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sptakaのブツブツDiary

sptakaさんは、毎日ブツブツ発言しています。

4月24日(月)ラスベガス~グランドキャニオン

2006-04-26 12:22:43 | 旅行
 アメリカとういのは、誰もがぼろ車に乗っていることが有名だった。ヨーロッパも同じ。つい20年前にはハンドルやタイヤがないような車ばかりが走っていた。へこみや傷などは当然。連中は車など下着かふすまか畳と同じだと思っていた。ところが今はどうだ。遂に日本と全く同じように新車ばかりとなった。驚きだ。この間までテレビなど普及していない国だったのに、10年後には全戸にテレビが普及した昭和40年代の日本並みの経済力となっている。クリントン政権以降の経済馬鹿景気がこんな事でも分かる。日本人が全員利息なしの郵便貯金しているように、連中は全員が銀行取引の中で、投資信託でも株式でも年に10%の利回りを得ているということだ。
 同じようにその頃のアメリカの車の速度制限と言うのは世界一の自動車大国でありながら、世界一のろいというのも有名だった。制限は55マイル(90キロ)。日本でさえ100キロの速度制限ということである。車はその速度で十分だという理解だったのか、八百長制限だったのか。それがこの10年で大きく変わっている。高速で75マイル(120キロ)。下の道で65マイル(105キロ)。今時マイル表示とはいったいなんだ。1,6倍するということだ。下道で105キロとは、相互通行にセンターラインが引いてあるだけで、100キロを超える勇気などはない。高速の120キロにしても、一番遅い走行車線でその速度ではしるとは、遂にヨーロッパと同じような飛ばし屋の国となった。逆に日本は世界一ののろい車社会となっている。すべてが好景気の影響か、本音社会に作り変えたということなのだ。八百長をなくした変わりに取り締まりはしっかりしている。街中に入ると、自動オービスのようなものが働いていて、「アナタのスピードは○○キロです」と表示する。何時までもオーバーしているとつかまる。
 それと住宅の建築がなるほど凄い。砂漠の中の砂漠色した建売住宅は、1500万円くらいなのだが、あんなものは誰でも買える。アメリカの不動産市場のリート業界の馬鹿景気もなるほどなのだ。
 ただ何にも変わらないのは、この時期から曜日に関係なく車で好き者は旅行しているし、キャンピングカーもいくらでも走っているし、今日はラスベガスをスタートして、グランドキャニオンノースリムがクローズしていて残念で、大回りでサウスまできて400マイルも走ったが、そんなところの100室のモーテルも夕方には満室になっていた。人間が移動するのは旅行だけで、ネット社会では仕事だとはいっても、なるべくなら移動はしないですませてくる。
 もうひとつ、タバコは相当うるさくなっているというか、世の中から消滅しかかっている。今日も全館禁煙のモーテルだし、同じ全館禁煙レストランもほとんど。タバコ一箱500円だとか、700円になれば、自然に誰も禁煙になる。政府が本気でタバコ締め出しを始めたというのはそういうことで、アメリカでもシガレットと言わずにタバコというのは、日本たばこがアメリカタバコ作っているからだと思われる。10円上げるのにびくびくしている日本の政策などはぬるくてお目出度過ぎる。ありがたいが。それと日本のディスカウントビールのように一缶100円ビールというのはない。何だか高い。
 さてそれと中国人観光客がかなり増えた。田舎で見かけるアジア人は、日本人より中国人の数が多い。韓国人も減った。しかしまだ未開なのは、連中は男同士で観光している。タバコも良く吸う。カップル習慣がアジアに普及するのはまだ時間がかかるが、しかし日本よりも中国が先を越えてしまうのも時間の問題だ。欧米はもう日本には期待をしていない。せめて日本がこれまでどおりの繁栄を期待するならば、これまで以上にアメリカの下請け日本州となるしかない。


