８００円から２００円増の９０００円となることが発表される。

　更に、新スポンサーとして契約したＢＰＰＭＧビールのツテでミュンヘンが新たなキャンプ地として紹介された。その縁もあって、今季はミュンヘンでキャンプを行う。

（入団）

　ＭＦ　ジェイミー・ティアニー（２４）　背番号１４でスター選手として特別会見が開かれた。

　世界クラブランクは一桁の９位となり、１位まであと少しである。

プレシーズンマッチ

　ケルガンが主将でサブ主体のメンバーでミュンヘンと対戦。新加入のジェイミー・ティアニーはボランチでスタメン出場。

　ジョールズがボールを奪い、ドリブルからシュートを放つが、バーを直撃してゴールならず。その跳ね返りをカールトン・コールがダイビングヘッドで決めて、グレートブリテンが先制。コールは俺だって、まだまだやれるんだとばかりにガッツポーズを繰り出していた。

ミュンヘン　０－１　グレートブリテン

（得点）　　９分　カールトン・コール（グレートブリテン）

　カールトン・コールのダイビングヘッドが決勝点となる。

プレシーズンマッチ

　ヨーロピアンリーグの常連、バイエルンとの対戦。

　ポーランド代表のヤシェク・クルジノヴェクとハンガリー代表コシテュのゴールでバイエルンに２点を先制される。

バイエルン　２－１　グレートブリテン

（得点）　　５分　ヤシェク・クルジノヴェク（バイエルン）

　　　　　７２分　コシテュ（バイエルン）

　　　　　８９分　ダレン・ベント（グレートブリテン）

（警告）　５７分　エドガー（グレートブリテン）

　ダレン・ベントのインサイドボレーで１点を返すが、惜しくも敗れる。

　キャンプ終了後、引退したスティーヴン・ウォーノックの穴埋めをすべく、移籍リストからマートン・カリー（２５）選手と５年契約、年棒１８００万円で契約した。

プロサッカークラブをつくろう！ EU 1554 イングランド編

その後の選手たち

（２０１２年退団）

　ＭＦ　ギャレス・ヴィンセント（当時２８）　グレートブリテン→エバートン

　　控えが多いが、現在もエバートンで活躍。

　ＭＦ　ジュリアン・グレイ（当時３１）　エバートン→グレートブリテン→クリスタルパレス

　　エバートンでは３０試合に出場していたが、グレートブリテンには２年在籍して２０試合１得点でクリスタルパレスに移籍。その後は１年間クリスタルパレスに在籍し、出場も２部ながら１０試合程度に終わる。その後はキプロスリーグに移籍していると情報が入った。

　ＦＷ　クリス・オグレディ（当時２５）　グレートブリテン→ブラックバーン

　　移籍リストからグレートブリテンに入団し、在籍３年間でＯＭＦとしても活躍して６得点を挙げている。ブラックバーンには５年在籍し、今季で６年目を迎える。ＯＭＦやＦＷで試合に出ることが多く、主将を務めたこともあった。

（２０１３年退団）

　ＧＫ　スコット・カーソン（当時２６）　リバプール→グレートブリテン→インテル・ミラノ→ボルトン

　　リバプールではベンチにも入れないことが多かったが、入団当時のグレートブリテンは選手層が薄く、即レギュラーとして１部昇格に貢献。クラブが軌道に乗り始めようとした時に、バングを獲得するために、インテル・ミラノへトレード要員として移籍した。インテル・ミラノではデンマーク代表ＧＫシュマイゼンを抑えて、長く正ＧＫとしてヨーロピアンリーグ決勝トーナメントにも出場している。今は母国イングランドに帰国し、ボルトンに在籍して正ＧＫとして活躍。打倒グレートブリテンに燃えている。

　ＤＦ　ジョビ・ビール（当時３１）　グレートブリテン→インテル・ミラノ→リーズ

　　３部在籍時のメンバーで最後までグレートブリテンに在籍していた。バングの獲得でスコット・カーソンらと共にトレード要員としてインテル・ミラノに移籍。実力から厳しい状況を予想したが、７試合に出場して１得点を挙げている。インテル・ミラノに１年在籍した後にイングランド２部のリーズに移籍するも１年で退団。現在はイングランド３部リーグにいるらしい。

