アメリカクラブカップ準決勝の対戦相手クルゼイロはブラジルでは3番手のクラブだが、クラブランクは41位でマンシャフトよりも格上だ。ドイツ1部リーグだと中位クラスだろう。今度はワシントンスタジアムで試合が行われる。
1トップのタストンのスピードが速くてDFが追い付けない。そこからシュートを打たれて、シェファーが弾いてこぼれたところをシュートで決められ、早くも先制される。マンシャフトもボールを入れるなどしてチャンスを作るが、クルゼイロは守備も固い。
CKのチャンスもDFにクリアされる。
「くそっ、こいつら攻撃だけじゃなくて守備も固いぜ」
だが、クリアボールを主将のイェレミースがロングシュート。これがゴールネットを突き刺して1-1の同点に追い付く。マンシャフトは更に左からトレコフが切り込んでシュート。GKに弾かれてもなお、トレコフはシュートに行こうとするが、DFが早くボールをクリア。
ヴァント(さすがに南米の選手はスピードがある。それを守備でも生かしているところがすごい)
71分、クルゼイロはスピードと個人技を織り交ぜたブラジルサッカーでファビオ・サントスがジャンピングインサイドボレー。これをゴール左に決められて再びリードされる。
85分、マンシャフトはCKからベックが頭で落とし、ヤン・バーデのスライディングボレーで2-2の同点に追い付いた。
しかし、アディショナルタイム。タストンに切り込まれてシュートを打たれると、GKシェファーの横をボールはすり抜ける。シュートはポストに当たって助かったかに見えたが、それをサンドロが逃さず、すかさず押し込み、これが決勝ゴールとなった(この辺がマンシャフトと違うところだと思う)。
アメリカクラブカップ準決勝
マンシャフト 2-3 クルゼイロ
(得点) 5分 マルセレーノ(クルゼイロ)
36分 イェンス・イェレミース(マンシャフト)
71分 ファビアン・サントス(クルゼイロ)
85分 ヤン・バーデ(マンシャフト)
90分 サンドロ(クルゼイロ)
【基本情報】 来場者数 33582人
準決勝で敗退。5つ目のタイトル獲得はならなかった。
そして、更についてないことにラウ選手がレアル・マドリードに移籍した。それだけでなく、ヒルデブランドとオヴォモエラもレバークーゼンに移籍し、フリー獲得候補が一気に3人も減ったのだ。これは嫌がらせだ。
アメリカクラブカップは幕を閉じ、クルゼイロがインディペンディエンテを4-1の大差で下して優勝した。大会ベスト4の賞金1億5000万円を得る。シーズンチケットは3700枚全て売れて2億7676万円の前収入を得た。
【資本金】 71億2332万1900円