4月23日(日)休暇

2006-04-22 04:56:03 | 旅行
 1週間の休暇、休載です。

4月22日(土)カリフォルニアの雨
 LA~ローパイン
 確かに旅行休暇なのですが、PC持って出かけたところ、アメリカのインターネット事情は驚くほど進んでいて、田舎のホテルでもどこでも、すべてランになっているのです。新しいPCは、ラン接続を勝手に見つけ出すから、平気で接続できました。んなわけで、つながった日にはこうして遠くから日記継続できます。
 この日の午後に成田を出発して、朝にLA(ロサンゼルス)に到着。ただの旅行である、よくあるような。
 アメリカのレンタカーはやはり今でも相当安い。フルサイズ注文でポンティアックが用意されていたが、保険などすべて込みでしかも満タン一回サービスなんていうのもついて、1週間で500ドル。初めての旅行者を一人連れているもので、ハリウッドのチャイニーズシアターなんて、おのぼりさんの代表格みたいな観光して、熊のぷーさんも最近歩道に記念が入ったとかでそんなん見てから、町を離れて北上する。ルート14を北へ向かうのは、ヨセミテとかシエラの東側の砂漠行く道で、結局ローパインという田舎で、コンフォート・インというモテルに宿泊。この日走行200マイルほど。
 久しぶりのアメリカではもうほとんどタバコを吸う人はいなくなっていますね。町にいたとしても、自分で携帯灰皿もっていないと生活できないくらいになっている。宿泊のホテルも全館禁煙だし。それにしてもアメリカの連中の運転も相変わらず速い。60マイル程度で安全運転していたのでは、大型トラックしか抜けないわけ。でも道は空いていて、いつもながら悪くないねえ。
 こちらからヨセミテに入る道がどうもまだクローズらしくて、明日はデスバレーの方からネバダ・コロラド方面に出てみようかと急に計画変更。夜半は満天の星空だったのに、明け方になんと雨。時差ぼけで夜中に2回タバコ吸いにフロントから外に出たのだが、夜勤のお姉さん「雨は本当に珍しい」と、雨の中に外に出て雨にあたっているわけで、砂漠の村なんていうのは、本当にこんなものか。だよね、私も過去にロス周辺で雨にあったのは1回だけで、雨は2週間に半日くらいかな。
 しかし時代は変わって、田舎ホテルも全館ランシステムでPCつなげるし、そこから新聞読めてしまうし、過去ちょっとした旅行でも、日本語が懐かしいなんていう感覚はもう味わえないよ。時代が変わったし自分も大人になったということか。
 そだそだ。アメリカへの入国もテロの影響でかなり厳しくなって、入管では、左右の人差し指の指紋を向こうのコンピュータにしっかり取られたよ。それに顔写真もね、メガネはずしてさ。だから日本も同じことやりましょうというか、これからは世界中で人が成人になったときに手足20本のすべての指の指紋とって登録して、んなこともしなくちゃ、テロをやるような奴から守れないという事かもね。アメリカは世界の批判をどう浴びようと、自分のNYがテロにやられたわけだから、厳しい事なんでもやるよね。外野の欧州アジアから文句言われていても、狙われるのはいつもアメリカなわけだから。ブスがチカンの撃退法考えたところで役に立たないわけで、美人はそんなの無視して、自分の意見押し通すと言うわけだ。

4月23日(日)
 ローパイン~ラスベガス
 デスバレー(死の谷)というのは、カリフォルニアにあって公園になっているのだが、そっち方面に行く事に決めた。泊まった村が標高900m。途中の高い峠が1600m。デスバレーというところが標高マイナス50m。到着したラスベガスが700m。車に乗っているだけで縦走しているような気分になるのはいつものこと。高いところでは少しみぞれ。低いところでは砂漠。
 そのままグランドキャニオンの方に向かう事に決めていたのだが、あのにぎやかな町が見えたとたんに吸い寄せられるように昼飯タイムとも重なって、遠くから見えていたのは有名なマンダレー・ベイホテルだと言う事が分かって、その正面に車をつけるか。アメリカは高速道路も巨大ホテルにしても、客は全員車に乗っているわけで、その案内が実に分かりやすくなっているのは日本の比じゃない。というわけで、結局セルフパーキングから入る事になって、中のレストランでやっていたのがブランチ。
 ビール飲んだりしてだらだらしていたら遂に今日はここで敗退する事になってしまって、じゃ、街中散歩で、ニューヨークニューヨークだとか、パリスその他10個くらいのホテル散策することになって、このマンダレー宿泊する事に。ここは町中がディスニーシーみたいなとこでした。
 夜中に一人で遊びに出かけた時に、残っていた奥さんが、内かぎまでしてしまったもんで、私入れなくなって一モメ。車に乗った時に内かぎするようなもので、アレは盗難対策なのであって、安全鍵ではないのです。日本人は必要以上に馬鹿丁寧な事をするために、それがトラブルになることがあり。子どもが中からチェーンロックしてしまったようなもんで、外に出されてしまった親は怒るに怒れず。「日本の常識は世界の非常識」というのはこの事です。まあ、しゃあないか。走行200マイル。