　ＭＦ　スチュアート・グリーン（当時３１）　グレートブリテン→フルハム

　　フルハムには３年間在籍し、ボランチやセンターバックとして２０試合くらい出場していた模様。

　ＭＦ　スコット・ミッチェル（当時２７）　イプスウィッチ→グレートブリテン→リーズ

　　リーズには２年間在籍し、イングランド２部で３０～４０試合に出場し、得点やアシストもそれなりに挙げていた。

　ＦＷ　レオン・クラーク（当時２７）　ウォルバーハンプトン→グレートブリテン→ウォルバーハンプトン

　　かつての１部得点王も古巣に戻ってからは控えで燻っており、２年で退団している。

　ＦＷ　アーンショウ（当時３０）　ウェストブロム→グレートブリテン→インテル・ミラノ

　　バング獲得のために、スコット・カーソン、ジョビ・ビールと共にトレード要員としてインテル・ミラノに移籍した。ベンチにも入ることすら難しいが、試合に出ては毎年１得点は挙げており、６年目となる今季も在籍している。

　ＤＦ　ウェズ・ブラウン（当時３２）　マンチェスター→グレートブリテン→ブラックバーン

　　１月にブラックバーンに移籍して３年在籍。右サイドバックのレギュラーとして活躍し、主将も務めた。

　ＭＦ　ジョナサン・グリーニング（当時３２）　ウェストブロム→グレートブリテン→ミドルスブラ

　　１月にミドルスブラに移籍し、左サイドハーフやＯＭＦで活躍。２年在籍後の消息は不明。

プロサッカークラブをつくろう！ EU 1553 イングランド編

２０１７－２０１８シーズン成績

　１　ＧＫ　バング（２７）　　　　　　　　　　３５試合０点

１２　ＧＫ　リー・パーラー（２８）　　　　　　　３試合０点

　３　ＤＦ　スティーヴン・ウォーノック（３５）　２試合０点

　４　ＤＦ　ロート（２０）　　　　　　　　　　　２試合０点

　５　ＤＦ　ギャビン・ローガン（３１）　　　　１１試合０点２アシスト

　６　ＤＦ　モーア（２６）　　　　　　　　　　３７試合３点３アシスト

２０　ＤＦ　ジョン・テリー（１８）　　　　　　２０試合０点

２６　ＤＦ　グレン・ジョンソン（２４）　　　　３８試合０点１アシスト

２７　ＤＦ　スティーヴン・マクマナス（３４）　２８試合３点

２９　ＤＦ　ジョージ・マッカートニー（３５）　３３試合３点

　７　ＭＦ　ケルガン（２６）　　　　　　　　　２５試合１点１アシスト

　８　ＭＦ　ダレン・アンブローズ（３２）　　　３４試合１点８アシスト

１０　ＭＦ　エドガー（２６）　　　　　　　　　３６試合１１点１４アシスト

１３　ＭＦ　ダレン・キャッスル（２１）　　　　　２試合０点

１４　ＭＦ　ポール・ホッジス（３６）　　　　　　４試合０点

１５　ＭＦ　パーカー（３６）　　　　　　　　　３２試合０点

１９　ＭＦ　コリン・グリーニング（２６）　　　　５試合０点

２１　ＭＦ　ハーグリーブス（３５）　　　　　　２２試合０点

２５　ＭＦ　ロス・プレスリー（２６）　　　　　出場なし

３０　ＭＦ　ジェームズ・ミルナー（３０）　　　２２試合０点

　９　ＦＷ　ダレン・ベント（３２）　　　　　　３４試合２４点１１アシスト

１１　ＦＷ　ジョールズ（２１）　　　　　　　　　５試合１点

１６　ＦＷ　アンディ・ジョンソン（３５）　　　３３試合２２点１０アシスト

１７　ＦＷ　カールトン・コール（３３）　　　　　６試合２点１アシスト

１８　ＦＷ　チャールズ（２２）　　　　　　　　３７試合９点１２アシスト

プロサッカークラブをつくろう！ EU 1552 イングランド編