4月18日(火)銀河鉄道の廃線

2006-04-18 13:58:04 | 旅行
 銀河鉄道は、池田から北見まで140キロを4時間もかけて走る北海道で一番寒い鉄道だった。陸別なんていうとことは、冬には平気でマイナス30度になる魅力的な場所で、長野の小海線よりも楽しい列車なのだが、廃線になった。鈴木宗男の足寄なんてとこも、通る。宗男の過去本で、冬の夜半には寝ている布団が寝息で凍り付いて、明け方に寝返りを打ったときに、その凍りついた氷にオデコをぶつけて目が覚めたなんていうのは、多分作り話だと思っていたが、本当らしい。そういう寒いところだ。
その北海道に高速が整備されたのも廃線になった理由で、その高速は宗男の足寄まで新設されてそこで終わっている。あの頃宗男は利権の権化だったのか。
三セク経営といっても、事実上は無能な役所とその天下り役人がやっているだけで、国鉄よりもひどいと思われる。簡単なのは、銀河鉄道をただでもいいから外資のファンドに売りつけてしまえば、どうにか救えたのだろうが、可愛い娘を永久に嫁に出したくないと思って、ついにババアになったのと同じで、親の程度が知れる。
いや、そんな原因追求などはもうどうでもいいのだ。
 明治以降の北海道は、石炭と、屯田兵の開拓村で、つまりその国家事業も事実上倒産しているということになる。新入社員で札幌出身の女性が来たが、祖父の時代の屯田兵で、その前は新潟の高田からの入植だったと彼女は言っていた。そこまでちゃんと我が家の系譜を把握していたのは、まともな方の新入社員でもある。
 かつての繁栄が衰退したのは、カリフォルニアのゴールドラッシュであり、スコーバレーという人工都市であり、ロシアのメテオなんていうスケート場があったところもそうだ。足尾銅山が足尾グランドキャニオンになっているのもしかり。そういう幽霊都市になっているところが好きだというのが、スキーの連中には多い。長野や新潟や静岡の山奥に、廃村になっている幽霊屋敷がたまにあるのだが、こういうのは私は好きだ。
 国家事業の倒産も、北海道の倒産も、責任は事業主だった国家にあるのだが、そんな責任追及よりも、倒産して、荒廃しているという事実が、秋の紅葉も終わってたそがれた風景のようで、好きだ。
 