さらば、ポール・ホッジス

２０１８年６月

「こんなタイトルの一つも取れないなんて・・・。みんな頑張ってるのは分かってるんだけどさ」

　サポーターによる不満だ。今季、ヨーロピアンリーグで優勝できなかったことに対するものらしい。２連覇したから自然と高望みするようになったのだが、そうなっても、ある程度は仕方が無いだろう。だが、毎年勝てる程、甘い大会ではない。勿論、そのこともどこかで分かっているのであろうが、難しいものである。

　更なる補強では、何度もＡＳイースト・ロンドンにアダムスカの獲得を交渉したが、応じて貰えずに断念することにした。その代わりという訳ではないが、ニューカッスルからジェイミー・ティアニーを獲得。見込み移籍金３４～４８億円のところを移籍金５０億円提示した。それだけでなく、ポール・ホッジスとロス・プレスリーの２選手もトレードで放出したのだ。

　ロビンソンはジェイミー・ティアニーと３年契約を結び、年棒は１億５０００万円で契約。ボランチが本職の選手だが、ＦＷも同等にこなせる。パーカーの後継者として期待が掛かる。

　そして、マンチェスターＦＷルーニーの獲得にも動いた。マンチェスターにはＦＷが７人もいるから獲得しやすいと判断したのだ。見込み移籍金は１８～３０億円とジェイミー・ティアニーより安いが、ルーニーが３２歳と高齢の域に入ろうとしていることもある。ロビンソンは移籍金３５億円を提示したが、マンチェスターに断られた。

（移籍）

　ＭＦ　ポール・ホッジス（３６）　在籍１２年

　　イングランド２部コベントリーから２００６年に獲得。イングランド２部で２年間５０試合全てに出場した。コベントリーでは主将を務めていたこともあり、その経験で主将として試合に出たこともある。ＰＫキッカーを任された時期もあったが、２回に１回の割合でしか決まらず、ＦＫを蹴らせても稀に決まるくらいで不安定だった。１部に昇格してからもレギュラーとして活躍していたが、次々と補強していくクラブの中で徐々に出場機会を減らしていった。

２部リーグ通算　１００試合２１得点２０アシスト

１部リーグ通算　２１４試合１９得点１４アシスト

リーグＭＯＭ２１回、警告８回

国内カップ通算　　２７試合６点１アシスト　ＭＯＭ３回、警告３回

欧州大会通算　　　６０試合５得点３アシスト　ＭＯＭ３回、警告３回

総合通算　　　　４４４試合６１得点４２アシスト　ＭＯＭ３３回、警告１６回

　１２年在籍で警告は何度か貰ったが、１度も退場したことが無かった。

　ＭＦ　ロス・プレスリー（２６）　在籍２年

　　ハイバリーよりフリー入団。多くのポジションをこなせる器用性を買われたが、選手層の厚さでベンチにすら入れないことが多かった。リーグ通算は２試合、欧州通算は１試合だけの出場に終わる。総合通算は１１試合出場。

　２人はニューカッスルに移籍する。

（引退）

　ＤＦ　スティーヴン・ウォーノック（３５）　在籍５年

　　２０１３年、エバートンよりフリー移籍で入団。エバートンでは常にレギュラーで主将としても出場しており、グレートブリテンが１部昇格したばかりの時は好敵手だった。しかし、彼もまた選手層の厚くなったグレートブリテンではベンチに入るのが精一杯で、入団年は僅か６試合の出場。翌シーズンは１０試合に出場するも、２桁出場は、これが最後となる。９試合、６試合と何とか出場する試合もあったが、今季は２試合だけの出場だった。５年間でのリーグ通算は３３試合、国内カップは５試合、欧州大会は７試合で総合通算は６２試合２アシスト。

　一方で、グレン・ジョンソン、ジョン・テリー、バングの３人がイングランド代表に選ばれ、ワールドナショナルカップに出場。

　イングランド代表はグループＤで韓国、チリを２－０と下して連勝。同じグループのフランスと共に決勝トーナメント進出を確定させる。決勝トーナメント１回戦はポルトガルと対戦し、延長の末に２－１で競り勝つ。準々決勝ではブラジルと対戦するも、０－１で敗れた。バングは５試合全てフル出場している。

　こうして、２０１７－２０１８シーズンも終了し、グレートブリテンは４０勝１２分け３敗の成績だった。

　ダレン・ベントはリーグ得点王、そして、３６得点でＰＳＶのグラーフと並んで欧州得点王も獲得。

プロサッカークラブをつくろう！ EU 1551 イングランド編

リーグ４連覇

「敷地を拡大すると、期間はどのくらいかかるかね」

　ロビンソンは敷地拡大工事の打ち合わせをしていた。

「３ヶ月くらいだと思います」

「３ヶ月か。今からだと７月末に終了予定だな。来シーズンが始まる前で丁度良いかもしれん」

　ロビンソンは敷地拡大工事を施工。費用は２５億円かかった。

プレミアディビジョン第３４節

ハイバリー　１－２　グレートブリテン

（得点）　１８分　アンディ・ジョンソン（グレートブリテン）

　　　　　７１分　レジェス（ハイバリー）

　　　　　９０分　スティーヴン・マクマナス（グレートブリテン）

　ＣＫからのループヘッドで同点に追い付かれるが、試合終了間際にＣＫからモーアが頭で落とし、マクマナスがスライディングボレーを決めた。ヨーロピアンリーグの借りを返す。

２０１８年５月

　またも、セールスマンの勧誘を断ったり、コーチに来る男の売り込みを断ったりしていて、ロビンソンは苦笑していた。

プレミアディビジョン第３５節

グレートブリテン　２－１　マンチェスター

（得点）　１４分　アンディ・ジョンソン（グレートブリテン）

　　　　　２６分　スティーヴン・マクマナス（グレートブリテン）

　　　　　８９分　ルーニー（マンチェスター）

（警告）　３６分　ジョージ・マッカートニー（グレートブリテン）

　マンチェスターに勝ち、リーグ４連覇を達成。

　ロビンソンはクラブの更なる強化のため、コーチのクリス・ナッシュ（５９）氏を解任し、スコットランド国籍のリー・スペンサー（３７）氏と２年契約、年棒５７００万円でコーチ契約を結んだ。

プレミアディビジョン第３６節

ヴィラ　１－１　グレートブリテン

（得点）　６２分　アマジグ・ベルハジ（ヴィラ）

　　　　　６９分　オウンゴール（グレートブリテン）

　ショートコーナーからヴィラのＤＦがヘッドでオウンゴール。

プレミアディビジョン第３７節

グレートブリテン　２－１　チェルシー

（得点）　６４分　ジョールズ（グレートブリテン）

　　　　　７１分　レイ・ラッセル（チェルシー）

　　　　　８６分　エドガー（グレートブリテン）

（退場）　６６分　ジョールズ（グレートブリテン）

　かつて１勝を挙げるにも苦労していたチェルシーとの対戦だったが、１人少なくなってからも互角の試合で競り勝つ。チェルシーは６連覇時より戦力が相当落ちていたこともあるだろう。

プレミアディビジョン第３８節

ミドルスブラ　１－０　グレートブリテン

（得点）　１１分　レッカー（ミドルスブラ）

（警告）　　２分　ケルガン（グレートブリテン）

（退場）　　６分　サウスゲイト（ミドルスブラ）

　シュート数では３－１４と５倍近くも上回っていた。８１分には今季引退のスティーヴン・ウォーノックが途中出場で、これが最後の試合となる。最終節で今季リーグ初黒星を喫した。