4月10日(月)甲府べえ(兵衛)のその場しのぎ

2006-04-10 10:18:14 | 旅行
 甲府兵衛というのは、山梨甲府周辺に住んでいる人を馬鹿にした言葉である。誰が馬鹿にしたのかといえば、富士吉田とか山中湖辺りに住んでいる同県人。武田信玄は甲府だけを、俺が俺がと豊かにしただけで、周辺よそ者をないがしろにした。その例えだ。甲府は甲府商人とはいうが、近江商人のように商売は上手じゃない。目先にカモがいると稼げるだけ稼ごうとぼったくるだけで、それが商売だと思い込んでいる、進化していない。何故それができたのかといえば、武田がいる限り睨みつけられて、いじめられても逃げ出せなかったからである。しかし今は武田はいないから、こういう商売している悪徳商人は間もなく客から相手にされなくなる。
 昨日は帰りがけに高根(北杜市)のたかねの湯にいった。その自販機に市内在住300円、別荘居住者450円、市外700円と風呂代が三種類に分けられていた。外人をいつまでたっても外人扱いにする。別荘に住んでいるから市内だろうといっても、甲府兵衛は村八分にしている。
 雪も降らないし、冬は立ち枯れの殺風景な町なのに、八ヶ岳麓の別荘群に住んでいる人は、大いなるお金持ちのお客なのに、田舎者というのは、そういう上客を粗末にする。清里もその愚かな北杜市に入ったが、こんな当て字を命名するくらいだから、甲府兵衛の正体などは知れている。その清里もかつては山中の原宿として大賑わいしたのだが、もう下火になった。シャッターが閉まっているペンション、土産物やが多い。ついに甲府兵衛と付き合うのにも疲れたというわけだ。
 別荘は上下水道その他、ガスでも電気でも、割高になっている。連中はたまにしか来ないから普段の水道代が安い。だけど維持費がかかる。だから契約金基本料金を高くするというこういう屁理屈が最高裁まで争われているようだが、地元が勝ちそうだといわれる。上下水道などは土管を一回埋め込めば50年後に取り替えるまでどこに維持費がかかるのかと思われるが、甲府兵衛はそういう屁理屈を言い出す。商売といっても、子供の屁理屈程度でしかない。八ヶ岳別荘群もかつてはよく売れたのだが、土地暴落と、甲府兵衛の人の悪さで、これもジリ貧になっているらしい。「定年したら田舎に住みましょう」というのは大きな勘違いでおおよそ失敗する。
 そのたかねの湯のオバサンに、南アルプスの風景を聞いてみた。サントリーのワインのCMのように、高根からは南アの北部がとてもよく見える。日本一の景観を我が物顔にしているのに、ブタに真珠で地元は一切分からない。目の前に見える甲斐駒は、阿呆でも分かるように有名だ。その左コルの向こうに、さらに白い山が少し見えるのだが、多分仙丈岳だと思ったのだが「一番高いのは北岳ですよね、だから高い山が北岳ですよ」。こういう体たらくで、昔アホウドリを阿呆といって乱獲したように、目の前に叶美香のヌードがあっても、連中にはブタにしか見えない。
 その左に見える本当の北岳も、その前衛の鳳凰山も連中にとってはどうでもいいらしくて、その程度は北海道の観光商売と同程度で、「山の名前なんか聞いてどうするの」。そんなことより名物の「ほうとう」でも食べたら。いい加減にしてくれ、ほうとうは不味い。甲府兵衛の将来がもう手に取るように分かる。阿呆の田舎者はいつまでたってもそこから抜け出せない。

2月4日(土)混浴のどうして?

2006-02-04 02:43:05 | 旅行
 日帰り温泉で露天風呂は大好きなのだが、混浴というのは、あんまりないね。ところがたまには混浴施設というのがあって、けっこう人気になっている。
 海外の温泉情報見ていると、男女別浴でも海水パンツをはいて温泉に入っているところがあって、これはやっぱりお間抜けで対象外。けれど、温泉によっては、タオルを使うなといってみたり、タオルを使え、もしくは自分で持ってきたタオルはダメで、こちらの有料タオルを使えとかいろいろあって、統一性がない。
 群馬の宝川はぼったくり露天風呂として有名なのだが、ここは混浴だけしかないといってもよくて、とんでも大人気となっている。一人1500円だったかで、二人で3000円。混浴があるのは、宝川は古の「子宝の湯」だとかで、こういうでっち上げが信用されていて、ロケーションにしても、とんでも山奥なのに、チェーン巻いて都会のカップルがかなりきている。ここは、「有料バスタオルを女性は使って混浴に入れ」というのが、お勧め温泉になる。またそれが女性の人気が高い。何度も行くという人はそういないけど、話の種に一回くらいはいくみたい、しかも新婚が。それに熊を飼っていて、その熊は過去にはこの露天に入っていた熊らしく、今はもう入れないけど、100円で餌のリンゴを買うと、熊の口元までそれアーんとあげられるから、これも面白いというわけだ。
 新穂高の深山荘の三段式の露天風呂の最下段は、確か混浴露天だった。どういう風に入るのかは分からないが「タオルは使うな」という感じだったと思う。普通のように、小さいタオルだけもって風呂にいって、湯船に入るときには、それは脇に置けということだ。まあこういうのが、本当の風呂の入り方だとは思うのだが、それは湯船の中にタオルの毛玉が入ってしまうことを嫌うからだね、きっと。けれど、ここはそんなに混んでいない。
 混浴は入りたいけど、湯船の中で他人に体を見られるのは好きじゃないという女性が多くて、意外とそれはダンナや恋人に見られるのも嫌らしくて、なぜなら、暗いベッド以外で裸を見られて、それに耐えられる女性というのは、そう多くないからだと思われる。ということは、見るも耐えない女性が多いわけで、そうなると、何が一番いいかというと、やっぱり宝川システムで、バスタオル巻いて入るのが、適当に隠されて救われるし、体の線だけが少し見えるようで、これがエロチックでもある。ただそんなところに水着といわれると「ここは海じゃないぞ」と違和感は大有り。
 大勢のカップルにバスタオルで入浴されると、風呂掃除もきっと大変でしょ。毛玉が浮いて。でも最近は毛玉などでないタオルもどうせあるはずで、そういうタオルは普通は持っていないから、そこで貸し出すしか方法はないんだけど。
 この宝川システムがもっと安くなれば本当はいいんだけどね。去年の冬にこの宝川に久しぶりに寄ったけど、夕方の早い時間には、ほとんど混浴客ばかりで、同伴喫茶に間違えて入ってしまった自分のようでした。そこまで人気があると、一人では行きづらい、明らかに。それと露天だけの温泉は、風呂の脇で体を洗えないから困るよね。
宝川も新穂高もそれはダメで、長野の馬曲(まぐせ)温泉の露天だけは、風呂脇で体が洗えたね。もちろん男女別浴露天ですが。