　リーグは２９勝８分け１敗、８１得点２３失点、勝ち点９５で終了。

プロサッカークラブをつくろう！ EU 1550 イングランド編

選手獲得、難航

プレミアディビジョン第３１節

グレートブリテン　１－１　トットナム

（得点）　３５分　ダレン・ベント（グレートブリテン）

　　　　　９０分　チャーリー・ギル（トットナム）

（警告）　６０分　アラン・トンプソン（トットナム）

　　　　　６４分　デフォー（トットナム）

　１点リードしていたが、試合終了間際にデフォーの右からのクロスをヘッドで決められた。

「ロビンソンさん。只今、戻りました」

　スカウトのスペンサーである。

「おぉ、スペンサー。アダムスカの獲得は、どうだったかな？」

　スペンサーは少し渋った表情で言う。

「ＡＳイースト・ロンドンはアダムスカ選手を放出するつもりはないようです。見込み移籍金３５～５５億に対して、４０億に人的補償としてロート選手を指名して条件を提示したのですが・・・残念です」

「そうか・・・まぁ、簡単ではないのは分かっている。それでも、粘って交渉してくれ」

「分かりました、尽力します」

　スペンサーは、オーナー室を出て、アダムスカ選手の交渉に向かった。

プレミアディビジョン第３２節

バーミンガム　０－４　グレートブリテン

（得点）　２７分　ダレン・ベント（グレートブリテン）

　　　　　３６分　ダレン・ベント（グレートブリテン）

　　　　　５６分　ダレン・ベント（グレートブリテン）

　　　　　７２分　アンディ・ジョンソン（グレートブリテン）

　ダレン・ベントがリーグ通算１００ゴールを含む３得点でハットトリック。

イングランドカップ決勝

グレートブリテン　２－０　バーミンガム

（得点）　６１分　アンディ・ジョンソン（グレートブリテン）

　　　　　８７分　アンディ・ジョンソン（グレートブリテン）

（警告）　１０分　グレン・ジョンソン（グレートブリテン）

　　　　　９０分　ダレン・ベント（グレートブリテン）

（退場）　５０分　レオン・ランキン（バーミンガム）

　バーミンガムに粘られるも、退場者が出てから流れがグレートブリテンに向く。２－０で勝ち、この大会４連覇。

プレミアディビジョン第３３節

グレートブリテン　３－０　エバートン

（得点）　　５分　チャールズ（グレートブリテン）

　　　　　５８分　ダレン・ベント（グレートブリテン）

　　　　　６７分　ダレン・ベント（グレートブリテン）

（警告）　８８分　テオ・トムソン（エバートン）

　雨の中で圧勝。アンディ・ジョンソン、１アシストでリーグ２０得点１０アシストのダブルスコアは今季クラブ３人目。

プロサッカークラブをつくろう！ EU 1549 イングランド編

１０人の候補

プレミアディビジョン第３０節

ウェストハム　１－２　グレートブリテン

（得点）　２７分　モーア（グレートブリテン）

　　　　　４５分　チャールズ（グレートブリテン）

　　　　　７４分　リチャード・ヘンダーソン（ウェストハム）

（警告）　８４分　モーア（グレートブリテン）

　２点を先取するが、１点差に詰め寄られて辛勝。

（最近、アンブローズが走れていない。パーカーやマクマナスも年のせいか、僅かだが動きが鈍くなっている。だからという訳でもないだろうが、失点も少し多い。守備の立て直しが必要かもしれないな）

　ロバソン監督はシーズンが進んだ時のチーム状況を懸念していた。先のヨーロピアンリーグでハイバリーに敗れたこともあってのことだろう。

２０１８年４月

（契約更改）

　ＤＦ　モーア（２６）　５億→６億５０００万（３年）

　　モーアの契約更改が行われ、更にクラブ最高年棒を更新。２位バングの３億７０００万円を大きく突き放した。

　ロバソン監督が懸念していたチーム状況だが、練習を見ても選手の入れ替えくらいしかチームの能力を挙げるしか術が見つからない。そこで、ロバソンはロビンソンにグレートブリテン圏内での選手強化を直訴した。その結果、獲得候補として１０人の選手がピックアップされる。

ＤＦ　リオ・ファーディナンド（２０・マンチェスター）

　センターバックだが、右サイドバックもできる選手。実力はワールドクラスで、彼がいればモーアとのコンビは勿論、長くグレートブリテンの守備は安泰だろう。最も欲しい選手である。

ＤＦ　アンディ・コール（１８・ＡＳイースト・ロンドン）

　左サイドのスペシャリストで左サイドバックが手薄なクラブとしては欲しい選手。しかし、ポリシーが合わない。

ＭＦ　ジェイミー・ティアニー（２４・ニューカッスル）

　ＦＷとボランチを得意とする選手。どの能力も平均以上に高い。

ＭＦ　ガッシュ（２５・ボルトン）

　ＯＭＦしかできないが、それでも欲しい選手だ。チャールズをトップに上げた時にいれば、攻撃力は間違いなくアップするだろう。

ＦＷ　ベラミー（調査不足で不明）

　ウェールズのＦＷ。現グレートブリテン２トップに引けを取らない。

ＤＦ　サウスゲイト（２３・ミドルスブラ）

　この選手がいるからミドルスブラが常にリーグ上位にいると言っても過言ではない。

ＤＦ　アダムスカ（２４・ＡＳイースト・ロンドン）

　イングランド代表にも選ばれるセンターバック。

ＦＷ　ルーニー（３２・マンチェスター）

　ベテランの域に入ったが、ゴール嗅覚は相変わらず高い。

ＭＦ　プロミナー（２６・ＡＣミラン）

　スコットランド代表ＭＦ。この選手がいれば中盤は安泰だ。

ＧＫ　ジャニング（２９・ハイバリー）

　今のグレートブリテンのポリシーに合っている選手だから欲しいが、それ相応の選手。しかも、ＧＫを出すのが望ましく、現状それが難しい。

　ロビンソンは１０人の選手を何度も見比べていた。

「やはり、失点を減らしたい」

「とは言え、ロビンソンさん。彼らは皆、所属クラブの主力を担っている選手です。応じるのは難しいかと思われます」

「分かっているさ、ロベルト。だからこそ、相応の選手をトレードに出す必要があるだろう。よし、彼を獲ろう。早速、スペンサーを彼の元に向かわせてくれ」

　ロビンソンは一体、どの選手を獲ろうとしているのか。

プロサッカークラブをつくろう！ EU 1548 イングランド編

ハイバリーの壁

プレミアディビジョン第２９節

グレートブリテン　２－０　ポーツマス

（得点）　３１分　ダレン・ベント（グレートブリテン）

　　　　　４５分　ダレン・ベント（グレートブリテン）

（警告）　３９分　チャールズ（グレートブリテン）

　　　　　５０分　スチュアート・ジョンソン（ポーツマス）

（契約更改）

　ＤＦ　スティーヴン・マクマナス（３４）　２億２０００万→３億４８００万（２年）

　ヨーロピアンリーグ第２戦の数日前、フィジカルコーチであるロバート・マクファーソン超音波療法でパーカーの肉離れは完治し、ハイバリー戦に間に合った。勿論、ボランチで即スタメン出場する。

ヨーロピアンリーグ１回戦ＡＷＡＹ

　初戦は１－１で引き分けた。この試合で１点でも取らなければグレートブリテンは敗退する。

　ハイバリーは縦パスからアンリにボールが渡るも、モーアがカット。

　チャールズとフィリップ・センデロスが競り合い、センデロスがファウル。蹲るチャールズだが、すぐに立ち上がる。

「なに、大したことは無い」

　ダレン・ベントが苦し紛れにシュートを放つも、ふかしてしまう。

　そして２４分、グレートブリテンはＰＫを与えて失点。先制を許すが、同点に追い付けば状況は互角だ。

　グレートブリテンはダレン・アンブローズが意表を突くシュートを放つが、ジャニングが態勢を崩しながらも弾く。

　それでも、ＣＫでなおもチャンス。ジョージ・マッカートニーがヘッドに行こうとするも、読まれてクリアされた。

　ハイバリーはアンリがミドルシュートを放つも、バングが弾く。ＣＫからのヘッドもバングが防いだ。

　早く同点に追い付きたいグレートブリテンだが、パスをカットされて逆に反撃を受ける。アンリとバングが１対１となり、絶体絶命。これ以上失点はしたくない。バングは体に当てて止めたものの、ＣＫでピンチは続く。ショートコーナーは流れそうになるが、フリーになっていたセンデロスがスライディングボレー。予想外の展開に誰も対応できず、これを決められてしまった。０－２となり、重い失点が圧し掛かる。