12月16日(金)アメリカのホテル

2005-12-16 14:52:53 | 旅行
 ホテルの機能性というのは、車を降りたところから部屋の玄関までの距離が、短いほど優れていると思っている。地下駐車場に車を入れて、高層エレベータを待って部屋にいくホテルは、実は機能性には劣る。荷物を運ぶ自分が思い。ずっと前から好きなのは、アメリカのコテージスタイルのモーテルだ。そうそう日本の安っぽい平屋だけのラブホの造りになっていて、部屋のまん前にクルマを止めて、そのまま玄関に入れる。玄関の前が駐車場っぽい庭になっているということだ。ホテルというのは、平屋作りが、最も土地を贅沢に使えるわけで、使い勝手がいい。旅行者王国の欧米には、そういうモーテルがいくらでもある。
 いつも不思議に思うのは、日本もこれだけ高速網が発達してきたのに、運転手が簡単に泊まれるホテルがどこにもない。途中でインターを降りたらそういうのがあるかというと、それもない。運転手は車の中で寝ろという、こんなとんでも後進国の発想が、どうも理解できないでいる。
 ベストウエスタンなんていう、モーテルチェーンは今でも米国ではナンバーワンのチェーンホテルなのだろうか。日本はパチンコ屋とサラ金の看板が町の中では最も目に付くのだが、米国ではガソリンスタンドとモーテルの看板が一番目につく。そのモーテルという看板のすぐ下に、空きありか、満室かのサインが出ていて、それだけで客を呼べるというのが、簡単で分かりやすく使い勝手がいい。
 いんちき総研という会社は、セブンイレブンやすかいらーくのように、このようなビジネスホテルの構想を打ち出して、やはりそれが当たってホテルバブルを謳歌していた。決してマイカー客が多くない日本では、こういう方法がホテル革命だったのかと思っていたのだが、違法建築だったのは残念である。ビジネスホテルはたしかに便利になっていた。
 旅行のやり方という習慣性は、いくら時代が進んだとしても、以前とまったく変わりがない。欧米のあの簡単な旅行の方法を思い出すと、日本の融通の悪さはいつも気になる。