　これが効いたのか、ＣＫからヘッドを決められてしまい、０－３となった。

ハイバリー　３－０　グレートブリテン

（得点）　２４分　アンリ（ハイバリー）ＰＫ

　　　　　４５分　フィリップ・センデロス（ハイバリー）

　　　　　５７分　ベルント・ディーリック（ハイバリー）

　グレートブリテンの３連覇は、ここで潰えた。

「完敗だ・・・」

　ロビンソンは、無念さを滲ませながらピッチで項垂れる選手たちを見ていた。

　翌日から来季のヨーロピアンリーグ奪還のため、練習施設を充実させるプランを立てる。まずは、第３練習場にも照明を設置して更なる練習効果を期待。工事費は２億７５００万円だが、今のグレートブリテンとしては安いものだ。　　　

プロサッカークラブをつくろう！ EU 1547 イングランド編

パーカー負傷

２０１８年３月

（スカウト変更）

　世界でそれなりに活躍していると言われるデイヴィット・アーウィン（５４）氏を解任し、世界トップクラスのスカウトであるルーク・スミス（４６）氏と２年契約、年棒２億７１００万円で契約した。

　ある日の練習中、ボランチのパーカーが練習中に肉離れを起こした。ヨーロピアンリーグ決勝トーナメント開幕前に大きな痛手を被るグレートブリテン。３連覇に暗雲が立ち込める。

ヨーロピアンリーグ１回戦ＨＯＭＥ

　リーグ優勝に執念を燃やし、この大会の奪還も目指すハイバリーとイングランド対決。グレートブリテンは中盤の底に負傷のパーカーに代わり、本来センターバックのギャビン・ローガンが入る。ギャビンはグレートブリテン２部昇格時からのメンバーでベテランでボランチもこなせる。今は控えだが、前シーズンのヨーロピアンリーグ決勝にも出場していて経験もある。

　相手のクリアボールをギャビンがカットし、ダレン・ベントにパス。ベントのシュートはＧＫジャニングにパンチングで弾かれる。

　グレートブリテンは中央から右へスルーパスを出し、チャールズがエリア内で倒されてＰＫ。先制のチャンスを得る。

　蹴るのはエドガーだ。ボールを置いて蹴る態勢に入るエドガー。構えるジャニング。

　エドガーの蹴った方向は真ん中上でジャニングの裏をかいた。グレートブリテンが先制する。

　ハイバリーも反撃する。２５分にＦＫで同点のチャンスを得るが、アンリのＦＫは壁に当たる。

　更にハイバリーは中央からフィード。ＧＫバングはこれを抑える。そして、センターバックのバーリンのシュートもバングは抑えた。

　今度は右からフレブが意表を突いたシュートを放つ。裏をかかれそうになるバングだが、正面で体を倒して抑えた。前半は１－０でグレートブリテンが１点リードして折り返す。

　ハイバリーはロングパスからカウンターを狙うが、モーアがカットしてロングフィード。

　グレートブリテンはアンディ・ジョンソンが突破からシュートを放つが、これは枠の上。決定機で外してしまう。

　更にアンディ・ジョンソンはシュートを放つが、ジャニングに弾かれる。こぼれ球をチャールズがシュートするもポストに大きく跳ね返される。

　７６分、ハイバリーはクリアボールからジュリアスがセンタリングを上げた。これを打点の高い所からセスク・ファブレガスにヘッドを決められ、ここで１－１の同点に追い付かれる。

　８４分、グレートブリテンはモーアが大きくボールをエリア内へ。ダレン・ベントとジャニングが競り合うも、ジャニングにキャッチされる。

グレートブリテン　１－１　ハイバリー

（得点）　１７分　エドガー（グレートブリテン）ＰＫ

　　　　　７６分　セスク・ファブレガス（ハイバリー）

　イングランド対決初戦は１－１で引き分ける。

プレミアディビジョン第２８節

　１点リードの１５分、ペナルティエリア内で相手を倒してＰＫを取られる。蹴るのはリバプール主将のマティアスだ。

　マティアスのＰＫは右上にそれて、ピンチを免れる。

モーア（主力は次々と引退。その上、ケルガンまでも失ったリバプールを１人で牽引するのは並大抵ではない。長いシーズンを戦ってきた重責が、ここに来て出たのかもしれない）

リバプール　０－３　グレートブリテン

（得点）　１０分　ダレン・ベント（グレートブリテン）

　　　　　２３分　アンディ・ジョンソン（グレートブリテン）

　　　　　５９分　エドガー（グレートブリテン）

（警告）　８７分　エドガー（グレートブリテン）

　次の１点がグレートブリテンに入り、エドガーのリーグ１０点目で追加点。エドガーのダブルスコアは今季、ダレン・ベントに次いで２人目。

プロサッカークラブをつくろう！ EU 1546 イングランド編

ケルガン初ゴール

２０１８年２月

（契約更改）

　ＤＦ　グレン・ジョンソン（２４）　８１００万→１億２９００万（３年）

　今までなら、ここで移籍金０でフリー選手の獲得に動くところだが、資金が豊富にあり、一流クラブの仲間入りを果たしたグレートブリテンにとっては、その必要は無かった。そもそも、今のグレートブリテンに加わっても戦力となりうるフリーの選手がいなかったのだ。これ以上強くなるなら他のクラブの一流選手を獲るしか方法は無いところまで来ていたのである。

プレミアディビジョン第２４節

　ライバルマッチの対戦成績はグレートブリテンの１５勝４敗と一方的だ。

ＡＳイースト・ロンドン　０－０　グレートブリテン

　互いの意地がぶつかり、スコアレスドロー。

プレミアディビジョン第２５節

グレートブリテン　２－１　フルハム

（得点）　１２分　アンドリュー・タルボット（フルハム）

　　　　　２１分　アンディ・ジョンソン（グレートブリテン）

　　　　　６４分　ジョージ・マッカートニー（グレートブリテン）

　アンディ・ジョンソンはグレートブリテンでリーグ通算１００ゴール目。

プレミアディビジョン第２６節

ブラックバーン　１－１　グレートブリテン

（得点）　　４分　ポール・デイリー（ブラックバーン）

　　　　　３７分　エドガー（グレートブリテン）

　クリアミスから先制を許すが、カウンターからエドガーのゴールで同点に追い付く。後半もチャンスは作るが、ゴールに結び付かずドロー。

プレミアディビジョン第２７節

　ここまで来たが、ケルガンは未だに結果を出せずにいたことに焦りを感じていた。途中出場が多くて限られた時間しかプレイできないこともあるが、短時間でも結果を出すのがプロだと思っているケルガンに、そんなことは関係無かった。だが、暗いトンネルは長くは続かない。

　４点と大量リードの８７分、ケルガンは遂に今季リーグ初ゴールを決めたのだ。喜ぶケルガンと抱き合うエドガー。

グレートブリテン　５－０　チャールトン

（得点）　１１分　ダレン・ベント（グレートブリテン）

　　　　　４１分　アンディ・ジョンソン（グレートブリテン）

　　　　　４９分　アンディ・ジョンソン（グレートブリテン）

　　　　　７７分　ジョージ・マッカートニー（グレートブリテン）

　　　　　８７分　ケルガン（グレートブリテン）

　ケルガンは１ゴール１アシスト。

（これでやっとグレートブリテンの一員になれた気がする）

　ケルガンは胸を撫で下ろしていた。