11月30日(水)ビジネスホテルはブームだったのですが

2005-11-30 06:14:54 | 旅行
 姉歯の影響で、前橋だとか、渋川だとか、掛川だとか、とんでもない地方のビジネスホテルが営業停止に追い込まれています。実はここ数年はビジネスホテルのブームだったんですね。有名なのは、ド派手なオバちゃんが社長やっている富山の方に本社があるホテルとか、ルートイングループ、東横インなど、私よく泊まっていたのです。この数年のビジネスリニューアルというのは、各部屋から無線ランが自由に使えて、パソコンビジネスマンに有利であったこと。朝飯など、コーヒーとパンくらいなら、タダだというホテルもあったこと。
 日本の宿泊事情もゆくゆくは変わると思っていました。ホテル旅館に宿泊するのに、数日前に予約をしろという、こういう宿泊体系は間もなく消滅する。それは宴会旅行だけしか通用しない。今どき山の中の草津温泉の宴会で、刺身なんか食べたくないですよ。どうせ葉っぱのてんぷらでしょ。食い物には飽食していますから。
個人旅行では、夕方になったその時間に「今日の宿泊先を決めるものです」。そういうときに、どこへ観光旅行に行ったとしても、対応できるのはビジネスホテルしか日本にはなかったわけです。
 宿泊もそんなに高くありません。7千円見当ですかね。だけに建物も安く造りたいために、姉歯と関係あったのでしょう。
 最新ビジネスホテルは、一種のベンチャーだったのです。うまくいっていたはずなのに、それは箱根、熱海のホテルが閉鎖に追い込まれるのと反比例して、繁盛していたのです。満員なんてときもあったくらいですから。
 そういう企業からすれば、姉歯は明らかにお邪魔虫でしたね。営業停止に追い込まれています。新穂高温泉に夕方5時に下山してきたときでも「ようこそ、ご宿泊を」と言ってくれる旅館民宿探しているのですが、皆無なのですよ。いまでも。嘆かわしいことに、携帯電話で鏡平の山荘あたりから、「4時間後に下山するけど、宿泊できる?」と、客の方が旅館に気を使っているんですから。観光立国には程遠い。

11月10日(木)松之山温泉

2005-11-10 09:34:38 | 旅行
12月に新潟の松之山温泉に、雪見に行くことになった。ひなびた村で、ちょっと前までは冬に農家の仕事がなくて、屋根裏でわらじを編んで、一足80円だったか、1時間に二足くらいしかできなくて、その屋根裏がその前までは蚕をかっていた蚕だながあるという寂しい村だと、しかも積雪は日本一だとNHKは報じていた。
 ところが松之山は、今では十日町市内になっている。じゃ、「十日町にいく」といえば、そのひなびた温泉のことになるのか。
 電車で行くときには、松代(まつだい)という駅で降りる。ここも松代村だったのだが、やはり十日町市内となっている。町村合併というのは、もうくだらなすぎて、会話にならない。
 ところで同じ松代と書いて(まつしろ)と読ませるところが長野市にあって、ここは松代温泉なのだが、それよりも昭和40年に群発地震があったことが有名だ。新潟と長野に同じ松代がある。そういえば、最近は群発地震とはいわなくなったね。すべて余震という。群発と報じたことで、そこが幽霊も住まなくなる廃墟だというわけで、これは使用禁止用語になってしまったか。
 行政というのは、自分が国家だと思っている節があって、一度絶滅させないと、庶民の文化というものが崩壊すると思われる。松之山も松代も十日町じゃ、つむぎの里はどこになる。行政とは民間の足を引っ張る、お邪魔虫というほかはない。

9月9日(金)JTBの二重料金

2005-09-08 22:02:23 | 旅行
10月に旅行いこうと思いついて、JTB見ると、新聞広告やインターネットから、ネットもしくは電話で申し込みする旅行が「旅物語」。窓口にパンフが用意してあって、受けつけのお姉さんと話して申し込むのが「エースJTB」と少なくとも二種類ある。他にもエース海外とか、プレゼントものとか合計4種類あって、窓口の商品は新聞広告にはないし、新聞にあるのは、窓口にはない。つまり別会社と思っていいのか。
 窓口は多分相当能率がわるい。お姉さんをホステスと勘違いして1時間も独占するものがいる。「オプショナルは申しこまないとその間何しているの?」「海の見えない部屋というのは、北向きになっているということ?」その他。聞かなくてもいいことをわざと聞いて「ここは、キャバクラではありません」と、怒っているお姉さんはいませんが。
 同じようなツアーはあるのだが、よく比べてみると、新聞からネット申し込みが、安い。4万円くらいのツアーだと、5千円くらい安い。ツアーの販売に迅速性があるってこともあるみたい。空きの飛行機を安く仕入れているのか。今申し込んで、来月出かける。店頭は、春から秋まで同じパンフで、ベーシックのリスクなし料金か。
 新聞、テレビがなくなると言っていたホリエモンは、つまり新聞広告の高い料金支払って、JTBが広告出さなくてもいいように、みんなが見るサイトなり、場所があれば、きっと広告はそちらに出るようになる。広告しなくても商品が売れるようになれば、さらに安くなる。新聞に代わる媒体が間もなく出てくると思われる。すでにヤフー、楽天その他いくらでもあるが、さらに巨大化する。